2025年2月9日日曜日

998: ファイナイト(有限)シクリックグループ(循環群)およびそのオーダーのプライムファクター(素数因子)に対して、ファクター(因子)オーダーのシクリックサブグループ(循環部分群)を特定の方法で抽出できる

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ファイナイト(有限)シクリックグループ(循環群)およびそのオーダーのプライムファクター(素数因子)に対して、ファクター(因子)オーダーのシクリックサブグループ(循環部分群)を特定の方法で抽出できることの記述/証明

話題


About: グループ(群)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のファイナイト(有限)シクリックグループ(循環群)および当該グループ(群)のオーダーの任意のプライムファクター(素数因子)に対して、当該ファクター(因子)オーダーのあるシクリックサブグループ(循環部分群)を特定の方法で抽出できるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
p: { 全てのプライムナンバー(素数)たち }
G: { 全てのシクリックグループ(循環群)たち }で、オーダーpnを持つもの、={g,...,gpn=1}
//

ステートメント(言明)たち:
Gp:={gn,g2n,...,gpn}{ 全ての p -オーダーシクリックグループ(循環群)たち }
//


2: 注


コーシーの定理によって、あるp-オーダーサブグループ(部分群)(不可避に、シクリック(循環)、任意のプライムナンバー(素数)-オーダーグループ(群)はシクリック(循環)であり、1を除く各要素は当該グループ(群)をジェネレート(生成)するという命題によって)が抽出できる、Gがシクリック(循環)であることを要求することなく; 本命題の要点は、あるp-オーダーサブグループ(部分群)が特定の方法で抽出できることである、"あるp-オーダーサブグループ(部分群)がどこか知らないところに隠されている"ではなく。

本命題は、Gpが唯一のp-オーダーサブグループ(部分群)であると主張しない、しかし、それは本当に唯一のp-オーダーサブグループ(部分群)である、任意のファイナイト(有限)シクリックグループ(循環群)および当該グループ(群)のオーダーの任意のプライムファクター(素数因子)に対して、最大1つの当該ファクター(因子)オーダーサブグループ(部分群)があるという命題によって。


3: 証明


全体戦略: ステップ1: Gpは本当にp-オーダーサブグループ(部分群)であることを見る。

ステップ1:

Gpがサブグループ(部分群)であることを見よう。

任意のgjn,gknGpに対して、gjngkn=g(j+k)nj+k=mp+l、あるm,lN0l<pを満たすものたちに対して。g(j+k)n=g(mp+l)n=gmpn+ln=gmpngln=(gpn)mgln=1mgln=1gln=gln0<l<pである時、glnGpl=0である時、gln=g0=1=gpnGp。したがって、gjngknGp、いずれにせよ。

gpn=1Gp

gjnGpに対して、g(pj)nGp、そして、gjng(pj)n=gjn+(pj)n=gpn=1; g(pj)ngjn=gjn+(pj)n=gpn=1

Gpは、p-オーダーである、なぜなら、{gn,g2n,...,gpn}は互いに異なる、なぜなら、{g,...,gpn=1}は互いに異なる。


参考資料


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