2025年7月13日日曜日

1199: トポロジカルグループ(群)に対して、クローズドサブセット(閉部分集合)は、サブセット(部分集合)に\(1\)におけるネイバーフッド(近傍)たちベーシス(基底)の要素たちを掛けたものたちのインターセクション(共通集合)である

<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>

トポロジカルグループ(群)に対して、クローズドサブセット(閉部分集合)は、サブセット(部分集合)に\(1\)におけるネイバーフッド(近傍)たちベーシス(基底)の要素たちを掛けたものたちのインターセクション(共通集合)であることの記述/証明

話題


About: トポロジカルグループ(群)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のトポロジカルグループ(群)に対して、任意のクローズドサブセット(閉部分集合)は、当該サブセット(部分集合)に\(1\)における任意のネイバーフッド(近傍)たちベーシス(基底)の全ての要素たちを掛けたものたちのインターセクション(共通集合)であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\(G\): \(\in \{\text{ 全てのトポロジカルグループ(群)たち }\}\)
\(B_1\): \(\in \{1 \text{ における } G \text{ 上の全てのネイバーフッド(近傍)ベーシス(基底)たち }\}\)
\(C\): \(\in \{G \text{ の全てのクローズドサブセット(閉部分集合)たち }\}\)
//

ステートメント(言明)たち:
\(C = \cap_{S_1 \in B_1} S_1 C = \cap_{S_1 \in B_1} C S_1\)
//


2: 証明


全体戦略: ステップ1: \(C \subseteq \cap_{S_1 \in B_1} S_1 C\)であることを見る; ステップ2: \(\cap_{S_1 \in B_1} S_1 C \subseteq C\)であることを見る、各\(g \in \cap_{S_1 \in B_1} S_1 C\)に対して、\(g \in C\)または\(g\)は\(C\)のアキュームレーション(集積)ポイントであることを見ることによって; ステップ3: \(C \subseteq \cap_{S_1 \in B_1} C S_1\)であることを見る; ステップ4: \(\cap_{S_1 \in B_1} C S_1 \subseteq C\)であることを見る、各\(g \in \cap_{S_1 \in B_1} C S_1\)に対して、\(g \in C\)または\(g\)は\(C\)のアキュームレーション(集積)ポイントであることを見ることによって。

ステップ1:

\(C \subseteq \cap_{S_1 \in B_1} S_1 C\)であることを見よう。

各\(c \in C\)に対して、各\(S_1 \in B_1\)に対して、\(c \in S_1 C\)、なぜなら、\(1 \in S_1\)、したがって、\(c \in \cap_{S_1 \in B_1} S_1 C\)。

ステップ2:

\(\cap_{S_1 \in B_1} S_1 C \subseteq C\)であることを見よう。

\(g \in \cap_{S_1 \in B_1} S_1 C\)を任意のものとしよう。

\(N_g \subseteq G\)を\(g\)の任意のネイバーフッド(近傍)としよう。

\(g B_1\)は\(g\)におけるネイバーフッド(近傍)ベーシス(基底)である、任意のトポロジカルグループ(群)に対して、\(1\)における任意のネイバーフッド(近傍)たちベーシス(基底)はこれらのプロパティたちを満たす、そして、各ポイントに\(1\)における当該ネイバーフッド(近傍)たちベーシス(基底)を掛けたものは当該ポイントにおけるネイバーフッド(近傍)たちベーシス(基底)であるという命題によって、ので以下を満たすある\(S_1 \in B_1\)、つまり、\(g S_1 \subseteq N_g\)、がある。

以下を満たすある\(S'_1 \in B_1\)、つまり、\(S'_1 \subseteq g S_1 g^{-1}\)、がある、任意のトポロジカルグループ(群)に対して、\(1\)における任意のネイバーフッド(近傍)たちベーシス(基底)はこれらのプロパティたちを満たす、そして、各ポイントに\(1\)における当該ネイバーフッド(近傍)たちベーシス(基底)を掛けたものは当該ポイントにおけるネイバーフッド(近傍)たちベーシス(基底)であるという命題内の4)によって。

\(1\)の以下を満たすあるシンメトリック(対称)ネイバーフッド(近傍)\(S''_1 \subseteq G\)、つまり、\(S''_1 \subseteq S'_1\)、がある、任意のグループ(群)で任意のトポロジーを持ち任意のコンティニュアス(連続)オペレーションたちを持つもの(特に、トポロジカルグループ(群))に対して、\(1\)の全てのシンメトリック(対称)ネイバーフッド(近傍)たちのセット(集合)は\(1\)におけるネイバーフッド(近傍)ベーシス(基底)であるという命題によって。

したがって、\(S''_1 \subseteq g S_1 g^{-1}\)、したがって、\(S''_1 g \subseteq g S_1 g^{-1} g = g S_1\)。

以下を満たすある\(S'''_1 \in B_1\)、つまり、\(S'''_1 \subseteq S''_1\)、がある。

\(g \in S'''_1 C \subseteq S''_1 C\)、なぜなら、\(g \in \cap_{S_1 \in B_1} S_1 C\)。

それが意味するのは、\(g = s c\)、ここで、\(s \in S''_1\)および\(c \in C\)。

\(S''_1 g \subseteq g S_1\)であるので、\(S''_1 s c \subseteq g S_1\)、しかし、\(S''_1\)はシンメトリック(対称)であるので、\(s^{-1} \in S''_1\)、したがって、\(c = s^{-1} s c \in g S_1 \subseteq N_g\)、それが意味するのは、\(g \in C\)または\(g\)は\(C\)のアキュームレーション(集積)ポイントであること、それが意味するのは、\(g\)は\(C\)のクロージャー(閉包)内にあるということ、任意のサブセット(部分集合)のクロージャー(閉包)はサブセット(部分集合)とサブセット(部分集合)のアキューミュレーションポイント(集積点)たちセット(集合)のユニオン(和集合)であるという命題によって、したがって、\(g \in \overline{C}\)。

しかし、\(C\)はクローズド(閉)であるから、\(\overline{C} = C\)、したがって、\(g \in \overline{C} = C\)。

ステップ3:

\(C \subseteq \cap_{S_1 \in B_1} C S_1\)であることを見よう。

予期されるとおり、ロジックはステップ1に平行的である。

各\(c \in C\)に対して、各\(S_1 \in B_1\)に対して、\(c \in C S_1\)、なぜなら、\(1 \in S_1\)、したがって、\(c \in \cap_{S_1 \in B_1} C S_1\)。

ステップ4:

\(\cap_{S_1 \in B_1} C S_1 \subseteq C\)であることを見よう。

予期されるとおり、ロジックはステップ2に平行的である、実のところ、こちらの方がよりシンプルである: \(S'_1\)は必要でない、それは、\(S_1 C\)という順序に対処するために導入されたものである。

\(g \in \cap_{S_1 \in B_1} C S_1\)を任意のものとしよう。

\(N_g \subseteq G\)を\(g\)の任意のネイバーフッド(近傍)としよう。

\(g B_1\)は\(g\)におけるネイバーフッド(近傍)である、任意のトポロジカルグループ(群)に対して、\(1\)における任意のネイバーフッド(近傍)たちベーシス(基底)はこれらのプロパティたちを満たす、そして、各ポイントに\(1\)における当該ネイバーフッド(近傍)たちベーシス(基底)を掛けたものは当該ポイントにおけるネイバーフッド(近傍)たちベーシス(基底)であるという命題によって、ので、以下を満たすある\(S_1 \in B_1\)、つまり、\(g S_1 \subseteq N_g\)、がある。

\(1\)の以下を満たすあるシンメトリック(対称)ネイバーフッド(近傍)\(S''_1 \subseteq G\)、つまり、\(S''_1 \subseteq S_1\)、がある、任意のグループ(群)で任意のトポロジーを持ち任意のコンティニュアス(連続)オペレーションたちを持つもの(特に、トポロジカルグループ(群))に対して、\(1\)の全てのシンメトリック(対称)ネイバーフッド(近傍)たちのセット(集合)は\(1\)におけるネイバーフッド(近傍)ベーシス(基底)であるという命題によって。

以下を満たすある\(S'''_1 \in B_1\)、つまり、\(S'''_1 \subseteq S''_1\)、がある。

\(g \in C S'''_1 \subseteq C S''_1\)、なぜなら、\(g \in \cap_{S_1 \in B_1} C S_1\)。

それが意味するのは、\(g = c s\)、ここで、\(s \in S''_1\)および\(c \in C\)。

\(S''_1 \subseteq S_1\)であるので、\(g S''_1 = c s S''_1 \subseteq g S_1\)、しかし、\(S''_1\)はシンメトリック(対称)であるので、\(s^{-1} \in S''_1\)、したがって、\(c = c s s^{-1} \in g S_1 \subseteq N_g\)、それが意味するのは、\(g \in C\)または\(g\)は\(C\)のアキュームレーション(集積)ポイントである、それが意味するのは、\(g\)は\(C\)のクロージャー(閉包)内にあるということ、任意のサブセット(部分集合)のクロージャー(閉包)はサブセット(部分集合)とサブセット(部分集合)のアキューミュレーションポイント(集積点)たちセット(集合)のユニオン(和集合)であるという命題によって、したがって、\(g \in \overline{C}\)。

しかし、\(C\)はクローズド(閉)であるから、\(\overline{C} = C\)、したがって、\(g \in \overline{C} = C\)。


参考資料


<このシリーズの前の記事 | このシリーズの目次 | このシリーズの次の記事>