2024年6月30日日曜日

656: リング(環)、ファイナイト(有限)数アイディアル(イデアル)たちに対して、アイディアル(イデアル)たちのサム(合計)はアイディアル(イデアル)である

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リング(環)、ファイナイト(有限)数アイディアル(イデアル)たちに対して、アイディアル(イデアル)たちのサム(合計)はアイディアル(イデアル)であることの記述/証明

話題


About: リング(環)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のリング(環)、任意のファイナイト(有限)数アイディアル(イデアル)たちに対して、当該アイディアル(イデアル)たちのサム(合計)はアイディアル(イデアル)であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
R: { 全てのリング(環)たち }
{Il,1,...,Il,n}: {R の全てのレフトアイディアル(左イデアル)たち }
{Ir,1,...,Ir,n}: {R の全てのライトアイディアル(右イデアル)たち }
{Ib,1,...,Ib,n}: {R の全てのボースサイデッドアイディアル(両側イデアル)たち }
//

ステートメント(言明)たち:
Il,1+...+Il,n{R の全てのレフトアイディアル(左イデアル)たち }

Ir,1+...+Ir,n{R の全てのライトアイディアル(右イデアル)たち }

Ib,1+...+Ib,n{R の全てのボースサイデッドアイディアル(両側イデアル)たち }.
//


2: 自然言語記述


任意のリング(環)RRの任意のレフトアイディアル(左イデアル)たちIl,1,...,Il,nRの任意のライトアイディアル(右イデアル)たちIr,1,...,Ir,nRの任意のボースサイデッドアイディアル(両側イデアル)たちIb,1,...,Ib,nに対して、Il,1+...+Il,nは、Rのレフトアイディアル(左イデアル)である、Ir,1+...+Ir,nは、Rのライトアイディアル(右イデアル)である、Ib,1+...+Ib,nは、Rのボースサイデッドアイディアル(両側イデアル)である。


3: 証明


Il,1+...+Il,nは、アディティブ(加法的)サブグループ(部分群)である、任意のグループに対して、任意のファイナイト(有限)数ノーマルサブグループたちのプロダクトはコミュータティブ(可換)であり、ノーマルサブグループであるという命題によって: Rはアディション(加法)に関してアーベリアングループ(群)である; Il,jRのノーマルサブグループ(正規部分群)である、なぜなら、任意のアーベリアングループ(群)の任意のサブグループ(部分群)はノーマルサブグループ(正規部分群)である; Il,1+...+Il,nは、実のところ、その命題で言及されているプロダクトである(その記法は"+"を使っているが、それは、マルチプリケーション(乗法)表記でのIl,1...Il,nである)。

R(Il,1+...+Il,n)=Il,1+...+Il,n

R(Il,1+...+Il,n)=RIl,1+...+RIl,nであることを見よう。各pR(Il,1+...+Il,n)に対して、p=r(p1+...+pn)=rp1+...+rpnRIl,1+...+RIl,n。各pRIl,1+...+RIl,nに対して、p=r1p1+...+rnpn、しかし、RIl,j=Iljであるから、rjpj=pj=1pj、したがって、p=r1p1+...+rnpn=1p1+...+1pn=1(p1+...+pn)R(Il,1+...+Il,n)

したがって、R(Il,1+...+Il,n)=RIl,1+...+RIl,n=Il,1+...+Il,n

したがって、Il,1+...+Il,nは、Rのレフトアイディアル(左イデアル)である。 

Ir,1+...+Ir,nは、アディティブ(加法的)サブグループ(部分群)である、任意のグループに対して、任意のファイナイト(有限)数ノーマルサブグループたちのプロダクトはコミュータティブ(可換)であり、ノーマルサブグループであるという命題によって。

(Ir,1+...+Ir,n)R=Ir,1+...+Ir,n

(Ir,1+...+Ir,n)R=Ir,1R+...+Ir,nRであることを見よう。各p(Ir,1+...+Ir,n)Rに対して、p=(p1+...+pn)r=p1r+...+pnrIr,1R+...+Ir,nR。各pIr,1R+...+Ir,nRに対して、p=p1r1+...+pnrn、しかし、Ir,jR=Irjであるから、pjrj=pj=pj1、したがって、p=p1r1+...+pnrn=p11+...+pn1=(p1+...+pn)1(Ir,1+...+Ir,n)R

したがって、(Ir,1+...+Ir,n)R=Ir,1R+...+Ir,nR=Ir,1+...+Ir,n

したがって、Ir,1+...+Ir,nは、Rのライトアイディアル(右イデアル)である。

Ib,jはレフトアイディアル(左イデアル)であるので、Ib,1+...+Ib,nは上記議論によってレフトアイディアル(左イデアル)である。したがって、Ib,1+...+Ib,nRのアディティブ(加法的)サブグループ(部分群)であり、R(Ib,1+...+Ib,n)=Ib,1+...+Ib,n

Ib,jはライトアイディアル(右イデアル)であるので、Ib,1+...+Ib,nは上記議論によってライトアイディアル(右イデアル)である。したがって、(Ib,1+...+Ib,n)R=Ib,1+...+Ib,n

したがって、Ib,1+...+Ib,nは、Rはボースサイデッドアイディアル(両側イデアル)である。


参考資料


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