2025年11月16日日曜日

1437: メジャラブルマップ(測定可能写像)のコドメイン(余域)に関するエクスパンション(拡張)はメジャラブル(測定可能)である

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メジャラブルマップ(測定可能写像)のコドメイン(余域)に関するエクスパンション(拡張)はメジャラブル(測定可能)であることの記述/証明

話題


About: メジャラブルスペース(測定可能空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のメジャラブルスペース(測定可能空間)たち間任意のメジャラブルマップ(測定可能写像)のコドメイン(余域)に関する任意のエクスパンション(拡張)はメジャラブル(測定可能)であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\((M_1, A_1)\): \(\in \{\text{ 全てのメジャラブルスペース(測定可能空間)たち }\}\)
\((M''_2, A''_2)\): \(\in \{\text{ 全てのメジャラブルスペース(測定可能空間)たち }\}\)
\((M'_2, A'_2)\): \(\in \{(M''_2, A''_2) \text{ の全てのメジャラブルサブスペース(測定可能部分空間)たち }\}\)
\((M_2, A_2)\): \(\in \{(M'_2, A'_2) \text{ の全てのメジャラブルサブスペース(測定可能部分空間)たち }\}\)
\(f\): \(: M_1 \to M_2\), \(\in \{\text{ 全てのメジャラブルマップ(測定可能写像)たち }\}\)
\(f'\): \(: M_1 \to M'_2, m \mapsto f (m)\)
//

ステートメント(言明)たち:
\(f' \in \{\text{ 全てのメジャラブルマップ(測定可能写像)たち }\}\)
//


2: 注


\((M_2, A_2)\)が\((M'_2, A'_2)\}\)のメジャラブルサブスペース(測定可能部分空間)であるとみなされるか\((M''_2, A''_2)\}\)のメジャラブルサブスペース(測定可能部分空間)であるとみなされるかは問題にならない、なぜなら、それらは同一である、メジャラブルサブスペース(測定可能部分空間)たちの任意のネストにおいて、任意のメジャラブルスペース(測定可能空間)の任意のサブセット(部分集合)のメジャラブル(測定可能)性は、当該スペース(空間)がどのスーパースペース(包含空間)のサブスペース(部分空間)であるとみなされるかに依存しないという命題によって。

勿論、\((M'_2, A'_2)\)は\((M''_2, A''_2)\)であるよう取ることができる、したがって、コドメイン(余域)は、当該マップ(写像)をメジャラブル(測定可能)であるようにしたまま\(M''_2\)に拡張することができる。


3: 証明


全体戦略: ステップ1: 任意の\(a' \in A'\)を取り、\(f'^{-1} (a') = f^{-1} (a' \cap M_2)\)であることを見る。

ステップ1:

\(a' \in A'\)を任意のものとする。

\(f'^{-1} (a') = f^{-1} (a' \cap M_2)\)であることを見よう。

各\(p \in f'^{-1} (a')\)に対して、\(f' (p) \in a'\)、しかし、\(f' (p) = f (p) \in M_2\)、したがって、\(f (p) \in a' \cap M_2\)、したがって、\(p \in f^{-1} (a' \cap M_2)\)。

各\(p \in f^{-1} (a' \cap M_2)\)に対して、\(f (p) \in a' \cap M_2 \subseteq a'\)、しかし、\(f (p) = f' (p)\)、したがって、\(p \in f'^{-1} (a')\)。

\(a' \cap M_2 \in A_2\)および\(f\)はメジャラブル(測定可能)であるから、\(f^{-1} (a' \cap M_2) \in A_1\)。

したがって、\(f'\)はメジャラブル(測定可能)である。


参考資料


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