2024年11月3日日曜日

843: グループ(群)およびサブグループ(部分群)に対して、サブグループ(部分群)に対するグループ(群)要素によるコンジュゲーションは'グループ(群)たち - ホモモーフィズムたち'アイソモーフィズム(同形写像)である

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グループ(群)およびサブグループ(部分群)に対して、サブグループ(部分群)に対するグループ(群)要素によるコンジュゲーションは'グループ(群)たち - ホモモーフィズムたち'アイソモーフィズム(同形写像)であることのの記述/証明

話題


About: グループ(群)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のグループ(群)およびその任意のサブグループ(部分群)に対して、当該サブグループ(部分群)に対する任意のグループ(群)要素によるコンジュゲーションは'グループ(群)たち - ホモモーフィズムたち'アイソモーフィズム(同形写像)であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
G: { 全てのグループ(群)たち }
G: {G の全てのサブグループ(部分群)たち }
g: G
fg: :GgGg1, =G に対する g によるコンジュゲーション 
//

ステートメント(言明)たち:
fg{ 全ての'グループ(群)たち - ホモモーフィズムたち'アイソモーフィズム(同形写像)たち }
//


2: 注


任意のグループ(群)に対して、任意の要素によるコンジュゲーションは'グループ(群)たち - ホモモーフィズム(準同形写像)たち'アイソモーフィズム(同形写像)であるという命題と比較のこと、それは、グループ(群)全体,に対するコンジュゲーションに関するものである、それに対して、本命題は、あるサブグループ(部分群)に対するコンジュゲーションに関するものである。本命題は、その命題から自然に予期されるものであるが、確実を期すために証明しよう。


3: 証明


全体戦略: ステップ1: gGg1はグループ(群)であることを見る; ステップ2: fgはグループ(群)ホモモーフィズム(準同形写像)であることを見る; ステップ3: fgはバイジェクティブ(全単射)であることを見る; ステップ4: 本命題を結論する。

ステップ1:

gGg1は本当にグループ(群)である、なぜなら、それは、サブグループの、要素によるコンジュゲートサブグループ(部分群)である: サブグループ(部分群)の、要素によるコンジュゲート(共役)サブグループ(部分群)の定義に対する"注"を参照。

ステップ2:

fgはグループ(群)ホモモーフィズム(準同形写像)であることを見よう。

g1,g2Gに対して、fg(g1g2)=gg1g2g1=gg1g1gg2g1=fg(g1)fg(g2)

fgはグループ(群)ホモモーフィズム(準同形写像)である、任意のグループ(群)たち間の任意のマップ(写像)で任意の2要素たちのプロダクト(積)を当該要素たちのイメージ(像)たちのプロダクト(積)へマップするものはグループ(群) ホモモーフィズム(準同形写像)であるという命題によって。

ステップ3:

fgはバイジェクティブ(全単射)であることを見よう。

g1,g2Gは、g1g2を満たす任意のものとしよう。fg(g1)=fg(g2)であると仮定しよう。gg1g1=gg2g1g1=g1gg1g1g=g1gg2g1g=g2、矛盾。したがって、fg(g1)fg(g2)。したがって、fgはインジェクティブ(単射)である。

fgはサージェクティブ(全射)である、なぜなら、コドメイン(余域)はレンジ(値域)であるよう決定されている。

ステップ4:

fgは'グループ(群)たち - ホモモーフィズムたち'アイソモーフィズム(同形写像)である任意のバイジェクティブ(全単射)グループ(群)ホモモーフィズム(準同形写像)は'グループ(群)たち - ホモモーフィズム(準同形写像)たち'アイソモーフィズム(同形写像)であるという命題によって。


参考資料


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