2024年4月14日日曜日

542: リアル(実)ベクトルたちスペース(空間)上のベースポイントたちのアファインインディペンデント(独立)でないセット(集合)によってスパンされる(張られる)コンベックスセット(集合)は必ずしもベースポイントたちのアファインインディペンデント(独立)なサブセット(部分集合)によってスパンされる(張られる)アファインシンプレックス(単体)ではない

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リアル(実)ベクトルたちスペース(空間)上のベースポイントたちのアファインインディペンデント(独立)でないセット(集合)によってスパンされる(張られる)コンベックスセット(集合)は必ずしもベースポイントたちのアファインインディペンデント(独立)なサブセット(部分集合)によってスパンされる(張られる)アファインシンプレックス(単体)ではないことの記述/証明

話題


About: ベクトルたちスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のリアル(実)ベクトルたちスペース(空間)上のベースポイントたちのアファインインディペンデント(独立)でないセット(集合)によってスパンされる(張られる)コンベックスセット(集合)は必ずしも当該ベースポイントたちのあるアファインインディペンデント(独立)なサブセット(部分集合)によってスパンされる(張られる)アファインシンプレックス(単体)ではないという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\(V\): \(\in \text{ 全てのリアル(実)ベクトルたちスペース(空間)たち }\)
\(\{p_0, ..., p_n\}\): \(\subseteq V\), \(\in \{V\text{ 上のベースポイントたちのアファインインディペンデント(独立)でない全てのセット(集合)たち }\}\)
\(S\): \(= \{\sum_{j = 0 \sim n} t^j p_j \in V \vert t^j \in \mathbb{R}, \sum_{j = 0 \sim n} t^j = 1 \land 0 \le t^j\}\)
//

ステートメントたち:
以下を満たす\(J \subset \{0, ..., n\}\)はないかもしれない
(
\(\{p_j \vert j \in J\} \in \{V\text{ 上のベースポイントたちのアファインインディペンデント(独立)な全てのセット(集合)たち }\}\)
\(\land\)
\(S = \{\sum_{j \in J} t^j p_j \in V \vert t^j \in \mathbb{R}, \sum_{j = 0 \sim n} t^j = 1 \land 0 \le t^j\}\)
)
//


2: 自然言語記述


あるリアル(実)ベクトルたちスペース(空間)\(V\)、ベースポイントたちのアファインインディペンデント(独立)でないあるセット(集合)\(\{p_0, ..., p_n\} \subseteq V\)に対して、当該ベースポイントたちのセット(集合)によってスパンされる(張られる)コンベックスセット(集合)\(S := \{\sum_{j = 0 \sim n} t^j p_j \in V \vert t^j \in \mathbb{R}, \sum_{j = 0 \sim n} t^j = 1 \land 0 \le t^j\}\)は必ずしも当該ベースポイントたちのアファインインディペンデント(独立)なあるサブセット(部分集合)によってスパンされる(張られる)アファインシンプレックス(単体)ではない。


3: 証明


1つの反例で十分である。\(V = \mathbb{R}^2\)、ユークリディアンベクトルたちスペース(空間)としよう。\(\{p_0 = 0, p_1 = e_1, p_2 = e_2, p_3 = e_1 + e_2\} \subseteq V\)、ここで、\(\{e_1, e_2\}\)は\(\mathbb{R}^2\)に対するスタンダードユニット(単位)ベクトルたち、をベースポイントたちのセット(集合)であるとしよう。\(S\)はユニットスクウェア(単位正方形)であるが、当該ベースポイントたちのセット(集合)の任意のアファインインディペンデント(独立)サブセット(部分集合)(例えば、\(\{p_0, p_1, p_2\}\))は当該スクウェア(正方形)をコンベックスセット(集合)としてスパンしない(張らない)(簡潔に言うと、当該スクウェア(正方形)はアファインシンプレックス(単体)でなく、したがって、どんなサブセット(部分集合)を選択しても助けにはならない)。


参考資料


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