2025年5月6日火曜日

1099: ベクトルたちスペース(空間)でインナープロダクト(内積)によってインデュースト(誘導された)ノルムによってインデュースト(誘導された)メトリック(計量)によってインデュースト(誘導された)トポロジーを持つものに対して、ベクトルたちスペース(空間)のサブセット(部分集合)のオーソゴーナル(直交)コンプリメント(補)はクローズド(閉)ベクトルたちサブスペース(部分空間)である

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ベクトルたちスペース(空間)でインナープロダクト(内積)によってインデュースト(誘導された)ノルムによってインデュースト(誘導された)メトリック(計量)によってインデュースト(誘導された)トポロジーを持つものに対して、ベクトルたちスペース(空間)のサブセット(部分集合)のオーソゴーナル(直交)コンプリメント(補)はクローズド(閉)ベクトルたちサブスペース(部分空間)であることの記述/証明

話題


About: ベクトルたちスペース(空間)
About: トポロジカルスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のベクトルたちスペース(空間)で任意のインナープロダクト(内積)によってインデュースト(誘導された)ノルムによってインデュースト(誘導された)メトリック(計量)によってインデュースト(誘導された)トポロジーを持つものに対して、当該ベクトルたちスペース(空間)の任意のサブセット(部分集合)のオーソゴーナル(直交)コンプリメント(補)はクローズド(閉)ベクトルたちサブスペース(部分空間)であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\(F\): \(\in \{\mathbb{R}, \mathbb{C}\}\)で、カノニカル(正典)フィールド(体)ストラクチャー(構造)を持つもの
\(V\): \(\in \{\text{ 全ての } F \text{ ベクトルたちスペース(空間)たち }\}\)で、任意のインナープロダクト(内積)\(\langle \bullet, \bullet \rangle\)によってインデュースト(誘導された)ノルムによってインデュースト(誘導された)メトリック(計量)によってインデュースト(誘導された)トポロジーを持つもの
\(S\): \(\subseteq V\)
\(S^\perp\):
//

ステートメント(言明)たち:
\(S^\perp \in \{V \text{ の全てのクローズド(閉)ベクトルたちサブスペース(部分空間)たち }\}\)
//

何のトポロジーも仮定することなく、\(S^\perp\)は\(V\)のベクトルたちサブスペース(部分空間)である、なぜなら、その事実は何のトポロジーも要求しない。


2: 証明


全体戦略: ステップ1: \(S^\perp\)は\(V\)のベクトルたちサブスペース(部分空間)であることを見る; ステップ2: \(S^\perp\)は\(V\)のクローズド(閉)サブセット(部分集合)であることを見る。

ステップ1:

\(S^\perp\)はリニアコンビネーション(線形結合)の下でクローズド(閉じている)であることを見よう。

\(v_1, v_2 \in S^\perp\)および\(r_1, r_2 \in F\)を任意のものとしよう。

各\(s \in S\)に対して、\(\langle r_1 v_1 + r_2 v_2, s \rangle = r_1 \langle v_1, s \rangle + r_2 \langle v_2, s \rangle = 0 + 0 = 0\)、したがって、\(r_1 v_1 + r_2 v_2 \in S^\perp\)。

任意のベクトルたちスペース(空間)に対して、当該ベクトルたちスペース(空間)の任意の非空サブセット(部分集合)はベクトルたちサブスペース(部分空間)である、もしも、当該サブセット(部分集合)はリニアコンビネーション(線形結合)の下にクローズド(閉じている)である場合、そしてその場合に限って、という命題によって、\(S^\perp\)は\(V\)のベクトルたちサブスペース(部分空間)である。

ステップ2:

各\(s \in S\)に対して、マップ(写像)\(f_s: V \to F, v \mapsto \langle v, s \rangle\)はコンティニュアス(連続)である、任意のリアル(実)またはコンプレックス(複素)ベクトルたちスペース(空間)で任意のインナープロダクト(内積)によってインデュースト(誘導された)ノルムによってインデュースト(誘導された)メトリック(計量)によってインデュースト(誘導された)トポロジーを持つものに対して、任意の1個の引数を固定したインナープロダクト(内積)はコンティニュアス(連続)マップ(写像)であるという命題によって。

\(\{0\} \in F\)はクローズドサブセット(閉部分集合)であるから、\({f_s}^{-1} (\{0\}) \subseteq V\)はクローズドサブセット(閉部分集合)である、任意のトポロジカルスペース(空間)たちマップ(写像)はコンティニュアス(連続)である、もしも、コドメイン(余域)の任意のクローズドサブセット(閉部分集合)のプリイメージ(前像)がクローズド(閉)である場合、そしてその場合に限って、という命題によって。

\(S^\perp = \cap_{s \in S} {f_s}^{-1} (0)\)、なぜなら、各\(v \in S^\perp\)に対して、各\(s \in S\)に対して、\(f_s (v) = 0\)、それが意味するのは、\(v \in {f_s}^{-1} (0)\)、したがって、\(v \in \cap_{s \in S} {f_s}^{-1} (0)\); 各\(v \in \cap_{s \in S} {f_s}^{-1} (0)\)に対して、各\(s \in S\)に対して、\(v \in {f_s}^{-1} (0)\)、それが意味するのは、\(f_s (v) = 0\)、それが意味するのは、\(v \in S^\perp\)。

\(S^\perp\)はクローズド(閉)である、クローズドサブセット(閉部分集合)たちのインターセクション(共通集合)として。


参考資料


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