2024年4月28日日曜日

562: アファインマップ(写像)たちのコンポジション(合成)はアファインマップ(写像)である

<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>

アファインマップ(写像)たちのコンポジション(合成)はアファインマップ(写像)であることの記述/証明

話題


About: ベクトルたちスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のリアル(実)ベクトルたちスペース(空間)たち上のベースポイントたちの任意のアファインインディペンデント(独立)でないかもしれないセット(集合)によってスパンされる(張られる)任意のアファインまたはコンベックスセット(集合)たちからの任意のアファインマップ(写像)たちのコンポジション(合成)はアファインマップ(写像)であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\(V_1\): \(\in \{\text{ 全てのリアル(実)ベクトルたちスペース(空間)たち }\}\)
\(V_2\): \(\in \{\text{ 全てのリアル(実)ベクトルたちスペース(空間)たち }\}\)
\(V_3\): \(\in \{\text{ 全てのリアル(実)ベクトルたちスペース(空間)たち }\}\)
\(S_1\): \(\in \{V_1\text{ 上のベースポイントたちの任意のアファインインディペンデント(独立)かもしれないセット(集合)によってスパンされる(張られる)全てのアファインまたはコンベックスセット(集合)たち }\}\), \(\subseteq V_1\)
\(S_2\): \(\in \{V_2\text{ 上のベースポイントたちの任意のアファインインディペンデント(独立)かもしれないセット(集合)によってスパンされる(張られる)全てのアファインまたはコンベックスセット(集合)たち }\}\), \(\subseteq V_2\)
\(f_1\): \(S_1 \to V_2\), \(\in \{\text{ 全てのアファインマップ(写像)たち }\}\)で、\(f_1 (S_1) \subseteq S_2\)を満たすもの
\(f_2\): \(S_2 \to V_3\), \(\in \{\text{ 全てのアファインマップ(写像)たち }\}\)
//

ステートメント(言明)たち:
\(f_2 \circ f_1: S_1 \to V_3 \in \{\text{ 全てのアファインマップ(写像)たち }\}\)。
//


2: 自然言語記述


任意のリアル(実)ベクトルたちスペース(空間)たち\(V_1, V_2, V_3\)、\(V_1\)上のベースポイントたちの任意のアファインインディペンデント(独立)でないかもしれないセット(集合)によってスパンされる(張られる)アファインまたはコンベックスセット(集合)\(S_1 \subseteq V_1\)、\(V_2\)上のベースポイントたちの任意のアファインインディペンデント(独立)でないかもしれないセット(集合)によってスパンされる(張られる)アファインまたはコンベックスセット(集合)\(S_2 \subseteq V_2\)、以下を満たす任意のアファインマップ(写像)\(f_1: S_1 \to V_2\)、つまり、\(f_1 (S_1) \subseteq S_2\)、任意のアファインマップ(写像)\(f_2: S_2 \to V_3\)に対して、\(f_2 \circ f_1: S_1 \to V_3\)はアファインマップ(写像)である。


3: 証明


\(b'_0, b'_1, ..., b'_k \in V_1\)を、\(V_1\)上のベースポイントたちのアファインインディペンデント(独立)サブセット(部分集合)で、それでもって\(f_1\)が定義されているものであるとしよう。

\(\sum_{j = 0 \sim k} t'^j b'_j \in S_1\)を任意のポイントであるとしよう。\(f_2 \circ f_1\)は、\(\sum_{j = 0 \sim k} t'^j b'_j \mapsto f_1 (\sum_{j = 0 \sim k} t'^j b'_j) = \sum_{j = 0 \sim k} t'^j f_1 (b'_j) \mapsto f_2 (\sum_{j = 0 \sim k} t'^j f_1 (b'_j)) = \sum_{j = 0 \sim k} t'^j f_2 \circ f_1 (b'_j)\)、なぜなら、\(f_2\)はリニア(線形)である、任意のリアル(実)ベクトルたちスペース(空間)上のベースポイントたちの任意のアファインインディペンデント(独立)でないかもしれないセット(集合)によってスパンされる(張られる)アファインまたはコンベックスセット(集合)からの任意のアファインマップ(写像)はリニア(線形)であるという命題によって。それは、\(f_2 \circ f_1\)がアファインマップ(写像)であることを正に示している、アファインマップ(写像)の定義にしたがって。


4: 注


\(S_1\)または\(S_2\)がコンベックス(アファイン)セット(集合)である時も、それからの任意のアファインマップ(写像)は当該ベースポイントたちのセット(集合)によってスパンされる(張られる)アファインセット(集合)からのあるアファインマップ(写像)のドメイン(定義域)リストリクション(制限)として定義されているので、上記ロジックは何らの修正もなく成立する: \(\sum_{j = 0 \sim k} t'^j b'_j\)は条件たち\(0 \le t'^j\)を満たさないが、アファインマップ(写像)はその表現に基づいて定義されている。


参考資料


<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>