2024年7月7日日曜日

670: プリンシパル(主要な)インテグラルドメイン(整域)上方のレクタングルマトリックス(長方行列)に対するスミスノーマルフォーム(正規形)定理

<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>

プリンシパル(主要な)インテグラルドメイン(整域)上方のレクタングルマトリックス(長方行列)に対するスミスノーマルフォーム(正規形)定理の記述/証明

話題


About: リング(環)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のプリンシパル(主要な)インテグラルドメイン(整域)上方の任意のレクタングルマトリックス(長方行列)に対してスミスノーマルフォーム(正規形)定理が成立するという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
R: { 全てのプリンシパル(主要な)インテグラルドメイン(整域)たち }
M: {R 上方の全てのm x nマトリックス(行列)たち }
//

ステートメント(言明)たち:
N{R 上方の全てのn x nインバーティブル(可逆)マトリックス(行列)たち },O{R 上方の全てのm x mインバーティブル(可逆)マトリックス(行列)たち }
(
kN で以下を満たすもの、つまり、 0kmin(m,n)
(
OMN で、以下を満たすもの、つまり、左上 kxk サブマトリックス(部分行列)は、以下を満たす非ゼロダイアゴナル(対角)コンポーネントたち (d1,...,dk)dj|dj+1、\text{ を持つダイアゴナル(対角)で、他の全てのコンポーネントたちは } 0である

 当該フォームは、 dj をあるユニットでかけることを除いてユニークである 
)
)
//


2: 自然言語記述


任意のプリンシパル(主要な)インテグラルドメイン(整域)RR上方の任意のmxnマトリックス(行列)Mに対して、R上方のあるnxnインバーティブル(可逆)マトリックス(行列)NR上方のあるmxmインバーティブル(可逆)マトリックス(行列)O、以下を満たすあるkN、つまり、0kmin(m,n)、があり、OMNは以下を満たす、つまり、左上kxkサブマトリックス(部分行列)は、以下を満たす非ゼロダイアゴナル(対角)コンポーネントたち(d1,...,dk)、つまり、dj|dj+1、を持ってダイアゴナル(対角)であって他の全てのコンポーネントたちは0である、そして、当該フォームは、djにあるユニットをかけることを除いてユニークである。


3: 証明


max(m,n)に関してインダクティブ(帰納的)に証明しよう。

max(m,n)=1である時、本命題は明らかに成立する: NまたはORの要素であり、それがインバーティブル(可逆)であることは、それがユニットであることを意味する。

本命題はmax(m,n)=nまで成立すると仮定しよう。

max(m,n)=n+1であると仮定しよう。

Mの各コンポーネントをMljと表わそう。

Rは最大共通ディバイザー(因子)たちドメインである、任意のプリンシパル(主要な)インテグラルドメイン(整域)は最大共通ディバイザー(因子)たちドメインであり、プリンシパル(主要な)インテグラルドメイン(整域)上の各2要素たちに対して、最大共通ディバイザー(因子)たちの内の各々は、当該2要素たちによるプリンシパル(主要)アイディアル(イデアル)たちのサム(合計)がそれによってプリンシパル(主要)アイディアル(イデアル)であるというものであるという命題によって。

Rの各要素はディコンポーズド(分解される)でファクター(因子)たちとしてのイリデューシブル(約分不能)要素たちの数はユニークである。したがって、マップ(写像)f:RNで、当該要素をファクターたちとしてのイリデューシブル(約分不能)要素たちの数へマップするもののことを考えよう。

これ以降、私たちは、任意のプリンシパル(主要な)インテグラルドメイン(整域)上方の任意のレクタングルマトリックス(長方行列)に対して、いくつかのタイプたちの行たちまたは列たちオペレーションたちで、それらの各々は、あるインバーティブル(可逆)マトリックス(行列)による左または右からのマルチプリケーション(積)として表わされる、ものたちがあるという命題を用いる、それは、私たちが使う行たちまたは列たちオペレーションたちはインバーティブルマトリックス(可逆行列)による積として表現されることを保証する。

Mの全てのコンポーネントたちが0である時、本命題は当然成立する。

これ以降は、Mのコンポーネントたちの内の少なくとも1つは非ゼロであると仮定しよう。

Mの以下を満たす任意の非ゼロコンポーネントを取ろう、つまり、そのfの下での値は全ての非ゼロコンポーネントたちの内で最小である: もしも、そういう複数のものがあれば、それらの内から任意の1つを選ぶ。

当該コンポーネントを(1,1)位置へ、行たち列たちをスワップ(入れ替え)することによって移そう、そして、当該マトリックス(行列)をMと表わそう。

2つのケースたちがある: ケース1: 全てのコンポーネントたちはM11で割れる; ケース2: それ以外。

ケース1を仮定しよう。

1<jである各M1jに対して、M1j=qjM11、そして、1番目行のqj倍をj番目行へ加えよう。すると、M1jqjM11=0。したがって、第1列は今や(1,1)コンポーネントを除いて0である。

1<lである各Ml1に対して、Ml1=qlM11、そして、1番目列のql倍をl番目列へ加えよう。すると、Ml1qlM11=0。したがって、1番目行は今や(1,1)コンポーネントの除いて0である。注意として、1番目列は、それによって乱されることはなかった。

残りの(m1)x(n1)マトリックス(行列)は、あるスミスノーマルフォーム(正規形)へ変形することができ、ダイアゴナル(対角)コンポーネントたちd2,...,dkを持つ、インダクション(帰納法)仮定によって。それは、インバーティブル(可逆)mxmマトリックス(行列)およびインバーティブル(可逆)nxnマトリックス(行列)で、(1,1)コンポーネントたち1を除いて1番目行たちおよび1番目列たちが0であるものによって行なえる。

さて、M11=d1と名付けると、結果は、スミスノーマルフォーム(正規形)であり、ダイアゴナル(対角)コンポーネントたちd1,...,dkである、なぜなら、d1|d2、なぜなら、d2Mのコンポーネントたちのリニアコンビネーション(線形結合)であるが、各コンポーネントはd1で割れる。

ケース2を仮定しよう。

M11によって割れない少なくとも1つのコンポーネントがある。

3つのサブケースたちがある: ケース2-1: 1番目列はある割れないコンポーネントを持つ; ケース2-2: ケース2-1ではないが、1番目行はある割れないコンポーネントを持つ; ケース2-3: ケース2-1でもケース2-2でもない。

ケース2-1を仮定しよう。

1番目列はある割れないコンポーネントM1jを持ち、あるdgcd(M11,M1j)および以下を満たす何らかのw,xR、つまり、wM11+xM1j=d、がある(任意のプリンシパル(主要な)インテグラルドメイン(整域)は最大共通ディバイザー(因子)たちドメインであり、プリンシパル(主要な)インテグラルドメイン(整域)上の各2要素たちに対して、最大共通ディバイザー(因子)たちの内の各々は、当該2要素たちによるプリンシパル(主要)アイディアル(イデアル)たちのサム(合計)がそれによってプリンシパル(主要)アイディアル(イデアル)であるというものであるという命題によって)、そして、1番目行を、1番目行をw倍したものプラスj番目行をx倍したもので置き換え、j番目行を、1番目行をM1j/d倍したものプラスj番目行をM11/d倍したもので置き換えることによって、今や、(1,1)コンポーネントはdであり、(j,1)コンポーネントは0である。注意として、f(d)<f(M11)、なぜなら、M11M1jを割れなかったから、dは、ファクター(因子)たちとしてより少ないイリデューシブル(約分不能)要素たちを含む。

さて、ケースたちチェックへ戻ろう(もしも、ケース1であれば、処理は終結する)。

ケース2-2を仮定しよう。

1番目行はある割れないコンポーネントMl1を持ち、あるdgcd(M11,Ml1)および以下を満たす何らかのw,xR、つまり、wM11+xMl1=d、があり、1番目列を、1番目列をw倍したものプラスl番目列をx倍したもので置き換え、l番目列を、1番目列をMl1/d倍したものプラスl番目列をM11/d倍したもので置き換えることによって、今や、(1,1)コンポーネントはdであり、(1,l)コンポーネントは0である。注意として、f(d)<f(M11)、なぜなら、M11Ml1を割れなかったから、dはファクターたちとしてより少ないイリデューシブル(約分不能)要素たちを含む。

さて、ケースたちチェックへ戻ろう(もしも、ケース1であれば、処理は終結する)。

ケース2-3を仮定しよう。

ケース1の処理を1番目列および1番目行に対して行なおう、それは可能である、なぜなら、1番目列および1番目行は割れる。

すると、当該処理が全ての割れないコンポーネントたちを消し去ったとしたら、今や、ケースたちチェックへ戻ろう、ケース1になり、処理は終結する。

そうでなければ、あるl番目列上にある割れないコンポーネントがある。l番目列を1番目列へ加えよう((1,1)コンポーネントは乱されない、なぜなら、1番目行は(1,1)コンポーネントを除いて0である)。今や、ケース2-1を行おう。

0f(d)<f(M11)であるから、そのうちに、f(d)は0になるであろう、もしも、ケース1がその前に実現されなければ、そして、ケース1が不可避に実現される、なぜなら、f(d)=0dがユニットであることを含意する。

したがって、スミスノーマルフォーム(正規形)がOMNとして実現された。

当該フォームがdjをあるユニット倍することを除いてユニークであることを見よう。

任意のプリンシパル(主要な)インテグラルドメイン(整域)、当該ドメイン上方の任意のレクタングルマトリックス(長方行列)、当該ドメイン上方の任意のレクタングルマトリックス(長方行列)列たちディメンジョナル(次元)またはレクタングルマトリックス(長方行列)行たちディメンジョナル(次元)インバーティブル(可逆)スクウェアマトリックス(正方行列)に対して、プロダクトの指定ディメンジョナル(次元)サブデテーミナント(部分行列式)たちによるプリンシパル(主要)アイディアル(イデアル)たちのサム(合計)は、レクタングルマトリックス(長方行列)の同ディメンジョナル(次元)サブデテーミナント(部分行列式)たちによるプリンシパル(主要)アイディアル(イデアル)たちのサム(合計)であるという命題によって、各1jmin(m,n)に対して、Ij(OMN)=Ij(M)

OMNの各非ゼロjxjサブデターミナント(部分行列式)はあるダイアゴナル(対角)サブマトリックス(部分行列)による、なぜなら、(1,1)コンポーネントは非ゼロでなければならない、なぜなら、1番目行はある非ゼロコンポーネントを持たなければならないところ、もしも、最初の非ゼロコンポーネントが1<l(1,l)コンポーネントだったら、1番目列は全てゼロであることになる、なぜなら、いかなる非ゼロコンポーネントもl番目列より左の列上に現われることはできない、それは、デターミナント(行列式)はゼロだったことを意味する; 同様に、(2,2)コンポーネントは非ゼロでなければならない、なぜなら、そうでなければ、右下(j1)x(j1)サブデターミナント(部分行列式)はゼロになり、それは、jxjデターミナント(行列式)をゼロにする、ラプラス展開によって; 等々と続く。

Ij(OMN)は全てのjxjサブデターミナント(部分行列式)たちのある最大共通ディバイザー(因子)によるプリンシパル(主要)アイディアル(イデアル)である、任意のプリンシパル(主要な)インテグラルドメイン(整域)、任意のファイナイト(有限)サブセット(部分集合)に対して、当該サブセット(部分集合)の要素たちによるプリンシパル(主要)アイディアル(イデアル)たちのサム(合計)は、当該サブセット(部分集合)の最大共通ディバイザー(因子)たちの内の任意のものによるプリンシパル(主要)アイディアル(イデアル)であるという命題によって、ところ、そういう最大共通ディバイザー(因子)の1つは、1jkの時d1...djである(dl|dl+1であるから)、そして、k<jである時0

別のスミスノーマルフォーム(正規形)OMNでダイアゴナル(対角)コンポーネントたちd1,...,dkを持つものがあると仮定しよう。

すると、Ij(OMN)=Ij(OMN)。特に、I1(OMN)=I1(OMN)、それは、d1によるプリンシパル(主要)アイディアル(イデアル)である、それは、d1によるプリンシパル(主要)アイディアル(イデアル)である。すると、あるユニットに対してd1=u1d1任意のインテグラルドメイン(整域)に対して、もしも、任意の要素による任意のプリンシパル(主要)アイディアル(イデアル)が任意の別の要素によるものでもあった場合、当該要素たちはお互いにアソシエイトたちである、そして、当該プリンシパル(主要)アイディアル(イデアル)は任意のアソシエイトによるものであるという命題によって。同様に、d1d2=u1d1d2=u2d1d2、それが含意するのは、d2=u11u2d2。等々と続く。結局、各djdjのアソシエイトである。不可避に、k=k


参考資料


<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>