2024年9月22日日曜日

781: \(C^\infty\)マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、レギュラードメインに対して、レギュラードメイン上のポイントにおけるインクルージョン(封入)のディファレンシャルは'ベクトルたちスペース(空間)たち - リニア(線形)モーフィズム(射)たち'アイソモーフィズム(同形写像)である

<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>

\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、レギュラードメインに対して、レギュラードメイン上のポイントにおけるインクルージョン(封入)のディファレンシャルは'ベクトルたちスペース(空間)たち - リニア(線形)モーフィズム(射)たち'アイソモーフィズム(同形写像)であることの記述/証明

話題


About: \(C^\infty\)マニフォールド(多様体)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意の\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、任意のレギュラードメインに対して、当該レギュラードメイン上の各ポイントにおけるインクルージョン(封入)のディファレンシャルは'ベクトルたちスペース(空間)たち - リニア(線形)モーフィズム(射)たち'アイソモーフィズム(同形写像)であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\(M'\): \(\in \{ \text{ 全ての } d \text{ ディメンショナル(次元) } C^\infty \text{ マニフォールド(多様体)たち、バウンダリー(境界)付き } \}\)
\(M\): \(\in \{M' \text{ の全てのレギュラードメインたち }\}\)
\(\iota:\): \(: M \to M'\), \(= \text{ 当該インクルージョン(封入) }\)
\(m\): \(\in M\)
\(d \iota_m\): \(: T_mM \to T_mM'\), \(= \text{ 当該ディファレンシャル }\)
//

ステートメント(言明)たち:
\(d \iota_m \in \{\text{ 全ての'ベクトルたちスペース(空間)たち - リニア(線形)モーフィズム(射)たち'アイソモーフィズム(同形写像)たち }\}\)
//


2: 自然言語記述


任意の\(d\)ディメンショナル(次元)\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、\(M'\)、任意のレギュラードメイン\(M\)、インクルージョン(封入)\(\iota: M \to M'\)、任意の\(m \in M\)、ディファレンシャル\(d \iota_m: T_mM \to T_mM'\)に対して、\(d \iota_m\)は'ベクトルたちスペース(空間)たち - リニア(線形)モーフィズム(射)たち'アイソモーフィズム(同形写像)である。


3: 証明


全体戦略: ステップ1: \(d \iota_m\)はインジェクティブ(封入)であることを見る、\(d \iota_m (v_1) = d \iota_m (v_2)\)は\(v_1 = v_2\)を含意することを見ることによって; ステップ2: \(d \iota_m\)はサージェクティブ(全射)であることを見る、各\(v' \in T_mM'\)に対して、\(v f = v' \tilde{f}\)とする\(v \in T_mM\)は\(v'\)へマップされることを見ることによって、ここで、\(\tilde{f}\)は\(f\)の\(M'\)上での拡張である; ステップ3: 本命題を結論する。

ステップ1:

\(d \iota_m\)はインジェクティブ(単射)であることを見よう。

\(v_1, v_2 \in T_mM\)は\(v_1 \neq v_2\)である任意のものたちであるとしよう。

\(d \iota_m (v_1) = d \iota_m (v_2)\)であったと仮定しよう。.

\(d \iota_m (v_1 - v_2) = 0\)。\(f \in C^\infty (M)\)は任意のものとしよう。\(M\)は\(M'\)上でクローズド(閉)であった、任意の\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、に対して、当該マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付きの任意のエンベッデッドサブマニフォールド(部分多様体)、バウンダリー(境界)付きはプロパーにエンベッデッドである、もしも、それがクローズド(閉)である場合、そしてその場合に限ってという命題によって、ので、\(f\)の on \(M'\)上の以下を満たすある\(C^\infty\)拡張\(\tilde{f} \in C^\infty (M')\)、つまり、\(f = \tilde{f} \vert_M\)、があることになる、任意の\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、任意のクローズドサブセット(閉部分集合)、当該サブセット(部分集合)の任意のオープンネイバーフッド(開近傍)に対して、当該サブセット(部分集合)から\(\mathbb{R}^n\)の中への任意の\(C^\infty\)マップ(写像)は、当該スペース(空間)全体へ拡張できる、当該ネイバーフッド(近傍)内にサポートされて、という命題によって。\((v_1 - v_2) f = (v_1 - v_2) \tilde{f} \vert_M = (v_1 - v_2) \tilde{f} \circ \iota = d \iota_m (v_1 - v_2) \tilde{f} = 0\)、それが含意するのは、\(v_1 - v_2 = 0\)、したがって、\(v_1 = v_2\)、矛盾。

したがって、\(d \iota_m (v_1) \neq d \iota_m (v_2)\)。

ステップ2:

\(d \iota_m\)はサージェクティブ(全射)であることを見よう。

\(v' \in T_mM'\)は任意のものとしよう。

\(v \in T_mM\)を、各\(f \in C^\infty (M)\)に対して、\(v f = v' \tilde{f}\)、ここで、\(\tilde{f} \in C^\infty (M')\)は\(f\)の任意の拡張、であるように定義しよう。

\(v\)はウェルデファインド(妥当に定義されている)ことを見よう。ある\(\tilde{f}\)が存在する、前と同様に。\(M\)は\(M'\)のエンベッデッドサブマニフォールド(部分多様体)、バウンダリー(境界)付き、であるので、あるアダプテッドチャート\((U'_m \subseteq M', \phi'_m)\)を取ろう。\(v' = v'^j \partial / \partial x'^j\)は、ある\(C^\infty\)カーブ\(\gamma: J \to M', t \mapsto {\phi'_m}^{-1} ((\phi'_m (m)^1 + v'^1 (t - t_0), ..., \phi'_m (m)^d + v'^d (t - t_0)))\)、ここで、\(J = [t_0, t_2) \text{ または } (t_1, t_0]\)、\(0 \le v'^d\)または\(v'^d \lt 0\)によって、のベロシティーである、任意の\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、上の任意のポイントにおける任意のタンジェントベクトルは、ある\(C^\infty\)カーブのベロシティーである、特に、あるハーフクローズド(半閉)インターバル(空間)からのカーブ、特に、コーディネート(座標)たちにおいてリニア(線形)なカーブ、という命題によって。\(0 \le v'^d (t - t_0)\)、それが意味するのは、\(\gamma\)は\(M\)の中へのものであるということ、であるので、\(v' \tilde{f} = d \gamma (d / d t \vert_{t_0}) \tilde{f} = d / d t \vert_{t_0} (\tilde{f} \circ \gamma)\)、それは、片側デリバティブ(微分係数)である、\(= d / d t \vert_{t_0} (\tilde{f} \vert_M \circ \gamma)= d / d t \vert_{t_0} (f \circ \gamma)\)、それは、\(\tilde{f}\)の選択に依存しない。

\(v\)は本当にデリベーションであることを見よう。

\(v (r f) = v' \widetilde{r f} = v' (r \tilde{f}) = r v' \tilde{f} = r v f\). \(v (f_1 f_2) = v' (\widetilde{f_1 f_2}) = v' (\widetilde{f_1} \widetilde{f_2}) = (v' \widetilde{f_1}) \widetilde{f_2} (m) + \widetilde{f_1} (m) v' \widetilde{f_2} = (v f_1) f_2 (m) + f_1 (m) v f_2\)。

したがって、\(v\)は本当にデリベーションである。

Let us see that \(d \iota_m v = v'\). \(d \iota_m v = v'\)であることを見よう。

各\(f' \in C^\infty (M')\)に対して、\(d \iota_m v (f') = v (f' \circ \iota) = v' \widetilde{f' \circ \iota}\)、しかし、\(f'\)は\(f' \circ \iota\)のある\(C^\infty\)拡張である、したがって、 \(= v' f'\)。

したがって、\(d \iota_m v = v'\)。

ステップ3:

\(d \iota_m\)は'ベクトルたちスペース(空間)たち - リニア(線形)モーフィズム(射)たち'アイソモーフィズム(同形写像)である、 任意のバイジェクティブ(全単射)リニア(線形)マップ(写像)は'ベクトルたちスペース(空間)たち - リニア(線形)モーフィズム(射)たち'アイソモーフィズム(同形写像)であるという命題によって。


参考資料


<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>