\(C^\infty\)エンベディング(埋め込み)に対して、エンベディング(埋め込み)のレンジ(値域)で、エンベディング(埋め込み)によってインデュースト(誘導された)トポロジーおよびアトラスを持つものは、コドメイン(余域)のエンベッデッドサブマニフォールド(部分多様体)、バウンダリー(境界)付き、であることの記述/証明
話題
About: \(C^\infty\)マニフォールド(多様体)
この記事の目次
開始コンテキスト
ターゲットコンテキスト
- 読者は、任意の\(C^\infty\)エンベディング(埋め込み)に対して、当該エンベディング(埋め込み)のレンジ(値域)で当該エンベディング(埋め込み)によってインデュースト(誘導された)トポロジーおよびアトラスを持つものは、コドメイン(余域)のエンベッデッドサブマニフォールド(部分多様体)、バウンダリー(境界)付き、であるという命題の記述および証明を得る。
オリエンテーション
本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。
本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。
本体
1: 構造化された記述
ここに'構造化された記述'のルールたちがある。
エンティティ(実体)たち:
\(M_1\): \(\in \{\text{ 全ての } C^\infty \text{ マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、たち }\}\)
\(M_2\): \(\in \{\text{ 全ての } C^\infty \text{ マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、たち }\}\)
\(f\): \(: M_1 \to M_2\), \(\in \{\text{ 全ての } C^\infty \text{ エンベディング(埋め込み)たち } \}\)
\(M_3\): \(= f (M_1)\)で、\(f\)によってインデュースト(誘導された)トポロジーおよびアトラスを持つもの
\(f'\): \(: M_1 \to f (M_1) \subseteq M_2\), \(= f \text{ のコドメイン(余域)リストリクション(制限) }\)
//
ステートメント(言明)たち:
\(M_3 \in \{M_2 \text{ の全てのエンベッデッドサブマニフォールド(部分多様体)、バウンダリー(境界)付き、たち }\}\)
//
2: 注
"\(f\)によってインデュースト(誘導された)トポロジーおよびアトラス"が意味するのは、任意のサブセット(部分集合)\(S \subseteq M_3\)はオープン(開)である、もしも、\(f'^{-1} (S) \subseteq M_1\)がオープン(開)である場合、そしてその場合に限って、そして、任意の\((U \subseteq M_3, \phi)\)はチャートである、もしも、\((f'^{-1} (U) \subseteq M_1, \phi \circ f')\)がチャートである場合、そしてその場合に限って、ということである。
本命題は、直感的には即座に推測されるものであるが、それを一度厳格に証明して、良心の呵責がないようにしよう。
3: 証明
全体戦略: ステップ1: \(M_3\)は\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、であることを見て、\(g: M_1 \to M_3\)を当該ディフェオモーフィズムとする; ステップ2: \(M_3\)は\(M_2\)のサブスペース(部分空間)トポロジーを持っていることを見る; ステップ3: インクルージョン(封入)\(\iota: M_3 \to M_2\)が\(C^\infty\)エンベディング(埋め込み)であることを見る。
ステップ1:
\(M_3\)は\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、である、なぜなら、それは単に\(M_1\)のポイントたちセット(集合)が置き換えられただけのものである。
\(g: M_1 \to M_3\)を\(f\)のコドメイン(余域)が置き換えられたものとしよう。
\(g\)はディフェオモーフィズムである、なぜなら、\(M_1\)および\(M_3\)は対応するトポロジーたちおよび対応するアトラスたちを持つ、ポイントセット(集合)たちのみが異なって、そして、\(g\)は各ポイントを対応するポイントへマップする: 言い換えると、\(M_3\)は\(d\)をディフェオモーフィックにするように定義された。
ステップ2:
\(M_3\)は\(M_2\)のサブスペース(部分空間)トポロジーを持っていることを見よう。
実際には、\(M_3\)と\(f (M_1) \subseteq M_2\)(トポロジカルサブスペース(部分空間)として)が同一トポロジーを持つことを見よう。
\(U \subseteq M_3\)を\(M_3\)の任意のオープンサブセット(部分集合)としよう。
\(U = f \circ g^{-1} (U)\)、しかし、\(g^{-1} (U)\)は\(M_1\)上でオープン(開)であり、\(f \circ g^{-1} (U)\)は\(f (M_1) \subseteq M_2\)上でオープン(開)である、\(C^\infty\)エンベディング(埋め込み)の定義によって。
\(U \subseteq f (M_1) \subseteq M_2\)を\(f (M_1) \subseteq M_2\)の任意のオープンサブセット(開部分集合)としよう。
\(U = g \circ f'^{-1} (U)\)、しかし、\(f'^{-1} (U)\)は\(M_1\)上でオープン(開)である、\(C^\infty\)エンベディング(埋め込み)の定義によって、そして、\(g \circ f'^{-1} (U)\)は\(M_3\)上でオープン(開)である。
したがって、\(M_3\)と\(f (M_1) \subseteq M_2\)は同一トポロジーを持つ。
\(f (M_1)\)は\(M_2\)のサブスペース(部分空間)トポロジーを持つので、\(M_3\)は\(M_2\)のサブスペース(部分空間)トポロジーを持つ。
ステップ3:
\(\iota: M_3 \to M_2\)をインクルージョン(封入)としよう。
\(\iota = f \circ g^{-1}\)、それは、\(C^\infty\)エンベディング(埋め込み)である、任意のディフェオモーフィズムの後の任意の\(C^\infty\)エンベディング(埋め込み)または任意の\(C^\infty\)エンベディング(埋め込み)後の任意のディフェオモーフィズムというコンポジション(合成)は\(C^\infty\)エンベディング(埋め込み)であるという命題によって。