2024年10月27日日曜日

838: トポロジカルスペース(空間)およびその、ユークリディアントポロジカルスペース(空間)たちとの2つのプロダクトたちに対して、プロダクトたち間のマップ(写像)でファイバー維持でファイバー上でリニア(線形)なものはコンティニュアス(連続)である、もしも、カノニカル(正典)マトリックス(行列)がコンティニュアス(連続)である場合、そしてその場合に限って

<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>

トポロジカルスペース(空間)およびその、ユークリディアントポロジカルスペース(空間)たちとの2つのプロダクトたちに対して、プロダクトたち間のマップ(写像)でファイバー維持でファイバー上でリニア(線形)なものはコンティニュアス(連続)である、もしも、カノニカル(正典)マトリックス(行列)がコンティニュアス(連続)である場合、そしてその場合に限って、ことの記述/証明

話題


About: トポロジカルスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のトポロジカルスペース(空間)およびその、任意のユークリディアントポロジカルスペース(空間)たちとの2つのプロダクトたちに対して、当該プロダクトたち間の任意のマップ(写像)でファイバー維持で各ファイバー上でリニア(線形)なものはコンティニュアス(連続)である、もしも、カノニカル(正典)マトリックス(行列)がコンティニュアス(連続)である場合、そしてその場合に限って、という命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\(T\): \(\in \{\text{ 全てのトポロジカルスペース(空間)たち }\}\)
\(\mathbb{R}^{d_1}\): \(= \text{ 当該ユークリディアントポロジカルスペース(空間) }\)
\(\mathbb{R}^{d_2}\): \(= \text{ 当該ユークリディアントポロジカルスペース(空間) }\)
\(T \times \mathbb{R}^{d_1}\): \(= \text{ 当該プロダクトトポロジカルスペース(空間) }\)
\(T \times \mathbb{R}^{d_2}\): \(= \text{ 当該プロダクトトポロジカルスペース(空間) }\)
\(\mathbb{R}^{d_2 d_1}\): \(= \text{ 当該ユークリディアントポロジカルスペース(空間) }\)
\(M\): \(: T \to \{\text{ 全ての } d_2 x d_1 \text{ リアル(実)マトリックス(行列)たち }\} \subseteq \mathbb{R}^{d_2 d_1}\)で、コドメイン(余域)をトポロジカルサブスペース(部分空間)としたもの
\(f\): \(: T \times \mathbb{R}^{d_1} \to T \times \mathbb{R}^{d_2}, (t, v) \mapsto (t, M (t) v)\)
//

ステートメント(言明)たち:
\(f \in \{\text{ 全てのコンティニュアス(連続)マップ(写像)たち }\}\)
\(\iff\)
\(M \in \text{ 全てのコンティニュアス(連続)マップ(写像)たち }\)
//


2: 注


\(T \times \mathbb{R}^{d_1}\)および\(T \times \mathbb{R}^{d_2}\)はカノニカルにベクトルたちバンドル(束)たちとみなされており、"ファイバー"と言っているのは、当該ベクトルたちバンドル(束)たちに関してである。


3: 証明


全体戦略: ステップ1: \(f\)はコンティニュアス(連続)であると仮定し、\(M\)はコンティニュアス(連続)であることを見る、コンティニュアス(連続)マップ(写像)の定義にしたがって; ステップ2: \(M\)はコンティニュアス(連続)であると仮定し、\(f\)はコンティニュアス(連続)であることを見る、コンティニュアス(連続)マップ(写像)の定義にしたがって。

ステップ1:

\(f\)はコンティニュアス(連続)であると仮定しよう。

\(M\)はコンティニュアス(連続)であることを見よう。

\((t, v) \in T \times \mathbb{R}^{d_1}\)は任意のものとしよう。

\(f ((t, v)) = (t, M (t) v) \in T \times \mathbb{R}^{d_2}\)の任意のオープンネイバーフッド(開近傍)に対して、以下を満たすある\(U_t \times C_{M (t) v, \epsilon} \subseteq T \times \mathbb{R}^{d_2}\)、つまり、\((t, M (t) v) \in U_t \times C_{M (t) v, \epsilon}\)、で当該ネイバーフッド(開近傍)に包含されているものがある、ここで、\(U_t \subseteq T\)は\(t\)のオープンネイバーフッド(開近傍)であり\(C_{M (t) v, \epsilon} \subseteq \mathbb{R}^{d_2}\)は\(M (t) v\)周りのオープンキューブ(開立方体)である。

\((t, v)\)の以下を満たすあるオープンネイバーフッド(開近傍)\(V_t \times V_v \subseteq T \times \mathbb{R}^{d_1}\)、つまり、\(f (V_t \times V_v) \subseteq U_t \times C_{M (t) v, \epsilon}\)、がある、ここで、\(V_t \subseteq T\)は\(t\)のオープンネイバーフッド(開近傍)であり\(V_v \subseteq \mathbb{R}^{d_1}\)は\(v\)のオープンネイバーフッド(開近傍)である。

特に、\(f (V_t \times \{v\}) \subseteq U_t \times C_{M (t) v, \epsilon}\)。

各\(t' \in V_t\)に対して、\(f ((t', v)) = (t', M (t') v)\)であり、\(M (t') v \subseteq C_{M (t) v, \epsilon}\)。

特に、\(v = (0, ..., 0, 1, 0, ..., 0)^t\)と取ろう、ここで、\(1\)は第\(j\)コンポーネントである。

すると、\(M (t') v = (M^1_j (t'), ..., M^{d_2}_j (t'))^t \subseteq C_{(M^1_j (t), ..., M^{d_2}_j (t))^t, \epsilon}\)、それが意味するのは、\(M^k_j (t) - \epsilon \lt M^k_j (t') \lt M^k_j (t) + \epsilon\)、それが意味するのは、各\(M^k_j\)はコンティニュアス(連続)であるということ。

それが意味するのは、\(M\)はコンティニュアス(連続)であるということ、任意のトポロジカルスペース(空間)から任意のファイナイト(有限)プロダクトトポロジカルスペース(空間)の中への任意のマップ(写像)はコンティニュアス(連続)である、もしも、全てのコンポーネントマップ(写像)たちがコンティニュアス(連続)である場合、そしてその場合に限って、という命題によって。

ステップ2:

\(M\)はコンティニュアス(連続)であると仮定しよう。

\(f\)はコンティニュアス(連続)であることを見よう。

\((t, v) \in T \times \mathbb{R}^{d_1}\)は任意のものとしよう。

\(f ((t, v)) = (t, M (t) v) \in T \times \mathbb{R}^{d_2}\)の任意のオープンネイバーフッド(開近傍)に対して、以下を満たすある\(U_t \times C_{M (t) v, \epsilon} \subseteq T \times \mathbb{R}^{d_2}\)、つまり、\((t, M (t) v) \in U_t \times C_{M (t) v, \epsilon}\)、で当該ネイバーフッド(近傍)に包含されているものがある、ここで、\(U_t \subseteq T\)は\(t\)のオープンネイバーフッド(開近傍)であり\(C_{M (t) v, \epsilon} \subseteq \mathbb{R}^{d_2}\)は\(M (t) v\)周りのオープンキューブ(開立方体)である。

任意のマトリックス(行列)たちマルチプリケーションたちマップ(写像)たちはコンティニュアス(連続)である、任意のマトリックス(行列)たちマルチプリケーション(乗法)たちマップ(写像)はコンティニュアス(連続)であるという命題によって、から、\(M (t) \in \mathbb{R}^{d_2 d_1}\)の周りのあるオープンキューブ(開立方体)\(C_{M (t), \delta} \subseteq \mathbb{R}^{d_2 d_1}\)および\(v \in \mathbb{R}^{d_1}\)周りのあるオープンキューブ(開立方体)\(C_{v, \delta}\)で、マルチプリケーション(積)たちが\(C_{M (t) v, \epsilon}\)内に包含されているものがある。

\(M\)はコンティニュアス(連続)であるから、\(t\)の以下を満たすあるオープンネイバーフッド(開近傍)\(V_t \subseteq T\)、つまり、\(M (V_t) \subseteq C_{M (t), \delta}\)、がある。

そこで、\((t, v)\)のオープンネイバーフッド(開近傍)\((U_t \cap V_t) \times C_{v, \delta} \subseteq T \times \mathbb{R}^{d_1}\)のことを考えよう。

\(f ((U_t \cap V_t) \times C_{v, \delta}) \subseteq U_t \times C_{M (t) v, \epsilon}\)である、なぜなら、各\((t', v') \in (U_t \cap V_t) \times C_{v, \delta}\)に対して、\(f (t', v') = (t', M (t') v')\)、しかし、\(t' \in U_t\)および\(M (t') v' \in C_{M (t) v, \epsilon}\)、なぜなら、\(M (t') \in C_{M (t), \delta}\)および\(v' \in C_{v, \delta}\)である。

したがって、\(f\)はコンティニュアス(連続)である。


参考資料


<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>