2025年2月23日日曜日

1023: k個のファイナイト(有限)-ディメンショナル(次元)ベクトルたちスペース(空間)たちのテンソルプロダクト(積)はベーシス(基底)要素たちによってインデュースト(誘導された)クラスたちから構成されるベーシス(基底)を持つ

<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>

k個のファイナイト(有限)-ディメンショナル(次元)ベクトルたちスペース(空間)たちのテンソルプロダクト(積)はベーシス(基底)要素たちによってインデュースト(誘導された)クラスたちから構成されるベーシス(基底)を持つことの記述/証明

話題


About: ベクトルたちスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のk個のファイナイト(有限)-ディメンショナル(次元)ベクトルたちスペース(空間)たちのテンソルプロダクト(積)は任意のベーシス(基底)要素たちによってインデュースト(誘導された)クラスたちから構成されるベーシス(基底)を持つという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
F: { 全てのフィールド(体)たち }
{V1,...,Vk}: { 全てのファイナイト(有限)-ディメンショナル(次元) F ベクトルたちスペース(空間)たち }
{B1,...,Bk}: Bl{ に対する全てのベーシス(基底)たち Vl}
V1...Vk: = 当該テンソルプロダクト 
B: ={[((b1,j1,...,bk,jk))]|bl,jlBl}
//

ステートメント(言明)たち:
B{V1...Vk に対する全てのベーシス(基底)たち }
//

Bを"{B1,...,Bk}に関するスタンダード(標準)ベーシス(基底)"と呼ぼう: それは{B1,...,Bk}が指定されなければ決定されない。


2: 注


Vjはファイナイト(有限)-ディメンショナル(次元)である必要がある、なぜなら、"証明"はBjのデュアルを用いる: ファイナイト(有限)-ディメンショナル(次元)ベクトルたちスペース(空間)に対するベーシス(基底)の、コベクトルたち(デュアル)スペース(空間)に対するデュアルベーシス(基底)の定義Vjがファイナイト(有限)-ディメンショナル(次元)であることを要求する。


3: 証明


全体戦略: ステップ1: BV1...Vkをスパンする(張る)ことを見る; ステップ2: Bはリニア(線形)にインディペンデント(独立)であることを見る。

ステップ1:

BV1...Vkをスパンする(張る)ことを見よう。

V1...Vkの各要素は[r1((v1,1,...,v1,k))+...+rl((vl,1,...,vl,k))]k個のベクトルたちスペース(空間)たちのテンソルプロダクト(積)の定義によって。

[r1((v1,1,...,v1,k))+...+rl((vl,1,...,vl,k))]=r1[((v1,1,...,v1,k))]+...+rl[((vl,1,...,vl,k))]、それは、ベクトルたちスペース(空間)のサブベクトルたちスペース(空間)によるクウォシェント(商)ベクトルたちスペース(空間)の定義による。

rj[((vj,1,...,vj,k))]を見よう。

rj[((vj,1,...,vj,k))]=rj[((m1S1,jvj,1m1b1,m1,...,mkSk,jvj,kmkbk,mk))]、ここで、Sl,jはファイナイト(有限)インデックスセット(集合)、=rjm1S1,jvj,1m1[((b1,m1,...,mkSk,jvj,kmkbk,mk))]、それは、"2つの妥当なルールたち"による、=...=rjm1S1,jvj,1m1...mkSk,jvj,kmk[((b1,m1,...,bk,mk))]、それが意味するのは、rj[((vj,1,...,vj,k))]Bのリニアコンビネーション(線形結合)であるということ。

したがって、[r1((v1,1,...,v1,k))+...+rl((vl,1,...,vl,k))]=r1[((v1,1,...,v1,k))]+...+rl[((vl,1,...,vl,k))]Bのリニアコンビネーション(線形結合)である。

したがって、BV1...Vkをスパンする(張る)。

注意として、本ステップは、Vjたちのファイナイト(有限)-ディメンショナル(次元)性を使わなかった、したがって、BV1...Vkをスパンする(張る)、Vjたちがインフィニット(無限)-ディメンショナル(次元)である時も。

ステップ2:

Bはリニア(線形)にインディペンデント(独立)であることを見よう。

r1[((b1,j1,1,...,bk,j1,k))]+...+rl[((b1,jl,1,...,bk,jl,k))]=0であるとしよう。

Bjのデュアルベーシス(基底)Bj={bjl}を取ろう。

マルチリニアマップ(多重線形写像)fjm,1,...,jm,k:V1×...×VkF=b1jm,1...bkjm,kを取ろう。

任意のファイナイト(有限)プロダクト(積)ベクトルたちスペース(空間)からの任意のマルチリニアマップ(多重線形写像)に対して、当該ファイナイト(有限)個ベクトルたちスペース(空間)たちのテンソルプロダクト(積)からのユニークなリニアマップ(線形写像)で、当該マルチリニアマップ(多重線形写像)は、当該プロダクト(積)ベクトルたちスペース(空間)から当該テンソルプロダクト(積)の中へのカノニカル(正典)マップ(写像)の後に当該リニアマップ(写像)を作用させるものであるものがあるという命題によって、以下を満たすユニークなリニアマップ(線形写像)fjm,1,...,jm,k:V1...VkF、つまり、fjm,1,...,jm,k=fjm,1,...,jm,kg、ここで、g:V1×...×VkV1...Vk,(v1,...,vk)[((v1,...,vk))]、がある。

0=fjm,1,...,jm,k(0)=fjm,1,...,jm,k(r1[((b1,j1,1,...,bk,j1,k))]+...+rl[((b1,jl,1,...,bk,jl,k))])=r1fjm,1,...,jm,k([((b1,j1,1,...,bk,j1,k))])+...+rlfjm,1,...,jm,k([((b1,jl,1,...,bk,jl,k))])、なぜなら、fjm,1,...,jm,kはリニア(線形)である、しかし、fjm,1,...,jm,k([((b1,jn,1,...,bk,jn,k))])=fjm,1,...,jm,kg((b1,jn,1,...,bk,jn,k))=fjm,1,...,jm,k((b1,jn,1,...,bk,jn,k))=b1jm,1...bkjm,k((b1,jn,1,...,bk,jn,k))=b1jm,1(b1,jn,1)...bkjm,k(bk,jn,k)=δm,n、したがって、0=rm

したがって、Bはリニア(線形)にインディペンデント(独立)である。


参考資料


<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>