コンプレックス(複素)ユークリディアントポロジカルスペース(空間)たち間リニアマップ(線形写像)はコンティニュアス(連続)であることの記述/証明
話題
About: トポロジカルスペース(空間)
この記事の目次
開始コンテキスト
- 読者は、コンプレックス(複素)ユークリディアントポロジカルスペース(空間)の定義を知っている。
- 読者は、リニアマップ(線形写像)の定義を知っている。
- 読者は、コンティヌアス(連続)な、トポロジカルスペース(空間)たちマップ(写像)の定義を知っている。
- 読者は、任意のコンプレックス(複素)ベクトルたちスペース(空間)はカノニカル(正典)リアル(実)ベクトルたちスペース(空間)と見なすことができるという命題を認めている。
- 読者は、任意のベクトルたちスペース(空間)たち間の任意のバイジェクティブ(全単射)リニアマップ(線形写像)は'ベクトルたちスペース(空間)たち - リニア(線形)モーフィズム(射)たち'アイソモーフィズム(同形写像)であるという命題を認めている。
- 読者は、任意のモジュール(加群)たち間任意のリニアマップ(線形写像)および第1マップ(写像)のコドメイン(余域)の任意のスーパーモジュール(超加群)から任意のモジュール(加群)の中への任意のリニアマップ(線形写像)に対して、第1マップ(写像)の後に第2マップ(写像)を行なうコンポジション(合成)はリニア(線形)であるという命題を認めている。
- 読者は、任意のユークリディアントポロジカルスペース(空間)たち間の任意のリニア(線形)マップ(写像)はコンティニュアス(連続)であるという命題を認めている。
- 読者は、任意のトポロジカルスペース(空間)たちの任意のサブスペース(部分空間)たちの間の任意のマップ(写像)たちで任意の対応するポイントたちでコンティニュアス(連続)であるものに対して、コンポジション(合成)は当該ポイントにおいてコンティニュアス(連続)であるという命題を認めている。
ターゲットコンテキスト
- 読者は、任意のコンプレックス(複素)ユークリディアントポロジカルスペース(空間)たち間任意のリニアマップ(線形写像)はコンティニュアス(連続)であるという命題の記述および証明を得る。
オリエンテーション
本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。
本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。
本体
1: 構造化された記述
ここに'構造化された記述'のルールたちがある。
エンティティ(実体)たち:
\(d_1\): \(\in \mathbb{N} \setminus \{0\}\)
\(d_2\): \(\in \mathbb{N} \setminus \{0\}\)
\(\mathbb{C}^{d_1}\): \(= \text{ 当該コンプレックス(複素)ユークリディアントポロジカルスペース(空間) }\)で、コンプレックス(複素)ユークリディアンベクトルたちスペース(空間)でもある
\(\mathbb{C}^{d_2}\): \(= \text{ 当該コンプレックス(複素)ユークリディアントポロジカルスペース(空間) }\)で、コンプレックス(複素)ユークリディアンベクトルたちスペース(空間)でもある
\(f\): \(: \mathbb{C}^{d_1} \to \mathbb{C}^{d_2}\)、\(\in \{\text{ 全てのリニアマップ(線形写像)たち }\}\)
ステートメント(言明)たち:
\(f \in \{\text{ 全てのコンティニュアス(連続)マップ(写像)たち }\}\)
//
2: 証明
全体戦略: ステップ1: \(f_1: \mathbb{R}^{2 d_1} \to \mathbb{C}^{d_1}\)および\(f_2: \mathbb{R}^{2 d_2} \to \mathbb{C}^{d_2}\)をカノニカル(正典)ホメオモーフィズム(位相同形写像)たちとして取る; ステップ2: \(f = f_2 \circ {f_2}^{-1} \circ f \circ f_1 \circ {f_1}^{-1}\)であることを見る; ステップ3: \(f_2\)、\({f_2}^{-1} \circ f \circ f_1\)、\({f_1}^{-1}\)たちはコンティニュアス(連続)であることを見る。
ステップ1:
カノニカル(正典)ホメオモーフィズム(位相同形写像)たち\(f_1: \mathbb{R}^{2 d_1} \to \mathbb{C}^{d_1}\)および\(f_2: \mathbb{R}^{2 d_2} \to \mathbb{C}^{d_2}\)を取ろう: それらは、ホメオモーフィズム(位相同形写像)たちである、なぜなら、\(\mathbb{C}^{d_1}\)および\(\mathbb{C}^{d_2}\)のトポロジーたちは、それらをホメオモーフィズム(位相同形写像)たちにするように定義されている。
ステップ2:
\(f = f_2 \circ {f_2}^{-1} \circ f \circ f_1 \circ {f_1}^{-1}\)。
ステップ3:
\(f_2\)はコンティニュアス(連続)である、なぜなら、それはホメオモーフィズム(位相同形写像)である。
\({f_1}^{-1}\)はホメオモーフィズム(位相同形写像)である、なぜなら、\(f_1\)はホメオモーフィズム(位相同形写像)であり、コンティニュアス(連続)である。
\(f_1\)は'ベクトルたちスペース(空間)たち - リニア(線形)モーフィズム(射)たち'アイソモーフィズム(同形写像)である、\(\mathbb{C}^{d_1}\)を\(\mathbb{R}\)ベクトルたちスペース(空間)とみなして: 任意のコンプレックス(複素)ベクトルたちスペース(空間)はカノニカル(正典)リアル(実)ベクトルたちスペース(空間)と見なすことができるという命題を参照のこと。
各\(r, r' \in \mathbb{R}^{2 d_1}\)および\(s, s' \in \mathbb{R}\)に対して、\(f_1 (s r + s' r') = f_1 (s (r^1, r^2, ..., r^{2 (d_1 - 1) + 1}, r^{2 d_1}) + s' (r'^1, r'^2, ..., r'^{2 (d_1 - 1) + 1}, r'^{2 d_1})) = f_1 ((s r^1 + s' r'^1, s r^2 + s' r'^2, ..., s r^{2 (d_1 - 1) + 1} + s' r'^{2 (d_1 - 1) + 1}, s r^{2 d_1} + s' r'^{2 d_1})) = (s r^1 + s' r'^1 + (s r^2 + s' r'^2) i, ..., s r^{2 (d_2 - 1) + 1} + s' r'^{2 (d_1 - 1) + 1} + (s r^{2 d_1} + s' r'^{2 d_1}) i) = s (r^1 + r^2 i, ..., r^{2 (d_1 - 1) + 1} + r^{2 d_1} i) + s' (r'^1 + r'^2 i, ..., r'^{2 (d_1 - 1) + 1} + r'^{2 d_1} i) = s f_1 (r) + s' f_1 (r')\)、したがって、\(f_1\)は\(\mathbb{R}\)-リニア(線形)である。
任意のベクトルたちスペース(空間)たち間の任意のバイジェクティブ(全単射)リニアマップ(線形写像)は'ベクトルたちスペース(空間)たち - リニア(線形)モーフィズム(射)たち'アイソモーフィズム(同形写像)であるという命題によって、\(f_2\)は'ベクトルたちスペース(空間)たち - リニア(線形)モーフィズム(射)たち'アイソモーフィズム(同形写像)である。
同様に、\(f_2\)は'ベクトルたちスペース(空間)たち - リニア(線形)モーフィズム(射)たち'アイソモーフィズム(同形写像)である、\(\mathbb{C}^{d_2}\)を\(\mathbb{R}\)ベクトルたちスペース(空間)とみなして。
したがって、\({f_2}^{-1}\)は\(\mathbb{R}\)-リニア(線形)である。
\(f\)は\(\mathbb{R}\)-リニア(線形)である、\(\mathbb{C}^{d_1}\)および\(\mathbb{C}^{d_2}\)を\(\mathbb{R}\)ベクトルたちスペース(空間)たちとみなして、なぜなら、それは、\(\mathbb{C}\)-リニア(線形)である。
したがって、\({f_2}^{-1} \circ f \circ f_1: \mathbb{R}^{2 d_1} \to \mathbb{R}^{2 d_2}\)はユークリディアンベクトルたちスペース(空間)たち間\(\mathbb{R}\)-リニアマップ(線形写像)である、任意のモジュール(加群)たち間任意のリニアマップ(線形写像)および第1マップ(写像)のコドメイン(余域)の任意のスーパーモジュール(超加群)から任意のモジュール(加群)の中への任意のリニアマップ(線形写像)に対して、第1マップ(写像)の後に第2マップ(写像)を行なうコンポジション(合成)はリニア(線形)であるという命題によって。
任意のユークリディアントポロジカルスペース(空間)たち間の任意のリニア(線形)マップ(写像)はコンティニュアス(連続)であるという命題によって、\({f_2}^{-1} \circ f \circ f_1\)はコンティニュアス(連続)である。
したがって、\(f = f_2 \circ {f_2}^{-1} \circ f \circ f_1 \circ {f_1}^{-1}\)はコンティニュアス(連続)である、任意のトポロジカルスペース(空間)たちの任意のサブスペース(部分空間)たちの間の任意のマップ(写像)たちで任意の対応するポイントたちでコンティニュアス(連続)であるものに対して、コンポジション(合成)は当該ポイントにおいてコンティニュアス(連続)であるという命題によって。