シンプリシャルコンプレックスに対して、アンダーライイング(下にある)スペース(空間)上のポイントは、ユニークなシンプレックスのシンプレックスインテリア(内部)上にあることの記述/証明
話題
About: ベクトルたちスペース(空間)
この記事の目次
開始コンテキスト
- 読者は、シンプリシャルコンプレックスの定義を知っている。
- 読者は、アファインシンプレックス(単体)のシンプレックスインテリア(内部)の定義を知っている。
ターゲットコンテキスト
- 読者は、任意のシンプリシャルコンプレックスに対して、アンダーライイング(下にある)スペース(空間)上の任意のポイントは、あるユニークなシンプレックスのシンプレックスインテリア(内部)上にあるという命題の記述および証明を得る。
オリエンテーション
本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。
本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。
本体
1: 構造化された記述
ここに'構造化された記述'のルールたちがある。
エンティティ(実体)たち:
\(V\): \(\in \{\text{ 全てのリアル(実)ベクトルたちスペースたち }\}\)
\(C\): \(\in \{V \text{ 上の全てのシンプリシャルコンプレックスたち }\}\)
\(\vert C \vert\): \(= C \text{ のアンダーライイング(下にある)スペース }\)
\(p\): \(\in \vert C \vert\)
//
ステートメント(言明)たち:
\(\exists ! S \in C (p \in S^\circ)\)、ここで、\(!\)はユニークな存在を表わし、\(\circ\)はシンプレックスインテリア(内部)を表わす
//
2: 自然言語記述
任意のリアル(実)ベクトルたちスペース\(V\)、\(V\)上の任意のシンプリシャルコンプレックス\(C\)、アンダーライイング(下にある)スペース\(\vert C \vert\)、任意のポイント\(p \in \vert C \vert\)に対して、以下を満たすあるユニークなシンプレックス\(S \in C\)、つまり、\(p \in S^\circ\)、がある。
3: 注
任意のバーテックス(頂点)(それは、0シンプレックスである)のシンプレックスインテリア(内部)は、当該バーテックス(頂点)のみからなるセット(集合)である。したがって、"あるユニークなシンプレックスのシンプレックスインテリア(内部)上にある"というのは、バーテックス(頂点)であることを意味するかもしれない。
4: 証明
\(p \in \vert C \vert\)は、ある\([p_0, ..., p_n] \in C\)に対して\(p \in [p_0, ..., p_n]\)であることを含意する(そうしたシンプレックスたちが複数あるかもしれないが、それらの内の任意の1つを取り上げる)。\(p = \sum_{j \in \{0, ..., n\}} t^j p_j\)。\(\sum_{j \in \{0, ..., n\}} t^j = 1\)および\(0 \le t^j\)であるから、サブセット(部分集合)\(J = \{j \in \{0, ..., n\} \vert 0 \lt t^j\} = \{j_0, ..., j_k\} \subseteq\{0, ..., n\}\)がある。\(S := [p_{j_0}, ..., p_{j_k}] \in C\)、そして、\(p \in S^\circ\)。したがって、\(p\)は、少なくとも1つのシンプレックス\(S\)のシンプレックスインテリア(内部)上にある。
\(p\)は、ある\(S' \in C\)のシンプレックスインテリア(内部)上にもあると仮定しよう。
\(p \in S^\circ \cap S'^\circ \subseteq S \cap S'\)。\(S \cap S'\)は\(S\)のフェイスである。しかし、もしも、\(S \cap S'\)が\(S\)のプロパー(真)フェイスであったら、\(p \in S \cap S'\)は\(S\)のシンプレックスインテリア(内部)上にはいないであろう: シンプレックスインテリア(内部)\(S^\circ\)は、\(S\)マイナス全てのプロパー(真)フェイスたちである。したがって、\(S \cap S' = S\)。同様に(対称性により)、\(S \cap S' = S'\) 。したがって、\(S = S'\)。
したがって、\(p\)はユニークなシンプレックス\(S\)のインテリア(内部)上にある。