\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、上方のタンジェント(接)ベクトルたちバンドル(束)の定義
話題
About: \(C^\infty\)マニフォールド(多様体)
この記事の目次
開始コンテキスト
- 読者は、\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、の定義を知っている。
- 読者は、タンジェント(接)ベクトルの定義を知っている。
ターゲットコンテキスト
- 読者は、\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、上方のタンジェント(接)ベクトルたちバンドル(束)の定義を得る。
オリエンテーション
本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。
本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。
本体
1: 構造化された記述
ここに'構造化された記述'のルールたちがある。
エンティティ(実体)たち:
\( M\): \(\in \{\text{ 全ての } d \text{ ディメンショナル(次元) } C^\infty \text{ マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、たち } \}\)
\( TM\): \(= \cup_{p \in M} T_pM\), \(\in \{\text{ 全ての } 2 d \text{ ディメンショナル(次元) } C^\infty \text{ マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、たち }\}\)で、下に指定されるトポロジーおよび\(C^\infty\)アトラスを持つもの
\( \pi\): \(: TM \to M, v \mapsto p\)、ここで、\(v \in T_pM\)
\(*(TM, M, \pi)\):
//
コンディションたち:
\(\forall (U_\alpha \subseteq M, \phi_\alpha) \in \{M \text{ の全てのチャートたち }\}\)
(
\(\exists (\pi^{-1} (U_\alpha) \subseteq TM, \phi'_\alpha) \in \{TM \text{ の全てのチャートたち }\}\)
(
\(\phi'_\alpha: \pi^{-1} (U_\alpha) \to \phi (U_\alpha) \times \mathbb{R}^d \subseteq \mathbb{R}^{2 d} \text{ または } \mathbb{H}^{2 d}, v \mapsto (\phi_\alpha (\pi (v)), \phi''_\alpha (v))\)、ここで、\(\phi''_\alpha: \pi^{-1} (U_\alpha) \to \mathbb{R}^d, v \mapsto (v^1, ..., v^d )\)、ここで、\(v = v^j \partial x^j\)、ここで、\((x^1, ..., x^n)\)はチャート\((U_\alpha, \phi_\alpha)\)のコーディネート(座標)たち
\(B_\alpha := \{{\phi'_\alpha}^{-1} (U'_\alpha) \vert \forall U'_\alpha \in \{\phi_\alpha (U_\alpha) \times \mathbb{R}^d \text{ の全てのオープンサブセット(開部分集合)たち }\}\}\)
)
)
\(\land\)
\(B := \cup_{\alpha} B_\alpha \in \{TM \text{ の全てのトポロジカルベーシス(基底)たち }\}\)
//
\(\phi'_\alpha\)は明らかにバイジェクティブ(全単射)であるから、\({\phi'_\alpha}^{-1}\)は妥当である。
大抵は、それは"タンジェント(接)バンドル(束)"と呼ばれる、しかし、著者は、"タンジェント(接)ベクトルたちバンドル(束)"の方を好む、なぜなら、著者は、明示的に表現することを重要視する: それは、タンジェント(接)ベクトルたちのバンドル(束)である、その一方、"タンジェント(接)ベクトルたちバンドル(束)"は即座にそして正しく、それが何を意味するか推測されるであろう、"タンジェント(接)バンドル(束)"が何であるかを知っている誰によっても。
2: 自然言語記述
任意の\(d\)ディメンジョナル(次元)\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)たち、バウンダリー(境界)付き\(M\)に対して、\((TM, M, \pi)\)、ここで、\(TM\)は\(2 d\)ディメンジョナル(次元)\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、\(\cup_{p \in M} T_pM\)で、下に指定されるトポロジーおよび\(C^\infty\)アトラスを持つものであり、\(\pi: TM \to M\)は\(v \mapsto p\)、ここで、\(v \in T_pM\): \(TM\)のトポロジーおよび\(C^\infty\)アトラスは以下のように定義される: 各チャート\((U_\alpha \subseteq M, \phi_\alpha)\)に対して、チャート\((\pi^{-1} (U_\alpha) \subseteq TM, \phi'_\alpha)\)、ここで、\(\phi'_\alpha: \pi^{-1} (U_\alpha) \to \phi (U_\alpha) \times \mathbb{R}^d \subseteq \mathbb{R}^{2 d} \text{ または } \mathbb{H}^{2 d}\), \(v \mapsto (\phi_\alpha (\pi (v)), \phi''_\alpha (v))\)、ここで、\(\phi''_\alpha: \pi^{-1} (U_\alpha) \to \mathbb{R}^d\), \(v \mapsto (v^1, ..., v^d)\)、ここで、\(v = v^j \partial x^j\)、ここで、\((x^1, ..., x^d)\)はチャート\((U_\alpha, \phi_\alpha)\)のコーディネート(座標)たちであり、\(B_\alpha := \{{\phi'_\alpha}^{-1} (U'_\alpha) \vert \forall U'_\alpha \in \{\phi_\alpha (U_\alpha) \times \mathbb{R}^d \text{ の全てのオープンサブセット(開部分集合)たち }\}\}\)を取り、\(B := \cup_{\alpha} B_\alpha\)をトポロジカルベーシス(基底)として取る
3: 注
当該ベーシス(基底)は妥当である、オープンセット(開集合)たちの任意のコレクションがベーシス(基底)であることのいくつかの基準たちの"記述 2"にしたがって、以下に示されるとおり.
1) \(TM\)は、明らかに当該ベーシス(基底)の全ての要素たちのユニオン(和集合)である。
2) 以下を満たす任意の\({\phi'_\alpha}^{-1} (U'_\alpha)\)および\({\phi'_\beta}^{-1} (U'_\beta)\)、つまり、\({\phi'_\alpha}^{-1} (U'_\alpha) \cap {\phi'_\beta}^{-1} (U'_\beta) \neq \emptyset\)、に対して、\(U'_\alpha = \cup_{\gamma \in A_\alpha} U''_{\alpha, \gamma} \times U'''_{\alpha, \gamma}\)、ここで、\(A_\alpha\)はアンカウンタブル(不可算)かもしれないあるインデックスセット(集合)、であり、\(U'_\beta = \cup_{\gamma' \in A_\beta} U''_{\beta, \gamma'} \times U'''_{\beta, \gamma'}\)、ここで、\(A_\beta\)はアンカウンタブル(不可算)かもしれないあるインデックスセット(集合)である、プロダクトトポロジーの定義に対する"注"、そして、\({\phi'_\alpha}^{-1} (U'_\alpha) \cap {\phi'_\beta}^{-1} (U'_\beta) = (\cup_{\gamma \in A_\alpha} {\phi'_\alpha}^{-1} (U''_{\alpha, \gamma} \times U'''_{\alpha, \gamma})) \cap (\cup_{\gamma' \in A_\beta} {\phi'_\beta}^{-1} (U''_{\beta, \gamma'} \times U'''_{\beta, \gamma'}))\)、任意のマップ(写像)に対して、任意の、セット(集合)たちのユニオン(和集合)、のマップ(写像)プリイメージ(前像)は、それらセット(集合)たちのマップ(写像)プリイメージ(前像)たちのユニオン(和集合)であるという命題によって。
任意の\(p \in {\phi'_\alpha}^{-1} (U'_\alpha) \cap {\phi'_\beta}^{-1} (U'_\beta)\)に対して、\(p \in {\phi'_\alpha}^{-1} (U''_{\alpha, \gamma} \times U'''_{\alpha, \gamma}) \cap {\phi'_\beta}^{-1} (U''_{\beta, \gamma'} \times U'''_{\beta, \gamma'})\)、ある\(\gamma \in A_\alpha\)およびある\(\gamma' \in A_\beta\)に対して。私たちは、\(S := {\phi'_\alpha}^{-1} (U''_{\alpha, \gamma} \times U'''_{\alpha, \gamma}) \cap {\phi'_\beta}^{-1} (U''_{\beta, \gamma'} \times U'''_{\beta, \gamma'})\)は当該ベーシス(基底)の要素であることを示そう。そのために、私たちは、\(\phi'_\alpha (S)\)は\(\phi'_\alpha (\pi^{-1} (U_\alpha))\)上でオープン(開)であることを示そう、なぜなら、そうすれば、\(S\)は当該オープンサブセット(開部分集合)の\(\phi'_\alpha\)の下でのプリイメージ(前像)であることになり、それは定義により当該ベーシス(基底)内に存在する。
\(\phi'_\alpha (S) = \phi'_\alpha ({\phi'_\alpha}^{-1} (U''_{\alpha, \gamma} \times U'''_{\alpha, \gamma})) \cap \phi'_\alpha ({\phi'_\beta}^{-1} (U''_{\beta, \gamma'} \times U'''_{\beta, \gamma'}) \cap \pi^{-1} (U_\alpha))\)、任意のインジェクティブ(単射)マップ(写像)に対して、任意の集合たちのインターセクション(共通集合)のマップ(写像)イメージ(像)はそれら集合たちのマップ(写像)イメージ(像)たちのインターセクション(共通集合)であるという命題によって、\(= (U''_{\alpha, \gamma} \times U'''_{\alpha, \gamma}) \cap \phi'_\alpha ({\phi'_\beta}^{-1} (U''_{\beta, \gamma'} \times U'''_{\beta, \gamma'}) \cap \pi^{-1} (U_\alpha))\)。
\(\phi'_\beta ({\phi'_\beta}^{-1} (U''_{\beta, \gamma'} \times U'''_{\beta, \gamma'}) \cap \pi^{-1} (U_\alpha)) = \phi'_\beta ({\phi'_\beta}^{-1} (U''_{\beta, \gamma'} \times U'''_{\beta, \gamma'})) \cap \phi'_\beta (\pi^{-1} (U_\alpha) \cap \pi^{-1} (U_\beta))\)、任意のインジェクティブ(単射)マップ(写像)に対して、任意の集合たちのインターセクション(共通集合)のマップ(写像)イメージ(像)はそれら集合たちのマップ(写像)イメージ(像)たちのインターセクション(共通集合)であるという命題によって、\(= (U''_{\beta, \gamma'} \times U'''_{\beta, \gamma'}) \cap \phi'_\beta (\pi^{-1} (U_\alpha) \cap \pi^{-1} (U_\beta))\)。
実のところ、\(\phi'_\beta (\pi^{-1} (U_\alpha) \cap \pi^{-1} (U_\beta)) = \phi_\beta (U_\alpha \cap U_\beta) \times \mathbb{R}^d\)、そして、\(\mathbb{R}^{2 d}\)または\(\mathbb{H}^{2 d}\)上でオープン(開)である。同様に、\(\phi'_\alpha (\pi^{-1} (U_\alpha) \cap \pi^{-1} (U_\beta))\)は\(\mathbb{R}^{2 d}\)または\(\mathbb{H}^{2 d}\)上でオープン(開)である、対称性によって。
したがって、\(\phi'_\alpha (S) = (U''_{\alpha, \gamma} \times U'''_{\alpha, \gamma}) \cap \phi'_\alpha \circ {\phi'_\beta}^{-1} ((U''_{\beta, \gamma'} \times U'''_{\beta, \gamma'}) \cap \phi'_\beta (\pi^{-1} (U_\alpha) \cap \pi^{-1} (U_\beta)))\)。
\(\phi'_\alpha \circ {\phi'_\beta}^{-1}: \phi'_\beta (\pi^{-1} (U_\alpha) \cap \pi^{-1} (U_\beta)) \to \phi'_\alpha (\pi^{-1} (U_\alpha) \cap \pi^{-1} (U_\beta))\)、明らかにバイジェクティブ(全単射)、のことを考えよう。
\(\phi'_\alpha \circ {\phi'_\beta}^{-1}\)はディフェオモーフィックであることを証明しよう。\(\phi'_\alpha \circ {\phi'_\beta}^{-1}: (x^1, ..., x^d, v^1, ..., v^d) \mapsto (\phi_\alpha ({\phi_\beta}^{-1}) (x), \partial \phi^1_\alpha (x) / \partial x^j v^j, ..., \partial \phi^d_\alpha (x) / \partial x^j v^j)\)、それは、\(C^\infty\)である。インバース(逆)\((\phi'_\alpha \circ {\phi'_\beta}^{-1})^{-1} = \phi'_\beta \circ {\phi'_\alpha}^{-1}\)は、同様に\(C^\infty\)である、対称性によって。したがって、\(\phi'_\alpha \circ {\phi'_\beta}^{-1}\)は本当にディフェオモーフィックである。
\(\phi'_\beta (\pi^{-1} (U_\alpha) \cap \pi^{-1} (U_\beta))\)は\(\mathbb{R}^{2 d}\)または\(\mathbb{H}^{2 d}\)上でオープン(開)であるから、\((U''_{\beta, \gamma'} \times U'''_{\beta, \gamma'}) \cap \phi'_\beta (\pi^{-1} (U_\alpha) \cap \pi^{-1} (U_\beta))\)は\(\mathbb{R}^{2 d}\)または\(\mathbb{H}^{2 d}\)上でオープン(開)である、したがって、\(\phi'_\beta (\pi^{-1} (U_\alpha) \cap \pi^{-1} (U_\beta))\)上でオープン(開)である、そして、\(\phi'_\alpha \circ {\phi'_\beta}^{-1} ((U''_{\beta, \gamma'} \times U'''_{\beta, \gamma'}) \cap \phi'_\beta (\pi^{-1} (U_\alpha) \cap \pi^{-1} (U_\beta)))\)は\(\phi'_\alpha (\pi^{-1} (U_\alpha) \cap \pi^{-1} (U_\beta))\)上でオープン(開)である、なぜなら、\(\phi'_\alpha \circ {\phi'_\beta}^{-1}\)はディフェオモーフィックである、したがって、\((U''_{\alpha, \gamma} \times U'''_{\alpha, \gamma}) \cap \phi'_\alpha \circ {\phi'_\beta}^{-1} ((U''_{\beta, \gamma'} \times U'''_{\beta, \gamma'}) \cap \phi'_\beta (\pi^{-1} (U_\alpha) \cap \pi^{-1} (U_\beta)))\)は\(\phi'_\alpha (\pi^{-1} (U_\alpha) \cap \pi^{-1} (U_\beta))\)上でオープン(開)である、したがって、\(\phi'_\alpha (\pi^{-1} (U_\alpha))\)上でオープン(開)である。
したがって、\(S\)は当該ベーシス(基底)の要素である。
したがって、基準2)は満たされている。
当該トポロジカルスペース(空間)はハウスドルフである、なぜなら、\(TM\)上の任意の互いに異なるポイントたちに対して、もしも、それらが互いに異なるファイバーたち上にあれば、何らかのディスジョイント(互いに素)チャートオープンサブセット(開部分集合)たち\(U_\alpha, U_\beta\)があり、\(\pi^{-1} (U_\alpha) \cap \pi^{-1} (U_\beta) = \emptyset\); もしも、それらがある同一ファイバー上にあれば、\(\phi'_\alpha (\pi^{-1} (U_\alpha))\)の何らかのオープンサブセット(開部分集合)たち\((U_\alpha \times U') \cap (U_\alpha \times U'') = \emptyset\)がある、なぜなら、\(\mathbb{R}^d\)はハウスドルフである、そして、\({\phi'_\alpha}^{-1} (U_\alpha \times U') \cap {\phi'_\alpha}^{-1} (U_\alpha \times U'') = \emptyset\)。
当該トポロジカルスペース(空間)はセカンドカウンタブル(可算)である、なぜなら、\(M\)上のチャートたちはカウンタブル(可算)に取ることができ、\(\phi'_\alpha (\pi^{-1} (U_\alpha))\)のオープンサブセット(開部分集合)たちはカウンタブル(可算)に取ることができる、なぜなら、\(\mathbb{R}^{2 d}\)はセカンドカウンタブル(可算)である。
当該アトラスは\(C^\infty\)である、上記に証明されたとおり。
\(\pi\)は\(C^\infty\)である、なぜなら、チャートたち\((\pi^{-1} (U_\alpha) \subseteq TM, \phi'_\alpha)\)および\((U_\alpha \subseteq M, \phi)\)に対して、コーディネート(座標)たちファンクション(関数)は、\((\phi_\alpha (\pi (v)), \phi''_\alpha (v)) \mapsto \phi_\alpha (\pi (v))\)、\(C^\infty\)。
任意のタンジェント(接)ベクトルたちバンドル(束)は、一種の\(C^\infty\)ベクトルたちバンドル(束)である: \(\pi\)は、ランク\(d\)のローカルにトリビアルなサージェクション(全射)である、直線的に確認できるとおり。