2025年3月20日木曜日

1039: テンソルはシンメトリック(対称)またはアンチシンメトリック(反対称)である、もしも、関心事のベクトルたちスペース(空間)たちに対して同一であるベーシス(基底)たちに関するスタンダード(標準)ベーシス(基底)に関するコンポーネントたちがシンメトリック(対称)またはアンチシンメトリック(反対称)である場合、そしてその場合に限って

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テンソルはシンメトリック(対称)またはアンチシンメトリック(反対称)である、もしも、関心事のベクトルたちスペース(空間)たちに対して同一であるベーシス(基底)たちに関するスタンダード(標準)ベーシス(基底)に関するコンポーネントたちがシンメトリック(対称)またはアンチシンメトリック(反対称)である場合、そしてその場合に限って、ことの記述/証明

話題


About: ベクトルたちスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のテンソルはシンメトリック(対称)またはアンチシンメトリック(反対称)である、もしも、関心事のベクトルたちスペース(空間)たちに対して同一である任意のベーシス(基底)たちに関するスタンダード(標準)ベーシス(基底)に関するコンポーネントたちがシンメトリック(対称)またはアンチシンメトリック(反対称)である場合、そしてその場合に限って、という命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
F: { 全てのフィールド(体)たち }
{V1,...,Vk}: { 全てのファイナイト(有限)-ディメンショナル(次元) F ベクトルたちスペース(空間)たち }、ここで、Vm1=...=Vml:=V、何らかの{Vm1,...,Vml}{V1,...,Vk}に対して
L(V1,...,Vk:F): = 当該テンソルたちスペース(空間) 
{B1,...,Bk}: Bj{Vj に対する全てのベーシス(基底)たち }={bj,s|1sdimVj}、ここで、Bm1=...=Bml:=B
{B1,...,Bk}: Bj=Bj のデュアルベーシス(基底) ={bjs|1sdimVj}
B: ={b1j1...bkjk|bljlBl}
//

ステートメント(言明)たち:
f=fj1,...,jkb1j1...bkjkL(V1,...,Vk:F)
(
(
f{{Vm1,...,Vml} に関してシンメトリック(対称)な全てのテンソルたち }

{fj1,...,jk}m1,...,mlインデックスたちに関してシンメトリック(対称)である
)

(
f{{Vm1,...,Vml} に関してアンチシンメトリック(反対称)な全てのテンソルたち }

{fj1,...,jk}m1,...,mlインデックスたちに関してアンチシンメトリック(反対称)である
)
)
//


2: 注1


L(V1,...,Vk:F)はより一般的なL(V1,...,Vk:W)にできない、なぜなら、任意のフィールド(体)、当該フィールド(体)上方の任意のk個のベクトルたちスペース(空間)たちに対して、当該フィールド(体)、当該ベクトルたちスペース(空間)たち、当該フィールド(体)に関するテンソルたちスペース(空間)は、ベーシス(基底)で当該ベクトルたちスペース(空間)たちの任意のベーシス(基底)たちのデュアルベーシス(基底)たちの全ての要素たちの全てのテンソルプロダクト(積)たちから構成されるものを持つという命題がそう要求する。


3: 証明


全体戦略: ステップ1: f{Vm1,...,Vml}に関してシンメトリック(対称)であると仮定し、f(b1,s1,...,bk,sk)および(bσ1,sσ1,...,bσk,sσk)に作用させ、ここで、σ(1,...,k)の任意のパーミュテーション(並べ替え)で(m1,...,ml)のみを動かすもの、fs1,...,sk=fsσ1,...,sσkであることを見る; ステップ2: {fj1,...,jk}m1,...,mlインデックスたちに関してシンメトリック(対称)であると仮定し、fを任意の(v1,...,vk)および(vσ1,...,vσk)に作用させ、当該結果たちが等しいことを見る; Step 3: f{Vm1,...,Vml}に関してアンチシンメトリック(反対称)であると仮定し、f(b1,s1,...,bk,sk)および(bσ1,sσ1,...,bσk,sσk)に作用させ、ここで、σ(1,...,k)の任意のパーミュテーション(並べ替え)で(m1,...,ml)のみを動かすもの、fs1,...,sk=sgnσfsσ1,...,sσkであることを見る; ステップ4: {fj1,...,jk}m1,...,mlインデックスたちに関してアンチシンメトリック(反対称)であると仮定し、fを任意の(v1,...,vk)および(vσ1,...,vσk)に作用させ、当該結果たちがsgnσ因子によって異なることを見る。

ステップ1:

f{Vm1,...,Vml}に関してシンメトリック(対称)であると仮定しよう。

σ(1,...,k)の任意のパーミュテーション(並べ替え)で(m1,...,ml)のみを動かすものとしよう。

f(b1,s1,...,bk,sk)および(bσ1,sσ1,...,bσk,sσk)に作用させる。

f((b1,s1,...,bk,sk))=fj1,...,jkb1j1...bkjk((b1,s1,...,bk,sk))=fs1,...,sk

f((bσ1,sσ1,...,bσk,sσk))=fj1,...,jkb1j1...bkjk((bσ1,sσ1,...,bσk,sσk))=fsσ1,...,sσk

fはシンメトリック(対称)であるから、fs1,...,sk=fsσ1,...,sσk、それは、{fj1,...,jk}m1,...,mlインデックスたちに関してシンメトリック(対称)であるということに他ならない。

ステップ2:

{fj1,...,jk}m1,...,mlインデックスたちに関してシンメトリック(対称)であると仮定しよう。

σ(1,...,k)の任意のパーミュテーション(並べ替え)で(m1,...,ml)のみを動かすものとしよう。

(v1,...,vk)V1×...×Vkは任意のものとしよう。

j{1,...,k}に対して、vj=vjsbj,s

f(v1,...,vk)および(vσ1,...,vσk)に作用させよう。

f((v1,...,vk))=fj1,...,jkb1j1...bkjk((v1s1b1,s1,...,vkskbk,sk))=fj1,...,jkv1s1δs1j1...vkskδskjk=fs1,...,skv1s1...vksk

f((vσ1,...,vσk))=fj1,...,jkb1j1...bkjk((vσ1sσ1bσ1,sσ1,...,vσksσkbσk,sσk))=fj1,...,jkvσ1sσ1δsσ1j1...vσksσkδsσkjk=fsσ1,...,sσkvσ1sσ1...vσksσk、しかし、{fj1,...,jk}はシンメトリック(対称)であるから、fsσ1,...,sσk=fs1,...,sk、したがって、=fs1,...,skvσ1sσ1...vσksσk、しかし、vσ1sσ1...vσksσk=v1s1...vksk(それは単なる並べ替えである)であるから、=fs1,...,skv1s1...vksk

したがって、f((v1,...,vk))=f((vσ1,...,vσk))、それは、fはシンメトリック(対称)であるということに他ならない。

ステップ3:

f{Vm1,...,Vml}に関してアンチシンメトリック(反対称)であると仮定しよう。

このロジックはステップ1と相似である、予期されるとおり。

σ(1,...,k)の任意のパーミュテーション(並べ替え)で(m1,...,ml)のみを動かすものとしよう。

f(b1,s1,...,bk,sk)および(bσ1,sσ1,...,bσk,sσk)に作用させる。

f((b1,s1,...,bk,sk))=fj1,...,jkb1j1...bkjk((b1,s1,...,bk,sk))=fs1,...,sk

f((bσ1,sσ1,...,bσk,sσk))=fj1,...,jkb1j1...bkjk((bσ1,sσ1,...,bσk,sσk))=fsσ1,...,sσk

fはアンチシンメトリック(反対称)であるから、fsσ1,...,sσk=sgnσfs1,...,sk、それは、{fj1,...,jk}m1,...,mlインデックスたちに関してアンチシンメトリック(反対称)であるということに他ならない。

ステップ4:

{fj1,...,jk}m1,...,mlインデックスたちに関してアンチシンメトリック(反対称)であると仮定しよう。

以下のロジックはステップ2に相似である、予期されるとおり。

σ(1,...,k)の任意のパーミュテーション(並べ替え)で(m1,...,ml)のみを動かすものとしよう。

(v1,...,vk)V1×...×Vkは任意のものとしよう。

j{1,...,k}に対して、vj=vjsbj,s

f(v1,...,vk)および(vσ1,...,vσk)に作用させよう。

f((v1,...,vk))=fj1,...,jkb1j1...bkjk((v1s1b1,s1,...,vkskbk,sk))=fj1,...,jkv1s1δs1j1...vkskδskjk=fs1,...,skv1s1...vksk

f((vσ1,...,vσk))=fj1,...,jkb1j1...bkjk((vσ1sσ1bσ1,sσ1,...,vσksσkbσk,sσk))=fj1,...,jkvσ1sσ1δsσ1j1...vσksσkδsσkjk=fsσ1,...,sσkvσ1sσ1...vσksσk、しかし、{fj1,...,jk}はアンチシンメトリック(反対称)であるから、fsσ1,...,sσk=sgnσfs1,...,sk、したがって、=sgnσfs1,...,skvσ1sσ1...vσksσk、しかし、vσ1sσ1...vσksσk=v1s1...vksk(それは単なる並べ替えである)であるから、=sgnσfs1,...,skv1s1...vksk

したがって、f((vσ1,...,vσk))=sgnσf((v1,...,vk))、それは、fはアンチシンメトリック(反対称)であるということに他ならない。


4: 注2


Bはスタンダード(標準)ベーシス(基底)であるということが肝要である、なぜなら、そうでなければ、fのコンポーネントたちは{fj1,...,jk}の形を取りもしないであろう: 任意のフィールド(体)、当該フィールド(体)上方の任意のk個のベクトルたちスペース(空間)たちに対して、当該フィールド(体)、当該ベクトルたちスペース(空間)たち、当該フィールド(体)に関するテンソルたちスペース(空間)は、ベーシス(基底)で当該ベクトルたちスペース(空間)たちの任意のベーシス(基底)たちのデュアルベーシス(基底)たちの全ての要素たちの全てのテンソルプロダクト(積)たちから構成されるものを持つという命題に対する"注"を参照。

Bm1=...=Bmlであることが肝要である、なぜなら、そうでなければ、bmjsmj(bmn,smn)δsmnsmjに等しい、それが"証明"で使用されている、と主張できない。


参考資料


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