2025年12月14日日曜日

1504: \(C^\infty\)イマージョンたちのコンポジション(合成)は\(C^\infty\)イマージョンである

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\(C^\infty\)イマージョンたちのコンポジション(合成)は\(C^\infty\)イマージョンであることの記述/証明

話題


About: \(C^\infty\)マニフォールド(多様体)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意の\(C^\infty\)イマージョンたちのコンポジション(合成)は\(C^\infty\)イマージョンであるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\(\{M'_1, ..., M'_{n + 1}\}\): \(\subseteq \{\text{ 全ての } C^\infty \text{ マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、たち }\}\)
\(\{M_2, ..., M_{n + 1}\}\): \(M_j \in \{M'_j \text{ の全てのイマーストサブマニフォールド、バウンダリー(境界)付き、たち }\}\)
\(\{f_1, ..., f_n\}\): \(f_j: M'_j \to M_{j + 1}\), \(\in \{\text{ 全ての } C^\infty \text{ イマージョンたち }\}\)
\(f_n \circ ... \circ f_1\): \(M'_1 \to M_{n + 1}, m \mapsto f_n (f_{n - 1} (... (f_1 (m))))\)
//

ステートメント(言明)たち:
\(f_n \circ ... \circ f_1 \in \{\text{ 全ての } C^\infty \text{ イマージョンたち }\}\)
//


2: 注


'コンポジション(合成)'の概念は\(M_j \subset M'_j\)を許す。

各\(f_j\)のコドメイン(余域)はイマーストサブマニフォールド、バウンダリー(境界)付き、(単なるサブセット(部分集合)でなく)である、したがって、\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、である、なぜなら、私たちは、'\(C^\infty\)イマージョン'を任意の\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、から任意の\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、の中へ定義した。

勿論、\(M_j\)は\(M'_j\)にできる。


3: 証明


全体戦略: ステップ1: 各インクルージョン(封入)\(\iota_j: M_j \to M'_j\)を取る; ステップ2: \(f_n \circ ... \circ f_1 = f_n \circ \iota_n ... \iota_2 \circ f_1\)であることを見る; ステップ3: \(d (f_n \circ ... \circ f_1) = d f_n \circ d \iota_n \circ ... d \iota_2 \circ d f_1\)であることを見る; ステップ4: 本命題を結論する。

ステップ1:

各\(j \in \{2, ..., n + 1\}\)に対して、\(\iota_j: M_j \to M'_j\)をインクルージョン(封入)としよう、それは、\(C^\infty\)イマージョンである、イマーストサブマニフォールド、バウンダリー(境界)付き、の定義によって。

ステップ2:

\(f_n \circ ... \circ f_1 = f_n \circ \iota_n ... \iota_2 \circ f_1\)。

ステップ3:

\(d (f_n \circ ... \circ f_1) = d (f_n \circ \iota_n ... \iota_2 \circ f_1) = d f_n \circ d \iota_n ... d \iota_2 \circ d f_1\)、よく知られているとおり: ステップ2内の変換はこのために必要だった: "\(d f_n \circ ... \circ d f_1\)"は妥当でないことになる、なぜなら、\(d f_1 (v) \in T_{f_1 (m)}M_2\)、それは\(d f_2: T_{f_1 (m)}M'_2 \to T_{f_2 \circ f_1 (m)}M_3\)の中へ渡すことはできなくなる、なぜなら、\(d f_1 (v) \notin T_{f_1 (m)}M'_2\)。

ステップ4:

\(f_n \circ \iota_n ... \iota_2 \circ f_1\)は\(C^\infty\)である、任意の\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、たちの任意のサブセット(部分集合)たち間の任意のマップ(写像)たちで対応するポイントたちにおいて\(C^k\)であるものたち、ここで、\(k\)は\(\infty\)を含む、に対して、コンポジション(合成)はポイントにおいて\(C^k\)であるという命題によって。

各\(d f_j\)はインジェクティブ(単射)である、なぜなら、\(f_j\)は\(C^\infty\)イマージョンである。

各\(d \iota_j\)はインジェクティブ(単射)である、なぜなら、\(\iota_j\)は\(C^\infty\)イマージョンである。

したがって、\(d f_n \circ d \iota_n ... d \iota_2 \circ d f_1\)はインジェクティブ(単射)である、インジェクション(単射)たちの任意のファイナイト(有限)コンポジション(合成)はインジェクション(単射)であるという命題によって。

したがって、\(f_n \circ ... \circ f_1 = f_n \circ \iota_n ... \iota_2 \circ f_1\)は\(C^\infty\)イマージョンである。


参考資料


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