2024年3月10日日曜日

503: Cマニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、上のポイントにおけるタンジェント(接)ベクトルたちスペース(空間)

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Cマニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、上のポイントにおけるタンジェント(接)ベクトルたちスペース(空間)の定義

話題


About: Cマニフォールド(多様体)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、Cマニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、上のポイントにおけるタンジェント(接)ベクトルたちスペース(空間)の定義を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
M: { 全ての C マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)(空かもしれない)付き、たち }
m: M
TmM: ={m における全てのタンジェント(接)ベクトルたち }, { 全ての R ベクトルたちスペース(空間)たち }、下に指定されるオペレーションたちを持って
//

コンディションたち:
rR,vTmM,fCm(M)((rv)f=r(vf))

v1,v2TmM,fCm(M)((v1+v2)f=v1f+v2f)
//


2: 注


TmMは本当にRベクトルたちスペース(空間)であることを見よう。

第1に、当該オペレーションたちはウェルデファインド(妥当に定義された)であることを見よう。

rvは本当にデリベーションであるか?

rRに対して、(rv)(rf)=r(v(rf))=r(rv(f))=(rr)v(f)=(rr)v(f)=r(rv(f))=r((rv)(f))、したがって、rvR-リニア(線形)マップ(写像)である。

(rv)(ff)=r(v(ff))=r(v(f)f+fv(f))=rv(f)f+rfv(f)=(rv)(f)f+f(rv)(f)、したがって、rvはライプニッツルールを満たす。

したがって、rvはデリベーションである。

v1+v2は本当にデリベーションであるか?

rRに対して、(v1+v2)(rf)=v1(rf)+v2(rf)=rv1(f)+rv2(f)=r(v1(f)+v2(f))=r(v1+v2)(f)、したがって、v1+v2R-リニア(線形)マップ(写像)である。

(v1+v2)(ff)=v1(ff)+v2(ff)=v1(f)f+fv1(f)+v2(f)f+fv2(f)=(v1(f)+v2(f))f+f(v1(f)+v2(f))=(v1+v2)(f)f+f(v1+v2)(f)、したがって、v1+v2はライプニッツルールを満たす。

したがって、v1+v2はデリベーションである。

1) 任意の要素たちv1,v2TmMに対して、v1+v2TmM(アディション(加法)の下で閉じていること): それは上で見られた。

2) 任意の要素たちv1,v2TmMに対して、v1+v2=v2+v1(アディション(加法)のコミュータティビティ(可換性): (v1+v2)(f)=v1(f)+v2(f)=v2(f)+v1(f)=(v2+v1)(f)

3) 任意の要素たちv1,v2,v3TmMに対して、(v1+v2)+v3=v1+(v2+v3)(アディション(加法)たちのアソシアティビティ(結合性)): ((v1+v2)+v3)(f)=(v1+v2)(f)+v3(f)=v1(f)+v2(f)+v3(f)=v1(f)+(v2(f)+v3(f))=v1(f)+(v2+v3)(f)=(v1+(v2+v3))(f)

4) 以下を満たすある0要素0V、つまり、任意のvTmMに対して、v+0=v(0ベクトルの存在): 各f0へマップするマップ(写像)0は明らかにデリベーションである、したがって、0TmM、そして、(v+0)(f)=v(f)+0(f)=v(f)+0=v(f)

5) 任意の要素vTmMに対して、以下を満たすあるインバース(逆)要素vTmM、つまり、v+v=0、がある(インバース(逆)ベクトルの存在): 各fv(f)へマップするマップ(写像)vは明らかにデリベーションである、したがって、vTmM、そして、(v+v)(f)=(v+v)(f)=v(f)+v(f)=0=0(f)

6) 任意の要素vTmMおよび任意のスカラーrRに対して、 r.vTmM(スカラーマルチプリケーション(乗法)の下で閉じていること: それは上で見られた。

7) 任意の要素vTmM、任意のスカラーたちr1,r2Rに対して、(r1+r2).v=r1.v+r2.v(スカラーたちアディション(加法)に対するスカラーマルチプリケーション(乗法)ディストリビュータビリティ(分配性)): ((r1+r2).v)(f)=(r1+r2)v(f)=r1v(f)+r2v(f)=(r1v)(f)+(r2v)(f)=(r1.v+r2.v)(f)

8) 任意の要素たちv1,v2TmM、任意のスカラーrRに対して、r.(v1+v2)=r.v1+r.v2(ベクトルたちアディション(加法)に対するスカラーマルチプリケーション(乗法)ディストリビュータビリティ(分配性)): (r.(v1+v2))(f)=r(v1+v2)(f)=r(v1(f)+v2(f))=rv1(f)+rv2(f)=(rv1)(f)+(rv2)(f)=(r.v1+r.v2)(f)

9) 任意の要素vTmM、任意のスカラーたちr1,r2Rに対して、(r1r2).v=r1.(r2.v)(スカラーマルチプリケーション(乗法)たちのアソシアティビティ(結合性)): ((r1r2).v)(f)=(r1r2)v(f)=r1(r2v(f))=r1((r2v)(f))=(r1.(r2.v))(f)

10) 任意の要素vTmMに対して、1.v=v(1マルチプリケーション(乗法)のアイデンティティ(恒等性 )): (1.v)(f)=1v(f)=v(f)

したがって、TmMRベクトルたちスペース(空間)である。


参考資料


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