2024年10月20日日曜日

821: \(C^\infty\)マニフォールド(多様体)、バウンダリー付き、たち間の\(C^\infty\)エンベディング(埋め込み)に対して、エンベディング(埋め込み)の、エンベッデッドサブマニフォールド(部分多様体)、バウンダリー(境界)付き、ドメイン(定義域)上のリストリクション(制限)は\(C^\infty\)エンベディング(埋め込み)である

<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>

\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)、バウンダリー付き、たち間の\(C^\infty\)エンベディング(埋め込み)に対して、エンベディング(埋め込み)の、エンベッデッドサブマニフォールド(部分多様体)、バウンダリー(境界)付き、ドメイン(定義域)上のリストリクション(制限)は\(C^\infty\)エンベディング(埋め込み)であることの記述/証明

話題


About: \(C^\infty\)マニフォールド(多様体)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意の\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)、バウンダリー付き、たち間の任意の\(C^\infty\)エンベディング(埋め込み)に対して、当該エンベディング(埋め込み)の、任意のエンベッデッドサブマニフォールド(部分多様体)、バウンダリー(境界)付き、ドメイン(定義域)上のリストリクション(制限)は\(C^\infty\)エンベディング(埋め込み)であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\(M'_1\): \(\in \{\text{ 全ての } C^\infty \text{ マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、たち }\}\)
\(M_2\): \(\in \{\text{ 全ての } C^\infty \text{ マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、たち }\}\)
\(f\): \(: M'_1 \to M_2\), \(\in \{\text{ 全ての } C^\infty \text{ エンベディング(埋め込み)たち }\}\)
\(M_1\): \(\in \{M'_1 \text{ の全てのエンベッデッドサブマニフォールド(部分多様体)、バウンダリー(境界)付き、たち }\}\)
\(f'\): \(: M_1 \to M_2, m \mapsto f (m)\)
//

ステートメント(言明)たち:
\(f' \in \{\text{ 全ての } C^\infty \text{ エンベディング(埋め込み)たち }\}\)
//


2: 証明


全体戦略: ステップ1: \(f'\)はインジェクティブ(単射)であることを見る; ステップ2: \(f'\)は\(C^\infty\)であることを見る; ステップ3: \(f'\)は\(C^\infty\)イマージョンであることを見る; ステップ4: \(f'\)のコドメイン(余域)リストリクション(制限)\(f'': M_1 \to f' (M_1)\)はホメオモーフィズム(位相同形写像)であることを見る; ステップ5: 本命題を結論する。

ステップ1:

\(f'\)はインジェクティブ(単射)である、\(f\)がそうであるから。

ステップ2:

\(\iota: M_1 \to M'_1\)を当該インクルージョン(封入)であるとする。

\(\iota\)は\(C^\infty\)エンベディング(埋め込み)である、なぜなら、\(M_1\)は\(M'_1\)のエンベッデッドサブマニフォールド(部分多様体)、バウンダリー(境界)付きである。

\(f' = f \circ \iota\)は\(C^\infty\)である、任意の\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、たちの任意のサブセット(部分集合)たち間の任意のマップ(写像)たちで対応するポイントたちにおいて\(C^k\)であるものたち、ここで、\(k\)は\(\infty\)を含む、に対して、コンポジション(合成)はポイントにおいて\(C^k\)であるという命題によって。

ステップ3

当該ディファレンシャルは\(d f' = d f \circ d \iota\)である。\(d \iota\)はインジェクティブ(単射)である、なぜなら、\(\iota\)は\(C^\infty\)エンベディング(埋め込み)である。\(d f\)はインジェクティブ(単射)である、なぜなら、\(f\)は\(C^\infty\)エンベディング(埋め込み)である。したがって、\(d f'\)はインジェクティブ(単射)である。

したがって、\(f'\)は\(C^\infty\)イマージョンである。

ステップ4:

\(f'': M_1 \to f' (M_1)\)を\(f'\)のコドメイン(余域)リストリクション(制限)としよう。

\(f''\)はホメオモーフィック(位相同形写像)であることを見よう。

\(\iota': M_1 \to \iota (M_1)\)を\(\iota\)のコドメイン(余域)リストリクション(制限)としよう、それはホメオモーフィック(位相同形写像)である、なぜなら、\(\iota\)は\(C^\infty\)エンベディング(埋め込み)である。

\(f''': \iota (M_1) \to f (\iota (M_1))\)を\(f\)のドメイン(定義域)およびコドメイン(余域)リストリクション(制限)としよう、それは、ホメオモーフィック(位相同形写像)である、なぜなら、\(f\)は\(C^\infty\)エンベディング(埋め込み)である、任意のコンティニュアス(連続)マップ(写像)のコドメイン(余域)についてのエクスパンション(拡張)はコンティニュアス(連続)であるという命題によって。

\(f'' = f''' \circ \iota'\)、それはホメオモーフィック(位相同形写像)である、ホメオモーフィズム(位相同形写像)たちのコンポジション(合成)として。

ステップ5:

したがって、\(f'\)は、インジェクティブ(単射)\(C^\infty\)エンベディング(埋め込み)でそのコドメイン(余域)リストリクション(制限)はホメオモーフィック(位相同形写像)であるものである、それが意味するのは、\(f'\)は\(C^\infty\)エンベディング(埋め込み)であるということ。


3: 注


即座の系として、\(M_1\)がオープン(開)サブマニフォールド、バウンダリー(境界)付き、である時、\(f'\)は\(C^\infty\)エンベディング(埋め込み)である: 任意のオープン(開)サブマニフォールド、バウンダリー(境界)付き、は、エンベッデッドサブマニフォールド(部分多様体)、バウンダリー(境界)付き、である。


参考資料


<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>