2025年1月7日火曜日

938: 2つのポジティブ(正)ナチュラルナンバー(自然数)たちでそれらの最大公約数が1であるものに対して、インテジャー(整数)たちモジュロナンバー(自然数)たちの積グループ(群)は、インテジャー(整数)たちモジュロ第1ナンバー(数)グループ(群)とインテジャー(整数)たちモジュロ第2ナンバー(数)グループ(群)のダイレクトプロダクトへ'グループ(群)たち - ホモモーフィズム(準同形写像)たち'アイソモーフィック(同形写像)である

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2つのポジティブ(正)ナチュラルナンバー(自然数)たちでそれらの最大公約数が1であるものに対して、インテジャー(整数)たちモジュロナンバー(自然数)たちの積グループ(群)は、インテジャー(整数)たちモジュロ第1ナンバー(数)グループ(群)とインテジャー(整数)たちモジュロ第2ナンバー(数)グループ(群)のダイレクトプロダクトへ'グループ(群)たち - ホモモーフィズム(準同形写像)たち'アイソモーフィック(同形写像)であることの記述/証明

話題


About: グループ(群)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意の2つのポジティブ(正)ナチュラルナンバー(自然数)たちでそれらの最大公約数が1であるものに対して、インテジャー(整数)たちモジュロ当該ナンバー(自然数)たちの積グループ(群)は、インテジャー(整数)たちモジュロ第1ナンバー(数)グループ(群)とインテジャー(整数)たちモジュロ第2ナンバー(数)グループ(群)のダイレクトプロダクトへ'グループ(群)たち - ホモモーフィズム(準同形写像)たち'アイソモーフィック(同形写像)であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\(\{n_1, n_2\}\): \(\subseteq \mathbb{N} \setminus \{0\}\)
\(\mathbb{Z}_{n_1 n_2}\): \(= \text{ インテジャー(整数)たちモジュロ } n_1 n_2 \text{ グループ(群) }\)
\(\mathbb{Z}_{n_1}\): \(= \text{ インテジャー(整数)たちモジュロ } n_1 \text{ グループ(群) }\)
\(\mathbb{Z}_{n_2}\): \(= \text{ インテジャー(整数)たちモジュロ } n_2 \text{ グループ(群) }\)
\(\mathbb{Z}_{n_1} \times \mathbb{Z}_{n_2}\): \(= \text{ 当該ダイレクトプロダクト }\)
//

ステートメント(言明)たち:
\(gcd (n_1, n_2) = 1\)
\(\implies\)
\(\mathbb{Z}_{n_1 n_2} \cong_{グループ(群)たち} \mathbb{Z}_{n_1} \times \mathbb{Z}_{n_2}\)
//


2: 証明


全体戦略: ステップ1: アイソモーフィック(同形写像)にしようとする\(f: \mathbb{Z}_{n_1} \times \mathbb{Z}_{n_2} \to \mathbb{Z}_{n_1 n_2}\)を定義する; ステップ2: \(f\)は本当に'グループ(群)たち - ホモモーフィズム(準同形写像)たち'アイソモーフィズム(同形写像)であることを見る。

ステップ1:

アイソモーフィック(同形写像)にしようとする\(f: \mathbb{Z}_{n_1} \times \mathbb{Z}_{n_2} \to \mathbb{Z}_{n_1 n_2}\)を定義しよう。

考えてみると、唯一のオプションしかない: \(([0], [0]) = ([0], [n_2])\)は\([0]\)へマップされる必要があるから、\(f\)がグループ(群)ホモモーフィック(準同形写像)であるためには、\(([0], [1])\)は\([(n_1 n_2) / n_2] = [n_1]\)へマップされる必要があり、同様に、\(([1], [0])\)は\([(n_1 n_2) / n_1] = [n_2]\)へマップされる必要がある。

それをリニア(線形)に拡張すると、\(([j], [k])\)は\([j n_2 + k n_1]\)へマップされる。

それは本当にウェルデファインド(妥当に定義された)であることを見よう。

\(([j], [k]) = ([j + n_1 l_1], [k + n_2 l_2])\)に対して、\([(j + n_1 l_1) n_2 + (k + n_2 l_2) n_1] = [j n_2 + k n_1 + n_1 l_1 n_2 + n_2 l_2 n_1] = [j n_2 + k n_1 + n_1 n_2 (l_1 + l_2)] = [j n_2 + k n_1]\)、したがって、当該マッピングは代表たちに依存しない。

ステップ2:

\(f\)は本当に'グループ(群)たち - ホモモーフィズム(準同形写像)たち'アイソモーフィズム(同形写像)であることを見よう。

第1に、\(f\)はグループ(群)たち - ホモモーフィズム(準同形写像)であることを見よう。

各\(([j], [k]), ([j'], [k'])\)に対して、\(f (([j], [k]) + ([j'], [k'])) = f (([j + j'], [k + k'])) = [(j + j') n_2 + (k + k') n_1] = [j n_2 + k n_1 + j' n_2 + k' n_1] = [j n_2 + k n_1] + [j' n_2 + k' n_1] = f (([j], [k])) + f (([j'], [k']))\)。

したがって、\(f\)はグループ(群)たち - ホモモーフィズム(準同形写像)である、任意のグループ(群)たち間の任意のマップ(写像)で任意の2要素たちのプロダクト(積)を当該要素たちのイメージ(像)たちのプロダクト(積)へマップするものはグループ(群) ホモモーフィズム(準同形写像)であるという命題によって。

\(f\)はインジェクティブ(単射)であることを見よう。

任意の\(([j], [k]), ([j'], [k']) \in \mathbb{Z}_{n_1} \times \mathbb{Z}_{n_2}\)に対して、\(f (([j], [k])) = f (([j'], [k']))\)であると仮定しよう。

\([j n_2 + k n_1] = f (([j], [k])) = f (([j'], [k'])) = [j' n_2 + k' n_1]\)、それが意味するのは、\(j n_2 + k n_1 = j' n_2 + k' n_1 + l n_1 n_2\)、ある\(l \in \mathbb{Z}\)に対して。

\((j - j') n_2 = (k' - k) n_1 + l n_1 n_2\)。

さて、\(gcd (n_1, n_2) = 1\)であるから、\(n_1\)および\(n_2\)がプライムナンバー(素数)たちに因数分解された時、\(n_1\)と\(n_2\)は共有のプライムナンバー(素数)を持たない。\((k' - k) n_1 + l n_1 n_2\)は\(n_1\)の倍数であるから、\((j - j') n_2\)は\(n_1\)の倍数である、しかし、\(n_2\)は\(n_1\)と共有するプライムファクター(因数)を持たないから、\(j - j'\)が\(n_1\)の全てのプライムファクター(素因数)たちをもたなければならない、それが意味するのは、\(j - j'\)は\(n_1\)の倍数であるということ、それが意味するのは、\([j] = [j']\)。同様に、\([k] = [k']\)。

したがって、\(([j], [k]) = ([j'], [k'])\)。

したがって、\(f\)はインジェクティブ(単射)である。

\(\vert \mathbb{Z}_{n_1} \times \mathbb{Z}_{n_2} \vert = n_1 n_2 = \vert \mathbb{Z}_{n_1 n_2} \vert\)であるから、インジェクティブ(単射)な\(f\)はサージェクティブ(全射)である。

したがって、\(f\)は'グループ(群)たち - ホモモーフィズム(準同形写像)たち'アイソモーフィズム(同形写像)である、任意のバイジェクティブ(全単射)グループ(群)ホモモーフィズム(準同形写像)は'グループ(群)たち - ホモモーフィズム(準同形写像)たち'アイソモーフィズム(同形写像)であるという命題によって。


参考資料


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