2025年1月19日日曜日

957: リング(環)ホモモーフィズム(準同形写像)のレンジ(値域)はコドメイン(余域)のサブリング(部分リング(環))である

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リング(環)ホモモーフィズム(準同形写像)のレンジ(値域)はコドメイン(余域)のサブリング(部分リング(環))であることの記述/証明

話題


About: リング(環)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のリング(環)ホモモーフィズム(準同形写像)のレンジ(値域)はコドメイン(余域)のサブリング(部分リング(環))であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
R1: { 全てのリング(環)たち }
R2: { 全てのリング(環)たち }
f: :R1R2, { 全てのリング(環)ホモモーフィズム(準同形写像)たち }
//

ステートメント(言明)たち:
f(R1){ 全てのリング(環)たち }
//


2: 証明


全体戦略: ステップ1: f(R1)はアディション(加法)の下にアーベリアングループ(群)であることを見る; ステップ2: see that f(R1)はマルチプリケーション(乗法)の下にモノイドであることを見る; ステップ3: マルチプリケーション(乗法)はアディション(加法)に関してディストリビューティブ(分配的)であることを見る。

ステップ1:

f(R1)はアディション(加法)の下にアーベリアングループ(群)であることを見よう。

R1およびR2はアディション(加法)たちの下にグループ(群)たちであり、fは当該アディティブ(加法)グループ(群)たちに関してグループ(群)ホモモーフィズム(準同形写像)である。

任意のグループ(群)ホモモーフィズム(準同形写像)に対して、当該ホモモーフィズム(準同形写像)のレンジ(値域)はコドメイン(余域)のサブグループ(部分群)であるという命題によって、f(R1)R2のアディティブ(加法)サブグループ(部分群)である。

f(R1)はアディション(加法)の下にアーベリアンである、なぜなら、当該アディション(加法)は周囲R2(それは、アディション(加法)の下にアーベリアンである)から継承されている。

ステップ2:

f(R1)はマルチプリケーション(乗法)の下にモノイドであることを見よう。

f(R1)は当該マルチプリケーション(乗法)の下に閉じている: 各f(r1),f(r1)f(R1)に対して、f(r1)f(r1)=f(r1r1)f(R1)

当該マルチプリケーション(乗法)はアソシアティブ(結合的)である、なぜなら、それは、周囲R2(そのマルチプリケーション(乗法)はアソシアティブ(結合的)である)から継承されている。

f(R1)はアイデンティティ(単位)要素を持つ、なぜなら、f(1)=1f(R1)

ステップ3:

当該マルチプリケーション(乗法)はアディション(加法)に関してディストリビューティブ(分配的)である、なぜなら、それは、周囲R2内でそうである。


参考資料


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