ファイナイト(有限)ディメンショナル(次元)ベクトルたちスペース(空間)の中へのアファインシンプレックス(単体)マップ(写像)はカノニカル(自然な)トポロジーたちに関してコンティニュアス(連続)であることの記述/証明
話題
About: ベクトルたちスペース(空間)
About: トポロジカルスペース(空間)
この記事の目次
開始コンテキスト
- 読者は、アファインシンプレックス(単体)の定義を知っている。
- 読者は、ファイナイト(有限)次元リアル(実)ベクトルたちスペース(空間)に対するカノニカル(自然な)トポロジーの定義を知っている。
- 読者は、ファイナイト(有限)ディメンショナル(次元)リアル(実)ベクトルたちスペース(空間)に対するカノニカル(自然な)\(C^\infty\)アトラスの定義を知っている。
- 読者は、コンティニュアス(連続)マップ(写像)の定義を知っている。
- 読者は、任意のトポロジカルスペース(空間)たち間マップ(写像)は任意のポイントにおいてコンティニュアス(連続)である、もしも、当該スペース(空間)たちは何らかの\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)たちのサブスペース(部分空間)たちであり、当該ポイントおよび当該ポイントイメージ(像)の周りに当該マニフォールド(多様体)たちのチャートたちがあり、当該チャートオープンサブセット(部分集合)たち間マップ(写像)で元のマップ(写像)へリストリクテッド(制限される)なもので、そのコーディネート( 座標)たちファンクション(関数)のリストリクション(制限)がコンティニュアス(連続)であるものがある場合という命題を認めている。
ターゲットコンテキスト
- 読者は、任意のファイナイト(有限)ディメンショナル(次元)ベクトルたちスペース(空間)の中への任意のアファインシンプレックス(単体)マップ(写像)はドメイン(定義域)およびコドメイン(余域)のカノニカル(自然な)トポロジーたちに関してコンティニュアス(連続)であるという命題の記述および証明を得る。
オリエンテーション
本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。
本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。
本体
1: 構造化された記述
ここに'構造化された記述'のルールたちがある。
エンティティ(実体)たち:
\(V\): \(\in \{\text{ 全ての } d \text{ ディメンショナル(次元)リアル(実)ベクトルたちスペース(空間)たち }\}\)でカノニカル(自然な)トポロジーを持つもの
\(\{p_0, ..., p_n\}\): \(\subseteq V\), \(\in \{V\text{ 上のベースポイントたちの全てのアファインインディペンデント(独立)セット(集合)たち }\}\)
\([p_0, ..., p_n]\): \(= \text{ 当該アファインシンプレックス(単体) }\)
\(\mathbb{R}^{n + 1}\): \(= \text{ ユークリディアントポロジカルスペース(空間) }\)
\(T\): \(= \{t = (t^0, ..., t^n) \in \mathbb{R}^{n + 1} \vert \sum_{j \in \{0, ..., n\}} t^j = 1 \land 0 \le t^j\} \subseteq \mathbb{R}^{n + 1}\)、\(\mathbb{R}^{n + 1}\)のトポロジカルサブスペース(部分空間)として
\(f\): \(: T \to V, t = (t^0, ..., t^n) \mapsto \sum_{j \in \{0, ..., n\}} t^j p_j\)
//
ステートメント(言明)たち:
\(f \in \{\text{ 全てのコンティニュアス(連続)マップ(写像)たち }\}\)
//
2: 自然言語記述
任意の\(d\)ディメンショナル(次元)リアル(実)ベクトルたちスペース(空間)\(V\)でカノニカル(自然な)トポロジーを持つもの、\(V\)上のベースポイントたちの任意のアファインインディペンデント(独立)セット(集合)\(\{p_0, ..., p_n\} \subseteq V\)、アファインシンプレックス(単体)\([p_0, ..., p_n]\)、ユークリディアントポロジカルスペース(空間)\(\mathbb{R}^{n + 1}\)、\(T := \{t = (t^0, ..., t^n) \in \mathbb{R}^{n + 1} \vert \sum_{j \in \{0, ..., n\}} t^j = 1 \land 0 \le t^j\} \subseteq \mathbb{R}^{n + 1}\)で\(\mathbb{R}^{n + 1}\)のトポロジカルサブスペース(部分空間)とみなしたものに対して、マップ(写像)\(f: T \to V, t = (t^0, ..., t^n) \mapsto \sum_{j \in \{0, ..., n\}} t^j p_j\)はコンティニュアス(連続)である。
3: 証明
ユークリディアン\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)\(\mathbb{R}^{n + 1}\)のことを考えよう。\(T \subseteq \mathbb{R}^{n + 1}\)は当該\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)のトポロジカルサブスペース(部分空間)である。
ユークリディアン\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)\(\mathbb{R}^d\)からインデュースト(誘導された)カノニカル\(C^\infty\)アトラスを持つカノニカル\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)\(V\)のことを考えよう。\(V \subseteq V\)は当該\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)のトポロジカルサブスペース(部分空間)である。
\((\mathbb{R}^{n + 1}, id)\)は\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)\(\mathbb{R}^{n + 1}\)のチャートである。
\(\{p_1 - p_0, ..., p_n - p_0\}\)は\(V\)上でリニア(線形)にインディペンデント(独立)であり、私たちは、\(V\)に対して、任意のベーシス(基底)\(\{p_1 - p_0, ..., p_n - p_0, b_{n + 1}, ..., b_d\}\)を取ることができる。任意の\(v \in V\)に対して、\(v = s^1 (p_1 - p_0) + ... + s^n (p_n - p_0) + s^{n + 1} b_{n + 1} + ... + s^d b_d\)で、\((V, \phi)\), \(\phi: V \to \mathbb{R}^d, v \mapsto (s^1, ..., s^n, s^{n + 1}, ..., s^d)\)は、\(V\)に対するカノニカルな\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)のチャートである。
\(f (t) = \sum_{j \in \{0, ..., n\}} t^j p_j = \sum_{j \in \{0, ..., n\}} t^j (p_j - p_0) + \sum_{j \in \{0, ..., n\}} t^j p_0 = \sum_{j \in \{1, ..., n\}} t^j (p_j - p_0) + 1 p_0\)。
したがって、マップ(写像)\(f': \mathbb{R}^{n + 1} \to V, t \mapsto \sum_{j \in \{1, ..., n\}} t^j (p_j - p_0) + 1 p_0\)を取ろう。\(f'\vert_{\mathbb{R}^{n + 1} \cap T} = f\vert_{\mathbb{R}^{n + 1} \cap T}\)。リストリクテッド(制限された)コーディネート(座標)たちファンクション(関数)\(\phi \circ f' \circ {id}^{-1}\vert_{id (\mathbb{R}^{n + 1} \cap T)}: id (\mathbb{R}^{n + 1} \cap T) \to \phi (V)\)は\((t^0, ..., t^n) \mapsto (t^1 + p^1_0, ..., t^n + p^n_0, p^{n + 1}_0, ..., p^d_0)\)、ここで、\(\phi (p_0) = (p^1_0, ..., p^d_0)\)、それは明らかにコンティニュアス(連続)である。
任意のトポロジカルスペース(空間)たち間マップ(写像)は任意のポイントにおいてコンティニュアス(連続)である、もしも、当該スペース(空間)たちは何らかの\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)たちのサブスペース(部分空間)たちであり、当該ポイントおよび当該ポイントイメージ(像)の周りに当該マニフォールド(多様体)たちのチャートたちがあり、当該チャートオープンサブセット(部分集合)たち間マップ(写像)で元のマップ(写像)へリストリクテッド(制限される)なもので、そのコーディネート( 座標)たちファンクション(関数)のリストリクション(制限)がコンティニュアス(連続)であるものがある場合という命題によって、\(f\)はコンティニュアス(連続)である。