2025年9月28日日曜日

1319: ファイナイト(有限)-ディメンショナル(次元)ベクトルたちスペース(空間)間リニアマップ(線形写像)に対して、コンポーネントベクトルたちスペース(空間)間の対応するマップ(写像)はリニア(線形)である

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ファイナイト(有限)-ディメンショナル(次元)ベクトルたちスペース(空間)間リニアマップ(線形写像)に対して、コンポーネントベクトルたちスペース(空間)間の対応するマップ(写像)はリニア(線形)であることの記述/証明

話題


About: ベクトルたちスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のファイナイト(有限)-ディメンショナル(次元)ベクトルたちスペース(空間)間任意のリニアマップ(線形写像)および任意のベーシス(基底)たちに対して、コンポーネントベクトルたちスペース(空間)間の対応するマップ(写像)はリニア(線形)であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\(F\): \(\in \{\text{ 全てのフィールド(体)たち }\}\)
\(d_1\): \(\in \mathbb{N}\)
\(d_2\): \(\in \mathbb{N}\)
\(V_1\): \(\in \{\text{ 全ての } d_1 \text{ -ディメンショナル(次元) } F \text{ ベクトルたちスペース(空間)たち }\}\)
\(V_2\): \(\in \{\text{ 全ての } d_2 \text{ -ディメンショナル(次元) } F \text{ ベクトルたちスペース(空間)たち }\}\)
\(f\): \(: V_1 \to V_2\), \(\in \{\text{ 全てのリニアマップ(線形写像)たち }\}\)
\(B_1\): \(= \{b_{1, 1}, ..., b_{1, d_1}\}\), \(\in \{V_1 \text{ に対する全てのベーシス(基底)たち }\}\)
\(B_2\): \(= \{b_{2, 1}, ..., b_{2, d_2}\}\), \(\in \{V_2 \text{ に対する全てのベーシス(基底)たち }\}\)
\(F^{d_1}\): \(= \text{ 当該 } d_1 \text{ -ディメンショナル(次元) } F \text{ ベクトルたちスペース(空間) }\)
\(F^{d_2}\): \(= \text{ 当該 } d_2 \text{ -ディメンショナル(次元) } F \text{ ベクトルたちスペース(空間) }\)
\(f_1\): \(: V_1 \to F^{d_1}, v^j b_{1, j} \mapsto (v^1, ..., v^{d_1})\)
\(f_2\): \(: V_2 \to F^{d_2}, v^j b_{2, j} \mapsto (v^1, ..., v^{d_2})\)
\(f'\): \(: F^{d_1} \to F^{d_2}\), \(= f_2 \circ f \circ {f_1}^{-1}\)
//

ステートメント(言明)たち:
\(f' \in \{\text{ 全てのリニアマップ(線形写像)たち }\}\)
//


2: 注


本命題は、明らかに思われるかもしれないが、それを一度証明しておこう。


3: 証明


全体戦略: ステップ1: \(f_j\)は'ベクトルたちスペース(空間)たち - リニア(線形)モーフィズム(射)たち'アイソモーフィズム(同形写像)であることを見る; ステップ2: \(f'\)はウェルデファインド(妥当に定義された)であることを見る; ステップ3: 本命題を結論する。

ステップ1:

\(f_j\)は'ベクトルたちスペース(空間)たち - リニア(線形)モーフィズム(射)たち'アイソモーフィズム(同形写像)である、任意のファイナイト(有限)ディメンショナル(次元)ベクトルたちスペース(空間)および任意のベーシス(基底)に対して、当該ベクトルたちスペース(空間)は当該ベーシス(基底)に関するコンポーネントたちベクトルたちスペース(空間)へ'ベクトルたちスペース(空間)たち - リニア(線形)モーフィズム(射)たち'アイソモーフィック(同形写像)であるという命題によって。

ステップ2:

したがって、\(f_j\)はバイジェクション(全単射)である。

したがって、\(f' := f_2 \circ f \circ {f_1}^{-1}\)はウェルデファインド(妥当に定義された)である。

ステップ3:

\(f'\)はリニア(線形)である、任意のモジュール(加群)たち間任意のリニアマップ(線形写像)および第1マップ(写像)のコドメイン(余域)の任意のスーパーモジュール(超加群)から任意のモジュール(加群)の中への任意のリニアマップ(線形写像)に対して、第1マップ(写像)の後に第2マップ(写像)を行なうコンポジション(合成)はリニア(線形)であるという命題によって。


参考資料


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