2024年7月28日日曜日

697: グループ(群)に対して、要素によるコンジュゲーションは'グループ(群)たち - ホモモーフィズム(準同形写像)たち'アイソモーフィズム(同形写像)である

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グループ(群)に対して、要素によるコンジュゲーションは'グループ(群)たち - ホモモーフィズム(準同形写像)たち'アイソモーフィズム(同形写像)であることの記述/証明

話題


About: グループ(群)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のグループ(群)に対して、任意の要素によるコンジュゲーションは'グループ(群)たち - ホモモーフィズム(準同形写像)たち'アイソモーフィズム(同形写像)であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
G: { 全てのグループ(群)たち }
p: G
fp: =G に対する p によるコンジュゲーション 
//

ステートメント(言明)たち:
fp{ 'グループ(群)たち - ホモモーフィズム(準同形写像)たち'アイソモーフィズム(同形写像)たち }
//


2: 自然言語記述


任意のグループ(群)G、任意の要素pGGに対するpによるコンジュゲーションfpに対して、fpは'グループ(群)たち - ホモモーフィズム(準同形写像)たち'アイソモーフィズム(同形写像)である。


3: 証明


全体戦略: ステップ1: fpはグループ(群)ホモモーフィズム(準同形写像)であることを見る; ステップ2: fpはバイジェクティブ(全単射)であることを見る; ステップ3: fpは'グループ(群)たち - ホモモーフィズム(準同形写像)たち'アイソモーフィズム(同形写像)であることを結論する。

ステップ1:

fpはグループ(群)ホモモーフィズム(準同形写像)であることを見よう。

p1,p2Gに対して、fp(p1p2)=f(p1)f(p2)

fp(p1p2)=pp1p2p1=pp1p1pp2p1=fp(p1)fp(p2)

fpはグループ(群)ホモモーフィズム(準同形写像)である、任意のグループ(群)たち間の任意のマップ(写像)で任意の2要素たちのプロダクト(積)を当該要素たちのイメージ(像)たちのプロダクト(積)へマップするものはグループ(群) ホモモーフィズム(準同形写像)であるという命題によって。

ステップ2:

fpはバイジェクティブ(全単射)であることを見よう。

p1,p2Gは、p1p2である任意のものとしよう。fp(p1)=fp(p2)であると仮定しよう。pp1p1=pp2p1p1=p1pp1p1p=p1pp2p1p=p2、矛盾。したがって、fp(p1)fp(p2)。したがって、fpはインジェクティブ(単射)である。

p2Gを任意のものとしよう。p1=p1p2pGとしよう。fp(p1)=fp(p1p2p)=pp1p2pp1=p2。したがって、fpはサージェクティブ(全射)である。

したがって、fpは倍ジェクティブ(全単射)である。

ステップ3:

fpは'グループ(群)たち - ホモモーフィズム(準同形写像)たち'アイソモーフィズム(同形写像)である、任意のバイジェクティブ(全単射)グループ(群)ホモモーフィズム(準同形写像)は'グループ(群)たち - ホモモーフィズム(準同形写像)たち'アイソモーフィズム(同形写像)であるという命題によって。


参考資料


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