2025年6月1日日曜日

1135: ローカルディフェオモーフィズムはオープン(開)である

<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>

ローカルディフェオモーフィズムはオープン(開)であることの記述/証明

話題


About: \(C^\infty\)マニフォールド(多様体)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のローカルディフェオモーフィズムはオープン(開)であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\(M_1\): \(\in \{\text{ 全ての } C^\infty \text{ マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、たち }\}\)
\(M_2\): \(\in \{\text{ 全ての } C^\infty \text{ マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、たち }\}\)
\(f\): \(: M_1 \to M_2\), \(\in \{\text{ 全てのローカルディフェオモーフィズムたち }\}\)
//

ステートメント(言明)たち:
\(f \in \{\text{ 全てのオープンマップ(開写像)たち }\}\)
//


2: 証明


全体戦略: ステップ1: 任意のオープンサブセット(開部分集合)\(U \subseteq M_1\)を取り、各\(u \in U\)に対して、あるディフェオモーフィックリストリクション(制限)\(f \vert_{U_u}: U_u \to U_{f (u)}\)を取り、\(f \vert_{U_u} (U_u \cap U)\)は\(M_2\)上でオープン(開)であることを見る; ステップ2: \(f (U)\)は\(M_2\)上でオープン(開)であることを見る。

私たちは、任意のトポロジカルスペース(空間)およびそれをベーススペース(空間)としてオープン(開)である任意のトポロジカルサブスペース(部分空間)に対して、サブスペース(部分空間)の任意のサブセット(部分集合)はサブスペース(部分空間)上でオープン(開)である、もしも、それがベーススペース(空間)でオープン(開)である場合、そしてその場合に限って、という命題を使う、これ以上言及することなく。

ステップ1:

\(U \subseteq M_1\)を\(M_1\)の任意のオープンサブセット(開部分集合)としよう。

任意のポイント\(u \in U\)に対して、以下を満たす、\(u\)のあるオープンネイバーフッド(開近傍)\(U_u \subseteq M_1\)および\(f (u)\)のあるオープンネイバーフッド(開近傍)\(U_{f (u)} \subseteq M_2\)、つまり、\(f \vert_{U_u}: U_u \to U_{f (u)}\)はディフェオモーフィズムである、がある。

\(U_u \cap U\)は\(U_u\)上でオープン(開)である、したがって、\(f \vert_{U_u} (U_u \cap U) \subseteq U_{f (u)}\)は\(U_{f (u)}\)上でオープン(開)であり、\(M_2\)上でオープン(開)である。

ステップ2:

\(f (U) = f (\cup_{u \in U} U_u \cap U) = \cup_{u \in U} f (U_u \cap U)\)、任意のマップ(写像)に対して、任意の、セット(集合)たちのユニオン(和集合)、のマップ(写像)イメージ(像)はそれらセット(集合)たちのマップ(写像)イメージ(像)たちのユニオン(和集合)であるという命題によって、\(= \cup_{u \in U} f \vert_{U_u} (U_u \cap U)\)、それが\(M_2\)上でオープン(開)である、オープンサブセット(開部分集合)たちのユニオン(和集合)として。


参考資料


<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>