2025年2月23日日曜日

1014: テンソルのいくつかの引数たちに関するシンメトライゼーション(対称化)

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テンソルのいくつかの引数たちに関するシンメトライゼーション(対称化)の定義

話題


About: ベクトルたちスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、テンソルのいくつかの引数たちに関するシンメトライゼーション(対称化)の定義を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
F: { 全てのフィールド(体)たち }
{V1,...,Vk,W}: { 全ての F ベクトルたちスペース(空間)たち }、ここで、Vj1=...=Vjl:=V、いくつかの{Vj1,...,Vjl}{V1,...,Vk}たちに対して
L(V1,...,Vk:W): = 当該テンソルたちスペース(空間) 
P{j1,...,jl}: =(1,...,k) の、 (j1,...,jl) たちだけを動かす全てのパーミュテーション(並べ替え)たちのグループ(群) 
Sym{j1,...,jl}: :L(V1,...,Vk:W)L(V1,...,Vk:W)
//

コンディションたち:
fL(V1,...,Vk:W),(v1,...,vk)V1×...×Vk(Sym{j1,...,jl}(f)(v1,...,vk)=1/l!σP{j1,...,jl}f(vσ1,...,vσk))
//

{Vj1,...,Vjl}={V1,...,Vk}である時、Sym{j1,...,jl}は単にSymとも記される。


2: 注


Vj1=...=Vjl:=Vが要求されている理由は、そうでなければ、vσjm(それは、{vj1,...,vjl}の中にあった)をjm-番目引数の中へ入れることは意味をなさないだろう。

それはVj1=...=Vjl:=Vを要求するが、別のVjVに等しくてもよい: Vに等しい全てのベクトルたちスペース(空間)たちに関してシンメトライゼーション(対称化)を行なう必要はない。

Sym{j1,...,jl}は本当にL(V1,...,Vk:W)の中へのものであることを見よう。

fL(V1,...,Vk:W)に対して、Sym{j1,...,jl}(f)は明らかに:V1×...×VkFである。

Sym{j1,...,jl}(f)のマルチリニア性を見よう: (v1,...,vk)=(v1,...,rvj+rvj,...,vk)に対して、Sym{j1,...,jl}(f)(...,rvj+rvj,...)=rSym{j1,...,jl}(f)(...,vj,...)+rSym{j1,...,jl}(f)(...,vj,...)

There are 2 cases: 1) j{j1,...,jl}; 2) j{j1,...,jl}. 2つのケースたちがある: 1) j{j1,...,jl}; 2) j{j1,...,jl}

j{j1,...,jl}であるとしよう。

Sym{j1,...,jl}(f)(v1,...,vk)=1/l!σP{j1,...,jl}f(vσ1,...,vσk))=1/l!σP{j1,...,jl}f(vσ1,...,rvj+rvj,...,vσk))、ここで、rvj+rvjはどのσによっても動かされない、=1/l!σP{j1,...,jl}(rf(vσ1,...,vj,...,vσk))+rf(vσ1,...,vj,...,vσk)))=r1/l!σP{j1,...,jl}f(vσ1,...,vj,...,vσk)+r1/l!σP{j1,...,jl}f(vσ1,...,vj,...,vσk)=rSym{j1,...,jl}(f)(...,vj,...)+rSym{j1,...,jl}(f)(...,vj,...)

j{j1,...,jl}であるとしよう。

Sym{j1,...,jl}(f)(v1,...,vk)=1/l!σP{j1,...,jl}f(vσ1,...,vσk))、ここで、vj=rvj+rvjjm-番目引数へvσjmとして動かされる、それが意味するのは、σjm=j=1/l!σP{j1,...,jl}f(vσ1,...,vσjm,...,vσk))=1/l!σP{j1,...,jl}f(vσ1,...,rvj+rvj,...,vσk))=1/l!σP{j1,...,jl}(rf(vσ1,...,vj,...,vσk))+rf(vσ1,...,vj,...,vσk)))、しかし、vjおよびvjvσjmおよびvσjmとして記すことができる、=r1/l!σP{j1,...,jl}f(vσ1,...,vσjm,...,vσk))+r1/l!σP{j1,...,jl}f(vσ1,...,vσjm,...,vσk)))=rSym{j1,...,jl}(f)(...,vj,...)+rSym{j1,...,jl}(f)(...,vj,...)

したがって、はい、Sym{j1,...,jl}(f)は本当にマルチリニアであり、Sym{j1,...,jl}(f)L(V1,...,Vk:W)

Sym{j1,...,jl}(f){j1,...,jl}引数たちに関してシンメトリック(対称)であることをみよう、それが、Sym{j1,...,jl}が"シンメトライゼーション(対称化)"と呼ばれている理由である。

σP{j1,...,jl}は任意のものであるとしよう。見る必要のあることは、Sym{j1,...,jl}(f)(vσ1,...,vσk)=Sym{j1,...,jl}(f)(v1,...,vk)である。

Sym{j1,...,jl}(f)(vσ1,...,vσk)=1/l!σP{j1,...,jl}f(v(σσ)1,...,v(σσ)k))、しかし、任意のグループ(群)に対して、任意の固定された要素による左からまたは右からのマルチプリケーション(積)マップ(写像)はバイジェクション(全単射)であるという命題によって、σσP{j1,...,jl}の各要素を一度だけ訪問する、したがって、=1/l!σσP{j1,...,jl}f(v(σσ)1,...,v(σσ)k))=Sym{j1,...,jl}(f)(v1,...,vk)


参考資料


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