2025年1月26日日曜日

970: フィールド(体)に対して、もしも、フィールド(体)が1の非1プライムナンバー(素数)乗ルート(根)を持てば、ルート(根)はプリミティブルート(根)である

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フィールド(体)に対して、もしも、フィールド(体)が1の非1プライムナンバー(素数)乗ルート(根)を持てば、ルート(根)はプリミティブルート(根)であることの記述/証明

話題


About: フィールド(体)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のフィールド(体)に対して、もしも、当該フィールド(体)が1のある非1プライムナンバー(素数)乗ルート(根)を持てば、当該ルート(根)は1のプリミティブ当該ナンバー(数)乗ルート(根)であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
F: { 全てのフィールド(体)たち }
p: { 全てのプライムナンバー(素数)たち }
//

ステートメント(言明)たち:
αF{1}(αp=1)

j{1,...,p1}(αj1)
//


2: 注


そういうαはないかもしれない。例えば、F=Rおよびp=3である時、x3=1はただ1つのルート(根)1を持つ、それは、非1ではない。勿論、もしも、F=Cと取れば、α=e2πi/3 または e2πi2/3Fがある。

pN内のプライムナンバー(素数)であり、F内のプライムではない: αFのある要素乗を取るというのは意味をなさない; 当該乗は、αのあるナチュラルナンバー(自然数)回自己積を取るということであり、したがって、当該指数はあるナチュラルナンバー(自然数)である必要がある。

本命題にとって、pはあるプライムナンバー(素数)である必要がある: もしも、F=Qおよびp=4である場合、α=1があり、それは、α1およびαp=1を満たす、しかし、α2=1


3: 証明


全体戦略: ステップ1: αn=1である最小ポジティブ(正)ナチュラルナンバー(自然数)nを取る; ステップ2: n<pであると仮定して、矛盾を見つける。

ステップ1:

αn=1である最小ポジティブ(正)ナチュラルナンバー(自然数)nを取ろう。それは、明らかに存在する、1<npとして。

ステップ2:

n<pであると仮定しよう。

αp=αn

α0、なぜなら、もしも、α=0である場合、αq=01: 任意のフィールド(体)に対して、0の任意のポジティブ(正)ナチュラルナンバー(自然数)乗ルート(根)は0であるという命題によって、矛盾。

したがって、αはあるインバース(逆)α1を持つことになり、αpn=αpαn=αnαn=1。しかし、nはそういう最小のものであると仮定されていた、そして、npn、しかし、npn、なぜなら、そうでなければ、n=pnp=2nを意味することになる、pがプライムナンバー(素数)であることに反する矛盾、したがって、n<pn。しかし、αpn=αnであるから、αp2n=1、そして、n<p2n: np2np=3nでないために。 同様に、n<pjn、任意のポジティブ(正)ナチュラルナンバー(自然数)jに対して。それは、不可能である、なぜなら、pjnはどんどん小さくなるが、nは固定されている。

したがって、n=p

それが意味するのは、j{1,...,p1}(αj1)、それが、"αは1のあるプリミティブp乗ルート(根)"が意味することである。


参考資料


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