2024年7月28日日曜日

705: ユークリディアンCマニフォールド(多様体)に対して、オープンボール(開球)はスペース(空間)全体へディフェオモーフィックである

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ユークリディアンCマニフォールド(多様体)に対して、オープンボール(開球)はスペース(空間)全体へディフェオモーフィックであることの記述/証明

話題


About: Cマニフォールド(多様体)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のユークリディアンCマニフォールド(多様体)に対して、任意のオープンボール(開球)はスペース(空間)全体へディフェオモーフィックであるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
Rd: = 当該ユークリディアン C マニフォールド(多様体) 
Bp,ϵ: =p の周りの Rd 上のオープンボール(開球) 
f: :Bp,ϵRd,p(pp)/ϵ2pp2
//

ステートメント(言明)たち:
Bp,ϵfRd、ここで、fは、fによってディフェオモーフィックであることを表わす
//


2: 自然言語記述


当該ユークリディアンCマニフォールド(多様体)Rdに対して、任意のpRdの周りの任意のオープンボール(開球)Bp,ϵRdRdへディフェオモーフィックである、f:Bp,ϵRd,p(pp)/ϵ2pp2によって。


3: 証明


全体戦略: ステップ1: fはバイジェクティブ(全単射)であることを見る; ステップ: fのインバース(逆)を得る; Step 3: fCであることを見る; ステップ4: f1Cであることを見る。

fはウェルデファインド(妥当に定義された)である、なぜなら、Bp,ϵ上で0<ϵ2pp2

ステップ1:

fはインジェクティブ(単射)であることを見よう。

p,pBp,ϵは、ppである任意のものたちであるとしよう。

2つのケースたちがある: ケース1: pppp; ケース2: pp=pp

ケース1のことを考えよう。

(pp)/ϵ2pp22=(pp)2/(ϵ2pp2)=1/(ϵ2/pp21)。同様に、(pp)/ϵ2pp22=1/(ϵ2/pp21)。明らかに、1/(ϵ2/pp21)1/(ϵ2/pp21)、それが意味するのは、f(p)2f(p)2、それが含意するのは、f(p)f(p)

ケース2のことを考えよう。

ppppの方向たちは異なる。したがって、f(p)f(p)の方向たちは異なる。したがって、f(p)f(p)

したがって、fはインジェクティブ(単射)である。

fはサージェクティブ(全射)であることを見よう。

pRdは任意のものであるとしよう。あるpBp,ϵで、f(p)=pを満たすものがあることを見よう。

p:=(p/1+p2)ϵ+pであるとしょう。f(p)=(p/1+p2)ϵ/ϵ2(p/1+p2)ϵ2=p/1+p2ϵ/ϵ2(p2/(1+p2))ϵ2=p/1+p2ϵ/(ϵ2+ϵ2p2ϵ2p2)/(1+p2)=p/1+p2ϵ/ϵ2/(1+p2)=p

ステップ2:

ステップ1によって、f1:p(p/1+p2)ϵ+p

ステップ3:

fCであることを見よう。

ppは明らかにCである。

ϵ2pp2は明らかにCである。

g:xxR/{0}上でCである、なぜなら、dg/dx=1/2x1/2d2g/dx2=1/2(1/2)x3/2、...、x0であるところ。

したがって、コンポジション(合成)ϵ2pp2Cである。

したがって、fCである、d1ディメンショナル(次元)ユークリディアンCマニフォールド(多様体)の任意のオープンサブセット(開部分集合)に対して、d2ディメンショナル(次元)ユークリディアンCマニフォールド(多様体)の中への任意のCマップ(写像)を、1ディメンショナル(次元)ユークリディアンCマニフォールド(多様体)の中への任意のゼロにならないCマップ(写像)で割ったものは、Cであるという命題によって。

ステップ4:

f1Cであることを見よう。

pϵは明らかにCである。

1+p2は明らかにCである。

g:xxR/{0}上でCである、前と同様に。

したがって、コンポジション(合成)1+p2Cである。

p/1+p2ϵCである、d1ディメンショナル(次元)ユークリディアンCマニフォールド(多様体)の任意のオープンサブセット(開部分集合)に対して、d2ディメンショナル(次元)ユークリディアンCマニフォールド(多様体)の中への任意のCマップ(写像)を、1ディメンショナル(次元)ユークリディアンCマニフォールド(多様体)の中への任意のゼロにならないCマップ(写像)で割ったものは、Cであるという命題によって。

f1は明らかにCである。


参考資料


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