2025年2月23日日曜日

1019: ベーシス(基底)たちを持つモジュール(加群)たち間リニアマップ(線形写像)に対して、もしも、その、ドメイン(定義域)ベーシス(基底)についてのリストリクション(制限)がコドメイン(余域)ベーシス(基底)の上へのバイジェクション(全単射)である場合、マップ(写像)は'モジュール(加群)たち - リニア(線形)モーフィズム(射)たち'アイソモーフィズム(同形写像)である

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ベーシス(基底)たちを持つモジュール(加群)たち間リニアマップ(線形写像)に対して、もしも、その、ドメイン(定義域)ベーシス(基底)についてのリストリクション(制限)がコドメイン(余域)ベーシス(基底)の上へのバイジェクション(全単射)である場合、マップ(写像)は'モジュール(加群)たち - リニア(線形)モーフィズム(射)たち'アイソモーフィズム(同形写像)であることの記述/証明

話題


About: モジュール(加群)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、ベーシス(基底)たちを持つ任意のモジュール(加群)たち間任意のリニアマップ(線形写像)に対して、もしも、その、任意のドメイン(定義域)ベーシス(基底)についてのリストリクション(制限)が任意のコドメイン(余域)ベーシス(基底)の上へのバイジェクション(全単射)である場合、当該マップ(写像)は'モジュール(加群)たち - リニア(線形)モーフィズム(射)たち'アイソモーフィズム(同形写像)であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
R: { 全てのリング(環)たち }
M1: { 全ての R モジュール(加群)たち }
M2: { 全ての R モジュール(加群)たち }
J1: { 全てのアンカウンタブル(不可算)かもしれないインデックスセット(集合)たち }
J2: { 全てのアンカウンタブル(不可算)かもしれないインデックスセット(集合)たち }
B1: ={b1,j|jJ1}, {M1 に対する全てのベーシス(基底)たち }
B2: ={b2,j|jJ2}, {M2 に対する全てのベーシス(基底)たち }
f: :M1M2
//

ステートメント(言明)たち:
f(B1)=B2f|B1:B1B2{ 全てのバイジェクション(全単射)たち }

f{ 全ての'モジュール(加群)たち - リニア(線形)モーフィズム(射)たち'アイソモーフィズム(同形写像)たち }
//


2: 証明


全体戦略: ステップ1: fはインジェクティブ(単射)であることを見る; ステップ2: fはサージェクティブ(全射)であることを見る; ステップ3: 本命題を結論する。

ステップ1:

fはインジェクティブ(単射)であることを見よう。

m,mM1mmを満たす任意のものであるとしよう。

以下を満たすあるファイナイト(有限)SJ1、つまり、m=jSmjb1,j、および以下を満たすあるファイナイト(有限)SJ1、つまり、m=jSmjb1,j、がある。

SSを取り、各jSSに対して、jSに対してはm~j=mjjSに対してはm~j=0jSに対してはm~j=mjjSに対してはm~j=0としよう。

m=jSSm~jb1,jおよびm=jSSm~jb1,j

mmであるから、m~lm~l、あるlSSに対して。

f(m)=f(jSSm~jb1,j)=jSSm~jf(b1,j)、なぜなら、fはリニア(線形)である。

f(m)=f(jSSm~jb1,j)=jSSm~jf(b1,j)、なぜなら、fはリニア(線形)である。

f(B1)=B2であるから、各f(b1,j)B2の要素であり、f|B1はバイジェクティブ(全単射)であるから、{f(b1,j)|jSS}は互いに異なる。

m~lm~lであるから、f(m)=jSSm~jf(b1,j)jSSm~jf(b1,j)=f(m)ベーシス(基底)を持つモジュール(加群)に対して、要素のベーシス(基底)に関するコンポーネントたちセット(集合)はユニークであるという命題によって。

ステップ2:

mM2は任意のものであるとしよう。

以下を満たすあるファイナイト(有限)SJ2、つまり、m=jSmjb2,j、がある。

f|B1:B1B2はバイジェクティブ(全単射)であるから、当該インバース(逆)f|B11:B2B1がある。したがって、f|B11(b2,j)B1

jSmjf|B11(b2,j)M1のことを考えよう。

f(jSmjf|B11(b2,j))=jSmjf(f|B11(b2,j))、なぜなら、fはリニア(線形)である、=jSmjb2,j=m

したがって、fはサージェクティブ(全射)である。

ステップ3:

任意のモジュール(加群)たち間の任意のバイジェクティブ(全単射)リニアマップ(線形写像)は'モジュール(加群)たち - リニア(線形)モーフィズム(射)たち'アイソモーフィズム(同形写像)であるという命題によって、fは'モジュール(加群)たち - リニア(線形)モーフィズム(射)たち'アイソモーフィズム(同形写像)である。


参考資料


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