2023年10月29日日曜日

396: トポロジカルスペース(空間)たち間コンティニュアス(連続)エンベディング(埋め込み)でクローズド(閉)レンジ(値域)を持つものはプロパーである

<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>

トポロジカルスペース(空間)たち間コンティニュアス(連続)エンベディング(埋め込み)でクローズド(閉)レンジ(値域)を持つものはプロパーであることの記述/証明

話題


About: トポロジカルスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のトポロジカルスペース(空間)たち間の任意のコンティニュアス(連続)エンベディング(埋め込み)で任意のクローズド(閉)レンジ(値域)を持つものはプロパーであるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義の一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題の一覧があります。


本体


1: 記述


任意のトポロジカルスペース(空間)たち\(T_1, T_2\)に対して、任意のコンティニュアス(連続)エンベディング(埋め込み)で任意のクローズド(閉)レンジ(値域)を持つもの\(f: T_1 \rightarrow T_2\)はプロパーである。


2: 証明


\(f\)のレンジ(値域)コドメイン(余域)についてのリストリクション(制限)\(f': T_1 \rightarrow f (T_1)\)はホメオモーフィズム(位相同形写像)である。\(S \subseteq T_2\)を任意のコンパクトサブセット(部分集合)であるとしよう。\(S\)はサブスペース(部分空間)としてコンパクトである、任意のトポロジカルサブセット(部分集合)のサブセット(部分集合)としてのコンパクト性はサブスペース(部分空間)としてのコンパクト性に等しい という命題によって。\(O := \{U_\alpha \subseteq T_1\vert \alpha \in A\}\)、ここで、\(A\)はアンカウンタブル(不可算)かもしれない任意のインデックスたちセット(集合)、を\(f^{-1} (S)\)の任意のオープンカバー(開被覆)であるとしよう。\(S \cap f (T_1)\)は\(S\)上でクローズド(閉)である、したがって、\(S\)上でコンパクトである、任意のコンパクトトポロジカルスペース(空間)の任意のクローズドサブセット(閉部分集合)はコンパクトであるという命題によって、そして、\(T_2\)上でコンパクトである、任意のトポロジカルスペース(空間)に対して、任意のサブスペース(部分空間)の任意のコンパクトサブセット(部分集合)はベーススペース(空間)上でコンパクトであるという命題によって、そして、\(f (T_1)\)上でコンパクトである、任意のトポロジカルスペース(空間)に対して、任意のサブスペース(部分空間)サブセット(部分集合)でベーススペース(空間)でコンパクトであるものは当該サブスペース(部分空間)でコンパクトであるという命題によって。

\(f (U_\alpha)\)は\(f (T_1)\)上でオープン(開)である、なぜなら、\(f'\)はホメオモーフィック(位相同形写像)である。\(\{f (U_\alpha) \vert \alpha \in A\}\)は\(S \cap f (T_1) = S \cap f \circ f^{-1} (S)\)(そのイコールの理由は、\(T_1 \setminus f^{-1} (S)\)上の任意のポイントは\(S\)の中へどのみちマップしない こと)の\(f (T_1)\)上におけるオープンカバー(開被覆)である、なぜなら、任意のポイント\(p \in S \cap f \circ f^{-1} (S)\)に対して、\(f^{-1} (p) \in \cup_{\alpha \in A} U_\alpha\)、\(p \in f (\cup_{\alpha \in A} U_\alpha) = \cup_{\alpha \in A} f (U_\alpha)\)、任意のマップ(写像)に対して、任意の、セット(集合)たちのユニオン(和集合)、のマップ(写像)イメージ(像)はそれらセット(集合)たちのマップ(写像)イメージ(像)たちのユニオン(和集合)であるという命題によって。あるファイナイト(有限)サブカバー\(\{f (U_i)\vert i \in I \subseteq A\}\)、ここで、\(I\)はあるファイナイト(有限)インデックスたちセット(集合)、がある。\(\{U_i\vert i \in I\}\)は\(O\)のあるファイナイト(有限)サブカバーである、なぜなら、任意の\(p \in f^{-1} (S)\)に対して、\(f (p) \in S \cap f \circ f^{-1} (S) \subseteq \cup_{i \in I} f (U_i)\)、したがって、ある\(i\)に対して\(f (p) \in f (U_i)\)、それが意味するのは、\(p \in U_i\)、なぜなら、\(f\)はインジェクティブ(単射)である。


参考資料


<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>