メトリックスペース(計量付き空間)でインデュースト(誘導された)トポロジーを持つものに対して、バウンデッドサブセット(有界部分集合)のクロージャー(閉包)はバウンデッド(有界)で同一ディアミター(直径)を持つことの記述/証明
話題
About: メトリックスペース(計量付き空間)
About: トポロジカルスペース(空間)
この記事の目次
開始コンテキスト
- 読者は、メトリック(計量)によってインデュースト(誘導された)トポロジーの定義を知っている。
- 読者は、メトリックスペース(計量付き空間)のバウンデッドサブセット(有界部分集合)の定義を知っている。
- 読者は、任意のサブセット(部分集合)のクロージャー(閉包)はサブセット(部分集合)とサブセット(部分集合)のアキューミュレーションポイント(集積点)たちセット(集合)のユニオン(和集合)であるという命題を認めている。
- 読者は、任意のパーシャリーオーダードセット(半順序集合)、任意のサブセット(部分集合)、当該サブセット(部分集合)の任意のサブセット(部分集合)に対して、もしも、当該サブセット(部分集合)のインフィマム(下限)および当該サブセット(部分集合)のサブセット(部分集合)のインフィマム(下限)が存在する場合、当該サブセット(部分集合)のインフィマム(下限)は当該サブセット(部分集合)のサブセット(部分集合)のインフィマム(下限)に等しいかそれより小さく、もしも、当該サブセット(部分集合)のサプリマム(上限)および当該サブセット(部分集合)のサブセット(部分集合)のサプリマム(上限)が存在する場合、当該サブセット(部分集合)のサプリマム(上限)は当該サブセット(部分集合)のサブセット(部分集合)のサプリマム(上限)に等しいかそれより大きいという命題を認めている。
ターゲットコンテキスト
- 読者は、任意のメトリックスペース(計量付き空間)でインデュースト(誘導された)トポロジーを持つものに対して、任意のバウンデッドサブセット(有界部分集合)のクロージャー(閉包)はバウンデッド(有界)で同一ディアミター(直径)を持つという命題の記述および証明を得る。
オリエンテーション
本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。
本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。
本体
1: 構造化された記述
ここに'構造化された記述'のルールたちがある。
エンティティ(実体)たち:
\(M\): \(\in \{\text{ 全てのメトリックスペース(計量付き空間)たち }\}\)で、インデュースト(誘導された)トポロジーを持つもの
\(S\): \(\in \{M \text{ の全てのバウンデッドサブセット(有界部分集合)たち }\}\)で、ディアミター(直径)\(D\)を持つもの
//
ステートメント(言明)たち:
\(\overline{S} \in \{M \text{ の全てのバウンデッドサブセット(有界部分集合)たち }\}\)で、ディアミター(直径)\(D\)を持つもの
//
2: 証明
全体戦略: ステップ1: 任意の\(s_1, s_2 \in \overline{S}\)を取り、\(dist (s_1, s_2) \lt D + 2 \epsilon\)であることを見る; ステップ2: \(\overline{S}\)のディアミター(直径)は\(D\)であることを見る。
ステップ1:
\(s_1, s_2 \in \overline{S}\)を任意のものとしよう。
\(s_j\)は、\(S\)内にあるか\(S\)のあるアキュームレーションポイント(集積点)である、任意のサブセット(部分集合)のクロージャー(閉包)はサブセット(部分集合)とサブセット(部分集合)のアキューミュレーションポイント(集積点)たちセット(集合)のユニオン(和集合)であるという命題によって。
\(\epsilon \in \mathbb{R}\)を、\(0 \lt \epsilon\)を満たす任意のものとしよう。
\(s_j \in S\)である時、\(s'_j := s_j\)としよう。
そうでない場合、ある\(s'_j \in B_{s_j, \epsilon} \cap S\)がある、なぜなら、\(s_j\)はあるアキュームレーションポイント(集積点)である。
したがって、いずれにせよ、\(s'_j \in S\)。
\(dist (s_1, s_2) \le dist (s_1, s'_1) + dist (s'_1 , s'_2) + dist (s'_2, s_2) \lt \epsilon + D + \epsilon = D + 2 \epsilon\)。
\(\epsilon\)は\(s_1, s_2\)から独立に選ばれているので、\(\overline{S}\)に対して、\(r' := D + 2 \epsilon\)でよい、したがって、\(\overline{S}\)はバウンデッド(有界)である。
ステップ2:
\(\overline{S}\)のディアミター(直径)は\(D\)であることを見よう。
\(\overline{S}\)のディアミター(直径)を\(D'\)としよう。
\(D = Inf (\{r \in \mathbb{R} \vert \forall s_1, s_2 \in S (dist (s_1, s_2) \lt r)\})\)。
\(D' = Inf (\{r' \in \mathbb{R} \vert \forall s_1, s_2 \in \overline{S} (dist (s_1, s_2) \lt r')\})\)。
\(D\)に対する各\(r\)に対して、\(D' \le r\)、なぜなら、もしも、\(r \lt D'\)であったら、以下を満たすあるポジティブ(正)\(\epsilon\)、つまり、\(r + 2 \epsilon \lt D'\)、があることになる、しかし、\(r + 2 \epsilon\)はある\(r'\)であることになる、なぜなら、\(D \le r\)および\(D + 2 \epsilon \le r + 2 \epsilon\)、したがって、\(r' \lt D'\)、\(D'\)がインフィマム(下限)であったことに反する矛盾。
それが意味するのは、\(D'\)は\(\{r \in \mathbb{R} \vert \forall s_1, s_2 \in S (dist (s_1, s_2) \lt r)\}\)のあるローワーバウンド(下限)であること、したがって、\(D' \le D\)、なぜなら、\(D\)はそうしたローワーバウンド(下限)たちのマキシマム(最大値)である。
\(\{r' \in \mathbb{R} \vert \forall s_1, s_2 \in \overline{S} (dist (s_1, s_2) \lt r')\} \subseteq \{r \in \mathbb{R} \vert \forall s_1, s_2 \in S (dist (s_1, s_2) \lt r)\}\)、なぜなら、\(\overline{S}\)に対する\(dist (s_1, s_2) \lt r'\)は\(S\)に対する\(dist (s_1, s_2) \lt r'\)を含意する、なぜなら、\(S \subseteq \overline{S}\)。
したがって、\(D \le D'\)、任意のパーシャリーオーダードセット(半順序集合)、任意のサブセット(部分集合)、当該サブセット(部分集合)の任意のサブセット(部分集合)に対して、もしも、当該サブセット(部分集合)のインフィマム(下限)および当該サブセット(部分集合)のサブセット(部分集合)のインフィマム(下限)が存在する場合、当該サブセット(部分集合)のインフィマム(下限)は当該サブセット(部分集合)のサブセット(部分集合)のインフィマム(下限)に等しいかそれより小さく、もしも、当該サブセット(部分集合)のサプリマム(上限)および当該サブセット(部分集合)のサブセット(部分集合)のサプリマム(上限)が存在する場合、当該サブセット(部分集合)のサプリマム(上限)は当該サブセット(部分集合)のサブセット(部分集合)のサプリマム(上限)に等しいかそれより大きいという命題によって。
したがって、\(D' = D\)。