2025年12月28日日曜日

1524: トポロジカルスペース(空間)および\(2\)個のコネクテッド(連結された)サブスペース(部分空間)たちに対して、サブスペース(部分空間)たちのユニオン(和集合)のコネクテッド(連結された)コンポーネントたちはサブスペース(部分空間)たちまたはサブスペース(部分空間)たちのユニオン(和集合)である

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トポロジカルスペース(空間)および\(2\)個のコネクテッド(連結された)サブスペース(部分空間)たちに対して、サブスペース(部分空間)たちのユニオン(和集合)のコネクテッド(連結された)コンポーネントたちはサブスペース(部分空間)たちまたはサブスペース(部分空間)たちのユニオン(和集合)であることの記述/証明

話題


About: トポロジカルスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のトポロジカルスペース(空間)および\(2\)個の任意のコネクテッド(連結された)サブスペース(部分空間)たちに対して、当該サブスペース(部分空間)たちのユニオン(和集合)のコネクテッド(連結された)コンポーネントたちは当該サブスペース(部分空間)たちまたは当該サブスペース(部分空間)たちのユニオン(和集合)であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\(T'\): \(\in \{\text{ 全てのトポロジカルスペース(空間)たち }\}\)
\(T_1\): \(\in \{T' \text{ の全てのコネクテッド(連結された)サブスペース(部分空間)たち }\}\)
\(T_2\): \(\in \{T' \text{ の全てのコネクテッド(連結された)サブスペース(部分空間)たち }\}\)
\(T_1 \cup T_2\): \(\subseteq T'\)、トポロジカルサブスペース(部分空間)として
//

ステートメント(言明)たち:
\(T_1 \cup T_2\)は、コネクテッド(連結された)コンポーネントたち\(\{T_1, T_2\}\)または\(\{T_1 \cup T_2\}\)を持つ
//


2: 注


任意のトポロジカルスペース(空間)に対して、任意の2つのトポロジカルサブスペース(部分空間)たちのユニオン(和集合)はコネクテッド(連結された)である、もしも、それらサブスペース(部分空間)たちの内の1つの上のあるポイントの各ネイバーフッド(近傍)が他方サブスペース(部分空間)のあるポイントを包含する場合、という命題および任意のトポロジカルスペース(空間)に対して、任意のコネクテッド(連結された)サブスペース(部分空間)たちで任意のポイントを共有しているものたちのユニオン(和集合)はコネクテッド(連結された)であるという命題を参照のこと。


3: 証明


全体戦略: ステップ1: 各\(t_1, t'_1 \in T_1\)に対して、\(t_1\)と\(t'_1\)は\(T_1 \cup T_2\)上でコネクテッド(連結された)であり、各\(t_2, t'_2 \in T_2\)に対して、\(t_2\)と\(t'_2\)は\(T_1 \cup T_2\)上でコネクテッド(連結された)であることを見る; ステップ2: 各\(t_1\)はどの\(t_2\)にもコネクテッド(連結された)でないと仮定し、\(\{T_1, T_2\}\)がコネクテッド(連結された)コンポーネントたちであることを見る; ステップ3: ある\(t_1\)がある\(t_2\)にコネクテッド(連結された)であると仮定し、\(\{T_1 \cup T_2\}\)がコネクテッド(連結された)コンポーネントであることを見る。

ステップ1:

\(t_1, t'_1 \in T_1\)を任意のものとしよう。

\(T'\)のサブスペース(部分空間)としての\(T_1\)は\(T_1 \cup T_2\)のサブスペース(部分空間)である、トポロジカルサブスペース(部分空間)たちの任意のネストにおいて、任意のサブスペース(部分空間)上の任意のサブセット(部分集合)のオープン(開)性は、当該サブスペース(部分空間)がサブスペース(部分空間)とみなされる元のスーパースペース(空間)に依存しないという命題によって。

したがって、\(T_1\)は、\(T_1 \cup T_2\)のあるコネクテッド(連結された)サブスペース(部分空間)で\(t_1\)および\(t'_1\)を包含するものである。

したがって、\(t_1\)と\(t'_1\)は\(T_1 \cup T_2\)上でコネクテッド(連結された)である。

各\(t_2, t'_2 \in T_2\)に対して、\(t_2\)と\(t'_2\)は\(T_1 \cup T_2\)上でコネクテッド(連結された)である。

ステップ2:

以下2個のケースたちしかない: 1) 各\(t_1 \in T_1\)はどの\(t_2 \in T_2\)にもコネクテッド(連結された)でない; 2) ある\(t_1 \in T_1\)はある\(t_2 \in T_2\)へコネクテッド(連結された)である。

1) 各\(t_1 \in T_1\)はどの\(t_2 \in T_2\)にもコネクテッド(連結された)でないと仮定しよう。

\(T_1\)は\(T_1 \cup T_2\)上のコネクテッド(連結された)性のあるイクイバレンスクラス(同値類)である、なぜなら、\(T_1\)上の各ポイントたちペアはコネクテッド(連結された)である、ステップ1によって、そして、\(T_1\)上にない各ポイントは\(T_2\)上にあり、当該イクイバレンスクラス(同値類)に属さない、仮定によって。

\(T_2\)は、\(T_1 \cup T_2\)上のコネクテッド(連結された)性のあるイクイバレンスクラス(同値類)である、同様に。

したがって、\(\{T_1, T_2\}\)が\(T_1 \cup T_2\)のコネクテッド(連結された)コンポーネントたちである。

ステップ3:

2) ある\(t_1 \in T_1\)がある\(t_2 \in T_2\)へコネクテッド(連結された)であると仮定しよう。

\(T_1 \cup T_2\)の各ポイントたちペアはコネクテッド(連結された)である、なぜなら、それらが\(t'_1, t''_1 \in T_1\)である時、それらはコネクテッド(連結された)である、ステップ1によって; それらが\(t'_1 \in T_1\)および\(t'_2 \in T_2\)である時、それらはコネクテッド(連結された)である、なぜなら、\(t'_1\)と\(t_1\)はコネクテッド(連結された)である、\(t_1\)と\(t_2\)はコネクテッド(連結された)である、\(t_2\)と\(t'_2\)はコネクテッド(連結された)である; それらが\(t'_2, t''_2 \in T_2\)である時、それらはコネクテッド(連結された)である、ステップ1によって。

したがって、\(T_1 \cup T_2\)が、\(T_1 \cup T_2\)上のコネクテッド(連結された)性のイクイバレンスクラス(同値類)である。

したがって、\(\{T_1 \cup T_2\}\)が、\(T_1 \cup T_2\)のコネクテッド(連結された)コンポーネントである。


参考資料


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