2025年1月19日日曜日

958: フィールド(体)ホモモーフィズム(準同形写像)のレンジ(値域)はコドメイン(余域)のサブフィールド(部分体)である

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フィールド(体)ホモモーフィズム(準同形写像)のレンジ(値域)はコドメイン(余域)のサブフィールド(部分体)であることの記述/証明

話題


About: フィールド(体)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のフィールド(体)ホモモーフィズム(準同形写像)のレンジ(値域)はコドメイン(余域)のサブフィールド(部分体)であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
F1: { 全てのフィールド(体)たち }
F2: { 全てのフィールド(体)たち }
f: :F1F2, { 全てのフィールド(体)ホモモーフィズム(準同形写像)たち }
//

ステートメント(命題)たち:
f(F1){ 全てのフィールド(体)たち }
//


2: 証明


全体戦略: ステップ1: f(F1)F2のサブリング(部分リング(環))であることを見る; ステップ2: f(F1)はマルチプリケーション(乗法)の下にコミュータティブ(可換)であることを見る; ステップ3: f(F1)の各要素はインバース(逆)を持つことを見る。

ステップ1:

F1およびF2はリング(環)たちであり、fはリング(環)ホモモーフィズム(準同形写像)である。

任意のリング(環)ホモモーフィズム(準同形写像)のレンジ(値域)はコドメイン(余域)のサブリング(部分リング(環))であるという命題によって、f(F1)F2のサブリング(部分リング(環))である。

ステップ2:

f(F1)はマルチプリケーション(乗法)の下にコミュータティブ(可換)である、なぜなら、当該マルチプリケーション(乗法)は周囲F2(それは、当該マルチプリケーション(乗法)の下にコミュータティブ(可換)である)から継承されている。

ステップ3:

f(F1)の各要素はあるインバース(逆)を持つことを見よう。

f(r1)f(F1)は任意としよう。

f(r11)f(F1)f(r1)のインバース(逆)である: f(r1)f(r11)=f(r1r11)=f(1)=1およびf(r11)f(r1)=f(r11r1)=f(1)=1


参考資料


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