2025年10月5日日曜日

1345: リーアルジェブラ(多元環)ホモモーフィズム(準同形写像)のカーネル(核)はドメイン(定義域)のアイディアル(イデアル)である

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リーアルジェブラ(多元環)ホモモーフィズム(準同形写像)のカーネル(核)はドメイン(定義域)のアイディアル(イデアル)であることの記述/証明

話題


About: リーアルジェブラ(多元環)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のリーアルジェブラ(多元環)ホモモーフィズム(準同形写像)のカーネル(核)は当該ドメイン(定義域)のアイディアル(イデアル)であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\(F\): \(\in \{\text{ 全てのフィールド(体)たち }\}\)
\(V_1\): \(\in \{\text{ 全ての } F \text{ リーアルジェブラ(多元環)たち }\}\)
\(V_2\): \(\in \{\text{ 全ての } F \text{ リーアルジェブラ(多元環)たち }\}\)
\(f\): \(: V_1 \to V_2\), \(\in \{\text{ 全てのリーアルジェブラ(多元環)ホモモーフィズム(準同形写像)たち }\}\)
\(Ker (f)\): \(= f \text{ のカーネル(核) }\)
//

ステートメント(言明)たち:
\(Ker (f) \in \{V_1 \text{ の全てのアイディアル(イデアル)たち }\}\)
//


2: 証明


全体戦略: ステップ1: \(Ker (f)\)は\(V_1\)のベクトルたちサブスペース(部分空間)であることを見る; ステップ2: \(Ker (f)\)はアイディアル(イデアル)であるためのコンディションたちを満たすことを見る。

ステップ1:

\(Ker (f)\)は\(V_1\)のベクトルたちサブスペース(部分空間)である、任意のベクトルたちスペース(空間)たち間任意のリニアマップ(線形写像)のカーネル(核)は当該ドメイン(定義域)のベクトルたちサブスペース(部分空間)であるという命題によって。

ステップ2:

\(v \in V_1\)および\(k \in Ker (f)\)を任意のものとしよう。

\(f ([v, k]) = [f (v), f (k)]\)、なぜなら、\(f\)はリーアルジェブラ(多元環)ホモモーフィズム(準同形写像)である、\(= [f (v), 0] = 0\)、それが意味するのは、\([v, k] \in Ker (f)\)。

したがって、\(Ker (f)\)は\(V_1\)のアイディアル(イデアル)である。


参考資料


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