2025年12月14日日曜日

1490: フィールド(体)上方のスクウェアマトリックス(正方行列)で\(2\)個のスクウェア(正方)ブロックたちを持ち、残りのブロックたちの\(1\)個が\(0\)であるものに対して、デターミナント(行列式)は非ゼロである、もしも、ダイアゴナル(対角)ブロックたちのデターミナント(行列式)たちが非ゼロである場合、そしてその場合に限って

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フィールド(体)上方のスクウェアマトリックス(正方行列)で\(2\)個のスクウェア(正方)ブロックたちを持ち、残りのブロックたちの\(1\)個が\(0\)であるものに対して、デターミナント(行列式)は非ゼロである、もしも、ダイアゴナル(対角)ブロックたちのデターミナント(行列式)たちが非ゼロである場合、そしてその場合に限って、ことの記述/証明

話題


About: マトリックス(行列)たちスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のフィールド(体)上方の任意のスクウェアマトリックス(正方行列)で\(2\)個の任意のスクウェア(正方)ブロックたちを持ち、残りのブロックたちの\(1\)個が\(0\)であるものに対して、当該デターミナント(行列式)は非ゼロである、もしも、当該ダイアゴナル(対角)ブロックたちのデターミナント(行列式)たちが非ゼロである場合、そしてその場合に限って、という命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\(F\): \(\in \{\text{ 全てのフィールド(体)たち }\}\)
\(M\): \(\in \{F \text{ 上方の全ての } n \times n \text{ マトリックス(行列)たち }\}\), \(= \begin{pmatrix} M^1_1 & M^1_2 \\ M^2_1 & M^2_2 \end{pmatrix}\)、ここで、\(M^1_1 \in \{F \text{ 上方の全ての } n_1 \times n_1 \text{ マトリックス(行列)たち }\}\)および\(M^2_2 \in \{F \text{ 上方の全ての } n_2 \times n_2 \text{ マトリックス(行列)たち }\}\)および\(M^2_1 = 0\)または\(M^1_2 = 0\)
//

ステートメント(言明)たち:
\(det M \neq 0\)
\(\iff\)
\(det M^1_1 \neq 0 \land det M^2_2 \neq 0\)
//


2: 注


本命題は逐次に適用することができる、つまり、\(M^2_2\)が\(M\)の形にある時は、本命題を\(M^2_2\)へ適用できる、等々と続く。

当該要求\(M^2_1 = 0\)または\(M^1_2 = 0\)無しには、本命題は成立しない: 例えば、\(M := \begin{pmatrix} 0 & 1 \\ 1 & 0 \end{pmatrix}\)、ここで、\(n_1 = 1\)および\(n_2 = 1\)、に対して、\(det M \neq 0\)、しかし、\(det M^1_1 = 0\)および\(det M^2_2 = 0\)。


3: 証明


全体戦略: 任意のフィールド(体)上方の任意のスクウェアマトリックス(正方行列)のデターミナント(行列式)は非ゼロである、もしも、当該列たちまたは当該行たちのセット(集合)はリニアにインディペンデント(線形独立)である場合、そしてその場合に限って、という命題を適用する; ステップ1: \(M^2_1 = 0\)であると仮定する; ステップ2: \(det M \neq 0\)であると仮定する; ステップ3: \(det M^1_1 \neq 0\)および\(det M^2_2 \neq 0\)であることを見る; ステップ4: \(det M^1_1 \neq 0\)および\(det M^2_2 \neq 0\)であると仮定する; ステップ5: \(det M \neq 0\)であることを見る; ステップ6: \(M^1_2 = 0\)ケースに対して本命題を結論する。

ステップ1:

\(M^2_1 = 0\)であると仮定しよう。

ステップ2:

\(det M \neq 0\)であると仮定しよう。

ステップ3:

任意のフィールド(体)上方の任意のスクウェアマトリックス(正方行列)のデターミナント(行列式)は非ゼロである、もしも、当該列たちまたは当該行たちのセット(集合)はリニアにインディペンデント(線形独立)である場合、そしてその場合に限って、という命題によって、\(M\)の列たちはリニアにインディペンデント(線形独立)である。

したがって、特に、\(M\)の左\(n_1\)列たちはリニアにインディペンデント(線形独立)である。

したがって、\(M^1_1\)の列たちはリニアにインディペンデント(線形独立)である: \(M^1_1\)の\((j, l)\)コンポーネントを\({M^1_1}^j_l\)と表わして、もしも、\(r_1 \begin{pmatrix} {M^1_1}^1_1 \\ ... \\ {M^1_1}^{n_1}_1 \end{pmatrix} + ... + r_{n_1} \begin{pmatrix} {M^1_1}^1_{n_1} \\ ... \\ {M^1_1}^{n_1}_{n_1} \end{pmatrix} = 0\)がいくつか非ゼロ\((r_1, ..., r_{n_1})\)で成立したら、\(r_1 \begin{pmatrix} {M^1_1}^1_1 \\ ... \\ {M^1_1}^{n_1}_1 \\ 0 \\ ... \\ 0 \end{pmatrix} + ... + r_{n_1} \begin{pmatrix} {M^1_1}^1_{n_1} \\ ... \\ {M^1_1}^{n_1}_{n_1} \\ 0 \\ ... \\ 0 \end{pmatrix} = 0\)が同一非ゼロ\((r_1, ..., r_{n_1})\)で成立することになる、\(M\)の\(n_1\)個左列たちがリニアにインディペンデント(線形独立)であることに反する矛盾。

したがって、\(det M^1_1 \neq 0\)、任意のフィールド(体)上方の任意のスクウェアマトリックス(正方行列)のデターミナント(行列式)は非ゼロである、もしも、当該列たちまたは当該行たちのセット(集合)はリニアにインディペンデント(線形独立)である場合、そしてその場合に限って、という命題によって。

同様に、\(M\)の行たちはリニアにインディペンデント(線形独立)である。

したがって、特に、\(M\)の底\(n_2\)個行たちはリニアにインディペンデント(線形独立)である。

したがって、\(M^2_2\)の行たちはリニアにインディペンデント(線形独立)である: \(M^2_2\)の\((j, l)\)コンポーネントを\({M^2_2}^j_l\)と表わすと、もしも、\(r_1 \begin{pmatrix} {M^2_2}^1_1 & ... & {M^2_2}^1_{n_2} \end{pmatrix} + ... + r_{n_2} \begin{pmatrix} {M^2_2}^{n_2}_1 & ... & {M^2_2}^{n_2}_{n_2} \end{pmatrix} = 0\)がいくつか非ゼロ\((r_1, ..., r_{n_2})\)たちで成立したら、\(r_1 \begin{pmatrix} 0 & ... & 0 & {M^2_2}^1_1 & ... & {M^2_2}^1_{n_2} \end{pmatrix} + ... + r_{n_1} \begin{pmatrix} 0 & ... & 0 & {M^2_2}^{n_2}_1 & ... & {M^2_2}^{n_2}_{n_2} \end{pmatrix} = 0\)が同一非ゼロ\((r_1, ..., r_{n_2})\)たちで成立することになる、\(M\)の底\(n_2\)個行たちがリニアにインディペンデント(線形独立)であることに反する矛盾。

したがって、\(det M^2_2 \neq 0\)、前と同様。

ステップ4:

\(det M^1_1 \neq 0\)および\(det M^2_2 \neq 0\)と仮定しよう。

ステップ5:

任意のフィールド(体)上方の任意のスクウェアマトリックス(正方行列)のデターミナント(行列式)は非ゼロである、もしも、当該列たちまたは当該行たちのセット(集合)はリニアにインディペンデント(線形独立)である場合、そしてその場合に限って、という命題によって、\(M^1_1\)の列たちはリニアにインディペンデント(線形独立)である。

したがって、\(M\)の左\(n_1\)個列たちはリニアにインディペンデント(線形独立)である、任意のファイナイト(有限)-ディメンショナル(次元)列たちまたは行たちモジュール(加群)および任意のリニアにインディペンデント(線形独立)サブセット(部分集合)に対して、当該サブセット(部分集合)の任意のより大きな-ディメンショナル(次元)列たちまたは行たちモジュール(加群)の中への拡大はリニアにインディペンデント(線形独立)であるという命題によって。

同様に、\(M^2_2\)の列たちはリニアにインディペンデント(線形独立)である。

したがって、\(M\)の右\(n_2\)個列たちはリニアにインディペンデント(線形独立)である、前と同様。

\(M\)の列たちはリニアにインディペンデント(線形独立)であることを見よう。

\(r_1 \begin{pmatrix} {M^1_1}^1_1 \\ ... \\ {M^1_1}^{n_1}_1 \\ 0 \\ ... \\ 0 \end{pmatrix} + ... r_{n_1} \begin{pmatrix} {M^1_1}^1_{n_1} \\ ... \\ {M^1_1}^{n_1}_{n_1} \\ 0 \\ ... \\ 0 \end{pmatrix} + r_{n_1 + 1} \begin{pmatrix} {M^1_2}^1_1 \\ ... \\ {M^1_2}^{n_1}_1 \\ {M^2_2}^1_1 \\ ... \\ {M^2_2}^{n_2}_1 \end{pmatrix} + ... + r_{n_1 + n_2} \begin{pmatrix} {M^1_2}^1_{n_2} \\ ... \\ {M^1_2}^{n_1}_{n_2} \\ {M^2_2}^1_{n_2} \\ ... \\ {M^2_2}^{n_2}_{n_2} \end{pmatrix} = 0\)としよう。.

したがって、\(r_1 \begin{pmatrix} 0 \\ ... \\ 0 \end{pmatrix} + ... r_{n_1} \begin{pmatrix} 0 \\ ... \\ 0 \end{pmatrix} + r_{n_1 + 1} \begin{pmatrix} {M^2_2}^1_1 \\ ... \\ {M^2_2}^{n_2}_1 \end{pmatrix} + ... + r_{n_1 + n_2} \begin{pmatrix} {M^2_2}^1_{n_2} \\ ... \\ {M^2_2}^{n_2}_{n_2} \end{pmatrix} = 0\)、それが含意するのは、\((r_{n_1 + 1}, ..., r_{n_1 + n_2}) = (0, ..., 0)\)、なぜなら、\(M^2_2\)の列たちはリニアにインディペンデント(線形独立)である。

したがって、\(r_1 \begin{pmatrix} {M^1_1}^1_1 \\ ... \\ {M^1_1}^{n_1}_1 \\ 0 \\ ... \\ 0 \end{pmatrix} + ... r_{n_1} \begin{pmatrix} {M^1_1}^1_{n_1} \\ ... \\ {M^1_1}^{n_1}_{n_1} \\ 0 \\ ... \\ 0 \end{pmatrix} = 0\)。

したがって、\(r_1 \begin{pmatrix} {M^1_1}^1_1 \\ ... \\ {M^1_1}^{n_1}_1 \end{pmatrix} + ... r_{n_1} \begin{pmatrix} {M^1_1}^1_{n_1} \\ ... \\ {M^1_1}^{n_1}_{n_1} \end{pmatrix} = 0\)、それが含意するのは、\((r_1, ..., r_{n_1}) = (0, ..., 0)\)、なぜなら、\(M^1_1\)の列たちはリニアにインディペンデント(線形独立)である。

したがって、\((r_1, ..., f_{n_1 + n_2}) = (0, ..., 0)\)。

したがって、\(M\)の列たちはリニアにインディペンデント(線形独立)である。

したがって、\(det M \neq 0\)、任意のフィールド(体)上方の任意のスクウェアマトリックス(正方行列)のデターミナント(行列式)は非ゼロである、もしも、当該列たちまたは当該行たちのセット(集合)はリニアにインディペンデント(線形独立)である場合、そしてその場合に限って、という命題によって。

ステップ6:

\(M^1_2 = 0\)であると仮定しよう。

\(M\)のトランスポーズ(転置)\(M^t\)のことを考えよう。

\(M^t = \begin{pmatrix} {M^1_1}^t & {M^2_1}^t \\ {M^1_2}^t & {M^2_2}^t \end{pmatrix}\)。

今度は、\({M^1_2}^t = 0\)である。

ステップ4およびステップ5によって、\(det M^t \neq 0\)、もしも、\(det {M^1_1}^t \neq 0\)および\(det {M^2_2}^t \neq 0\)である場合、そしてその場合に限って。

したがって、\(det M = det M^t \neq 0\)、もしも、\(det {M^1_1} = det {M^1_1}^t \neq 0\)および\(det {M^2_2} = det {M^2_2}^t \neq 0\)である場合、そしてその場合に限って。


参考資料


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