2025年2月9日日曜日

995: フロベニウスエンドモーフィズム(自己準同形写像)、コミュータティブ(可換)リング(環)でプライム(素数)キャラクタリスティックを持つものに対する

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フロベニウスエンドモーフィズム(自己準同形写像)、コミュータティブ(可換)リング(環)でプライム(素数)キャラクタリスティックを持つものに対する、の定義

話題


About: リング(環)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、フロベニウスエンドモーフィズム(自己準同形写像)、コミュータティブ(可換)リング(環)でプライム(素数)キャラクタリスティックを持つものに対する、の定義を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
R: { 全てのコミュータティブ(可換)リング(環)たち }で、キャラクタリスティックp{ 全てのプライムナンバー(素数)たち }を持つもの
F: :RR,rrp, { 全てのリング(環)エンドモーフィズム(自己準同形写像)たち }
//

コンディションたち:
//


2: 注


Rはコミュータティブ(可換)である必要があり、pはプライム(素数)である必要がある、Fがリング(環)エンドモーフィズム(自己準同形写像)であるために、下で見られるとおり。

Fが本当にリング(環)エンドモーフィズム(自己準同形写像)であることを見よう。

r1,r2Rは任意のものであるとしよう。

F(0)=0p=0

F(r1+r2)=(r1+r2)p=r1p+r2p=F(r1)+F(r2): バイノミアル(2項)定理は任意のコミュータティブ(可換)リング(環)に対して成立する、なぜなら、それは、ディストリビュータビリティ(分配性)とコミュータティビティ(可換性)だけの問題である; したがって、(r1+r2)p=j{0,...,p}pCjr1pjr2j、ここで、pCj=p!/(j!(pj)!); しかし、各j{1,...,p1}に対して、pCjpの倍数である、なぜなら、分母はファクター(因子)としてpを含まない、それは、pがプライムナンバー(素数)であるから、それが含意するのは、pCjr1pjr2j=0: 各rRに対して、pr=p(1r)=1r+...+1r=(1+...+1)r=(p1)r=0r=0および(lp)r=l(pr)=l0=0

F(1)=1p=1

F(r1r2)=(r1r2)p=r1pr2p=F(r1)F(r2)、なぜなら、Rはコミュータティブ(可換)である。


参考資料


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