2025年3月9日日曜日

1031: ベクトルたちスペース(空間)間において、ベーシス(基底)をベーシス(基底)の上へバイジェクティブ(全単射)にマップしマッピングをリニア(線形)に拡張するマップ(写像)は'ベクトルたちスペース(空間)たち - リニア(線形)モーフィズム(射)たち'アイソモーフィズム(同形写像)である

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ベクトルたちスペース(空間)間において、ベーシス(基底)をベーシス(基底)の上へバイジェクティブ(全単射)にマップしマッピングをリニア(線形)に拡張するマップ(写像)は'ベクトルたちスペース(空間)たち - リニア(線形)モーフィズム(射)たち'アイソモーフィズム(同形写像)であることの記述/証明

話題


About: ベクトルたちスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のベクトルたちスペース(空間)間において、任意のベーシス(基底)を任意のベーシス(基底)の上へバイジェクティブ(全単射)にマップし当該マッピングをリニア(線形)に拡張する任意のマップ(写像)は'ベクトルたちスペース(空間)たち - リニア(線形)モーフィズム(射)たち'アイソモーフィズム(同形写像)であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
F: { 全てのフィールド(体)たち }
V1: { 全ての F ベクトルたちスペース(空間)たち }
V2: { 全ての F ベクトルたちスペース(空間)たち }
J: { 全てのアンカウンタブル(不可算)かもしれないインデックスセット(集合)たち }
B1: ={b1j|jJ}, {V1 に対する全てのベーシス(基底)たち }
B2: {V2 に対する全てのベーシス(基底)たち }
f: :B1B2, { 全てのバイジェクション(全単射)たち }
g: :V1V2,jSvjb1jjSvjf(b1j)、ここで、S{J の全てのファイナイト(有限)サブセット(部分集合)たち }
//

ステートメント(言明)たち:
g{ 全ての'ベクトルたちスペース(空間)たち - リニア(線形)モーフィズム(射)たち'アイソモーフィズム(同形写像)たち }
//


2: 注


V1V2もファイナイト(有限)-ディメンショナル(次元)である必要はない。


3: 証明


全体戦略: ステップ1: gはウェルデファインド(妥当に定義された)であることを見る; ステップ2: gはリニアマップ(線形写像)であることを見る; ステップ3: gはインジェクティブ(単射)であることを見る; ステップ4: gはサージェクティブ(全射)であることを見る; ステップ5: 本命題を結論する。

ステップ1:

gウェルデファインド(妥当に定義された)であることを見よう。

各要素vV1に対して、v=jSvjb1j、ここで、SJのファイナイト(有限)サブセット(部分集合)、モジュール(加群)のベーシス(基底)の定義によって。

当該デコンポジション(分解)はユニークである、任意のベーシス(基底)を持つ任意のモジュール(加群)に対して、任意の要素の当該ベーシス(基底)に関するコンポーネントたちセット(集合)はユニークであるという命題によって。

したがって、gV1の各要素に対して曖昧さなしに決定されている。

ステップ2:

gはリニアマップ(線形写像)である、任意のベーシス(基底)を持つ任意のモジュール(加群)から任意のモジュール(加群)の中へ、あるリニアマップ(線形写像)を、当該ベーシス(基底)をマッピングしマッピングをリニア(線形)に拡張することによって定義できるという命題によって: fはベーシス(基底)B1をマッピングしており、gfをリニア(線形)に拡張している。

ステップ3:

gはインジェクティブ(単射)であることを見よう。

v,vV1vvを満たす任意のものたちであるとしよう。

v=jSvjb1jおよびv=jSvjb1j

g(v)=jSvjf(b1j)およびg(v)=jSvjf(b1j)

g(v)=g(v)であったと仮定しよう。

{f(b1j)|jSS}B2はそれぞれ異なっていた、なぜなら、fはバイジェクティブ(全単射)であった。

任意のベーシス(基底)を持つ任意のモジュール(加群)に対して、任意の要素の当該ベーシス(基底)に関するコンポーネントたちセット(集合)はユニークであるという命題によって、S=Sおよびvj=vjvvに反する矛盾。

したがって、g(v)g(v)

ステップ4:

gはサージェクティブ(全射)であることを見よう。

v2V2に対して、v2=j{1,...,n}vjb2j、ここで、b2jB2

fはバイジェクティブ(全単射)であるから、{f1(b21),...,f1(b2n)}={b1j1,...,b1jn}B1は妥当で互いに異なる。

v1b1j1+...+vnb1jnV1およびg(v1b1j1+...+vnb1jn)=v1f(b1j1)+...+vnf(b1jn)=v1b21+...+vnb2n=v2

ステップ5:

したがって、gは'ベクトルたちスペース(空間)たち - リニア(線形)モーフィズム(射)たち'アイソモーフィズム(同形写像)である、任意のベクトルたちスペース(空間)たち間の任意のバイジェクティブ(全単射)リニアマップ(線形写像)は'ベクトルたちスペース(空間)たち - リニア(線形)モーフィズム(射)たち'アイソモーフィズム(同形写像)であるという命題によって。


参考資料


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