シルベスターの、エルミートマトリックス(行列)のシグネチャー(符号定数)の慣性法則の記述/証明
話題
About: マトリックス(行列)たちスペース(空間)
この記事の目次
開始コンテキスト
- 読者は、エルミートマトリックス(行列)の定義を知っている。
- 読者は、任意のコンプレックス(複素)マトリックス(行列)たちのプロダクト(積)のエルミートコンジュゲート(共役)は、当該構成要素たちのエルミートコンジュゲート(共役)たちの逆順によるプロダクト(積)であるという命題を認めている。
- 読者は、任意のコミュータティブ(可換)リング(環)上方の任意のスクウェアマトリックス(正方行列)のデターミナント(行列式)のラプラス展開およびその系を認めている。
- 読者は、任意のインバーティブル(可逆)コンプレックス(複素)マトリックス(行列)に対して、当該マトリックス(行列)のエルミートコンジュゲート(共役)のインバース(逆)は当該マトリックス(行列)のインバース(逆)のエルミートコンジュゲート(共役)であるという命題を認めている。
- 読者は、任意のフィールド(体)上方の任意のマトリックス(行列)のランク(階数)は左および右から任意のインバーティブル(可逆)マトリックス(行列)たちを掛けることによって保存されるという命題を認めている。
- 読者は、ファイナイト(有限)-ディメンショナル(次元)ベクトルたちスペース(空間)たち間リニアマップ(線形写像)に対するランク(階数)-ヌリティ(退化次数)法則を認めている。
- 読者は、任意のフィールド(体)上方の任意のベクトルたちスペース(空間)および当該フィールド(体)上方の任意のスクウェアマトリックス(正方行列)でディメンショナル(次元)が当該ベクトルたちスペース(空間)のディメンショナル(次元)に等しいかそれより小さいものに対して、当該マトリックス(行列)はインバーティブル(可逆)である、もしも、それが、ベクトルたちのリニア(線形)にインディペンデント(独立)なあるセット(集合)をベクトルたちのリニア(線形)にインディペンデント(独立)なセット(集合)へマップする場合、そして、もしも、当該マトリックス(行列)はインバーティブル(可逆)である場合、それは、ベクトルたちのリニア(線形)にインディペンデント(独立)な任意のセット(集合)をベクトルたちのリニア(線形)にインディペンデント(独立)なセット(集合)へマップする、という命題を認めている。
ターゲットコンテキスト
- 読者は、シルベスターの、エルミートマトリックス(行列)のシグネチャー(符号定数)の慣性法則の記述および証明を得る。
オリエンテーション
本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。
本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。
本体
1: 構造化された記述
ここに'構造化された記述'のルールたちがある。
エンティティ(実体)たち:
\(M\): \(\in \{\text{ 全ての } d \times d \text{ エルミートマトリックス(行列)たち }\}\)
\((p, n, z)\): \(= M \text{ のシグネチャー(符号定数) }\)
//
ステートメント(言明)たち:
\(\forall N \in \{\text{ 全てのインバーティブルマトリックス(可逆行列)たち }\} \text{ で以下を満たすもの、つまり、 } N^* M N = P \text{ 、ここで、 } P \text{ は任意のダイアゴナル(対角)要素たち } (\rho_1, ..., \rho_d) \text{ を持つダイアゴナルマトリックス(対角行列) } ((\rho_1, ..., \rho_d) \text{ は } p \text{ ポジティブ(正)たち、 } n \text{ ネガティブ(負)たち、 } z \text{ } 0 \text{ たちを持つ })\)
//
2: 注
実のところ、そうした\(N\)たちがある、なぜなら、任意のエルミートマトリックス(行列)はあるインバーティブルマトリックス(可逆行列)によってダイアゴナライズ(対角化)できてリアル(実)ダイアゴナル(対角)要素たちを持つ、よく知られているとおり。
即座の系として、\(M' = N'^* M N'\)、ここで、\(N'\)は任意のインバーティブルマトリックス(可逆行列)、(\(M'\)はエルミートである、なぜなら、\(M'^* = (N'^* M N')^* = N'^* M^* {N'^*}^* = N'^* M N' = M'\))に対して、\(M'\)は\(M\)のシグネチャー(符号定数)を持つ、なぜなら、任意のダイアゴナライゼーション(対角化)\(\Lambda' = O'^* M' O'\)に対して、\(\Lambda' = O'^* N'^* M N' O' = (N' O')^* M N' O'\)、したがって、\(\Lambda'\)は、\(p\)ポジティブ(正)たち、\(n\)ネガティブ(負)たち、\(z\) \(0\)たちを持つ、本命題によって、それが意味するのは、\(M'\)はシグネチャー(符号定数)\((p, n, z)\)を持つこと、本命題によって。
3: 証明
全体戦略: ステップ1: \((\rho_1, ..., \rho_d)\)の要素たちは全てリアル(実)であることを見る; ステップ2: 一般性を失わうことなく、\((\rho_1, ..., \rho_{p'})\)がポジティブ(正)、\((\rho_{p' + 1}, ..., \rho_{p' + n'})\)がネガティブ(負)、\((\rho_{p' + n' + 1}, ..., \rho_{p' + n' + z'})\)が\(0\)であると仮定であることを見る; ステップ3: \(M\)のアイゲンバリュー(固有値)たちを\((\lambda_1, ..., \lambda_p, \lambda_{p + 1}, ..., \lambda_{p + n}, \lambda_{p + n + 1}, ..., \lambda_{p + n + z})\)とし、以下を満たすあるインバーティブル(可逆)\(O\)、つまり、\(O^* M O = \Lambda\)、ここで、\(\Lambda\)はダイアゴナル(対角)要素たち\((\lambda_1, ..., \lambda_d)\)を持つダイアゴナルマトリックス(行列)である、があることを見る; ステップ4: \(z' = z\)であることを見る; ステップ5: \(p \lt p'\)であると仮定し、ある矛盾を見つける、マトリックス(行列)\(S := (O_1, ..., O_p, N_{p' + 1}, ..., N_{p' + n'})\)、マップ(写像)\(f: \mathbb{C}^d \to \mathbb{C}^{p + n'}, v \mapsto S^* M v\)、ある\(v_0 \in Ker (f)\)を取り、\({v_0}^* M v_0\)はネガティブ(負)かつポジティブ(正)であることを見ることによって。
ステップ1:
\((\rho_1, ..., \rho_d)\)の要素たちは本当に全てリアル(実)たちであることを見よう。
\(P^* = (N^* M N)^* = N^* M^* {N^*}^*\)、任意のコンプレックス(複素)マトリックス(行列)たちのプロダクト(積)のエルミートコンジュゲート(共役)は、当該構成要素たちのエルミートコンジュゲート(共役)たちの逆順によるプロダクト(積)であるという命題によって、\(= N^* M N = P\)。
特に、\({P^*}^j_j = P^j_j\)、それが意味するのは、\(\overline{\rho_j} = \rho_j\)、それが意味するのは、\(\rho_j\)はリアル(実)であること。
Step 2:
もしも、\((\rho_1, ..., \rho_d)\)が\((\rho_1, ..., \rho_{p'})\)がポジティブ(性)、\((\rho_{p' + 1}, ..., \rho_{p' + n'})\)がネガティブ(負)、\((\rho_{p' + n' + 1}, ..., \rho_{p' + n' + z'})\)が\(0\)である順序にない場合、以下を満たすあるパーミュテーション(並び替え)\(\sigma: \{1, ..., n\} \to \{1, ..., n\}\)、つまり、\((\rho_{\sigma_1}, ..., \rho_{\sigma_d})\)はそうした順序にある、がある。
以下を満たすあるインバーティブルマトリックス(可逆行列)\(N'\)、つまり、\((N N')^* M N N' = P'\)、ここで、\(P'\)はダイアゴナル(対角)要素たち\((\rho_{\sigma_1}, ..., \rho_{\sigma_d})\)を持つダイアゴナルマトリックス(対角行列)、があることを見よう。
\(N'\)を\(N'^j_l = \delta_{j, \sigma_l}\)であるとしよう、それが意味するのは、\(l\)-番目列は、\(\sigma_l\)-番目行のみが\(1\)で他たちは\(0\)であること、それはインバーティブル(可逆)である、なぜなら、繰り返し任意のコミュータティブ(可換)リング(環)上方の任意のスクウェアマトリックス(正方行列)のデターミナント(行列式)のラプラス展開およびその系を使うことで、\(N'\)の第1列は単一\(1\)を持ち、\(det N' = M_{\sigma_1, 1}\)、しかし、\((\sigma_1, 1)\)マイナー(小行列)の第1列は単一の\(1\)を持つから、\(M_{\sigma_1, 1}\)は同様に展開される、等々と続く、結局、最後のマイナー(小行列)は\(1\)である、したがって、\(det N'\)は\(1\)または\(-1\)である。
\((N N')^* M N N' = N'^* N^* M N N' = N'^* P N'\)、そして、\((N'^* P N')^j_l = {N'^*}^j_o P^o_p N'^p_l = \delta_{o, \sigma_j} P^o_p \delta_{p, \sigma_l} = P^{\sigma_j}_{\sigma_l} = \rho_{\sigma_j} \delta_{j, l}\)、それが意味するのは、\((N N')^* M N N' = P'\)。
したがって、もしも、\(P\)が存在する場合、\(P'\)は存在する、そして、もしも、本命題が\(P'\)に対して成立すれば、本命題は\(P\)に対して成立する、なぜなら、\((\rho_1, ..., \rho_d)\)は単に\((\rho_{\sigma_1}, ..., \rho_{\sigma_d})\)のパーミュテーション(並び替え)である。
したがって、\((\rho_1, ..., \rho_{p'})\)がポジティブ(正)、\((\rho_{p' + 1}, ..., \rho_{p' + n'})\)がネガティブ(負)、\((\rho_{p' + n' + 1}, ..., \rho_{p' + n' + z'})\)が\(0\)であるケースに対してのみ本命題を証明すればよい。
ステップ3:
\(M\)のアイゲンバリュー(固有値)たちを、ポジティブ(正)\((\lambda_1, ..., \lambda_p)\)、ネガティブ(負)\((\lambda_{p + 1}, ..., \lambda_{p + n})\)、\(0\) \((\lambda_{p + n + 1}, ..., \lambda_{p + n + z})\)としよう。
以下を満たすあるインバーティブルマトリックス(可逆行列)\(O\)、つまり、\(O^* M O = \Lambda\)、ここで、\(\Lambda\)はダイアゴナル(対角)要素たち\((\lambda_1, ..., \lambda_d)\)を持つダイアゴナルマトリックス(対角行列)、がある、なぜなら、以下を満たすあるユニタリマトリックス(行列)\(U\)、つまり、\(U^* M U\)はダイアゴナル(対角)要素たちを\((\lambda_1, ..., \lambda_d)\)のある順序として持つダイアゴナルマトリックス(対角行列)である、がある、よく知られているとおり、ところ、当該順序はあるインバーティブルマトリックス(可逆行列)によって\((\lambda_1, ..., \lambda_d)\)に変えることができる、ステップ2内におけるとおり。
ステップ4:
したがって、私たちは、\(N^* M N = P\)および\(O^* M O = \Lambda\)を持っており、\(P = N^* {O^*}^{-1} \Lambda O^{-1} N = N^* {O^{-1}}^* \Lambda O^{-1} N\)、任意のインバーティブル(可逆)コンプレックス(複素)マトリックス(行列)に対して、当該マトリックス(行列)のエルミートコンジュゲート(共役)のインバース(逆)は当該マトリックス(行列)のインバース(逆)のエルミートコンジュゲート(共役)であるという命題によって、\(=(O^{-1} N)^* \Lambda O^{-1} N\)。
したがって、\(P\)のランク(階数)は\(\Lambda\)のランク(階数)に等しい、任意のフィールド(体)上方の任意のマトリックス(行列)のランク(階数)は左および右から任意のインバーティブル(可逆)マトリックス(行列)たちを掛けることによって保存されるという命題によって。
しかし、\(Rank (P) = p' + n'\)および\(Rank (\Lambda) = p + n\)、そして、\(d = p' + n' + z' = p + n + z\)であるから、\(z = z'\)。
ステップ5:
\(p \lt p'\)であると仮定しよう。
\(d \times (p + n')\)マトリックス(行列)\(S := (O_1, ..., O_p, N_{p' + 1}, ..., N_{p' + n'})\)、ここで、\(O_j\)は\(O\)の\(j\)-番目列で\(N_j\)は\(N\)の\(j\)-番目列、を取ろう。
\(S^* = \begin{pmatrix} {O_1}^* \\ ... \\ {O_p}^* \\ {N_{p' + 1}}^* \\ ... \\ {N_{p' + n'}}^* \end{pmatrix}\)。
マップ(写像)\(f: \mathbb{C}^d \to \mathbb{C}^{p + n'}, v \mapsto S^* M v\)を取ろう。
\(f\)はリニア(線形)である。
したがって、\(Nullity (f) = d - Rank (f)\)、ファイナイト(有限)-ディメンショナル(次元)ベクトルたちスペース(空間)たち間リニアマップ(線形写像)に対するランク(階数)-ヌリティ(退化次数)法則によって。
しかし、\(Rank (f) \le p + n' \lt p' + n'\)。
したがって、\(z = z' = d - (p' + n') \lt d - Rank (f) = Nullity (f)\)。
\(O\)はインバーティブル(可逆)であるから、\(\{O_1, ..., O_d\}\)は\(\mathbb{C}^d\)に対するベーシス(基底)である、任意のフィールド(体)上方の任意のベクトルたちスペース(空間)および当該フィールド(体)上方の任意のスクウェアマトリックス(正方行列)でディメンショナル(次元)が当該ベクトルたちスペース(空間)のディメンショナル(次元)に等しいかそれより小さいものに対して、当該マトリックス(行列)はインバーティブル(可逆)である、もしも、それが、ベクトルたちのリニア(線形)にインディペンデント(独立)なあるセット(集合)をベクトルたちのリニア(線形)にインディペンデント(独立)なセット(集合)へマップする場合、そして、もしも、当該マトリックス(行列)はインバーティブル(可逆)である場合、それは、ベクトルたちのリニア(線形)にインディペンデント(独立)な任意のセット(集合)をベクトルたちのリニア(線形)にインディペンデント(独立)なセット(集合)へマップする、という命題によって: \((O_1, ..., O_d)\)は\((\begin{pmatrix} 1 \\ 0 \\ ... \\ 0 \end{pmatrix}, ..., \begin{pmatrix} 0 \\ 0 \\ ... \\ 1 \end{pmatrix})\)のイメージ(像)である、それは、明らかにリニアにインディペンデント(線形独立)である。
\(N\)はインバーティブル(可逆)であるから、\(\{N_1, ..., N_d\}\)は\(\mathbb{C}^d\)に対するベーシス(基底)である、同様に。
したがって、各\(v \in \mathbb{C}^d\)に対して、\(v = r^j O_j = s^j N_j\)。
以下を満たすある非ゼロ\(v_0 = r^j O_j = s^j N_j \in Ker (f)\)、つまり、ある\(1 \le j \le p + n\)に対してある非ゼロ\(r^j\)がありある\(1 \le j \le p' + n'\)に対してある非ゼロ\(s^j\)がある、がある、なぜなら、そうでなければ、\(Ker (f) \subseteq Span (\{O_{p + n + 1}, ..., O_d\})\)、それが意味することになるのは、\(Nullity (f) \le z\)、矛盾、\(Span (\{N_{p' + n' + 1}, ..., N_d\})\)に対しても同様。
\(f (v_0) = 0\)、しかし、\(f (v_0) = S^* M v_0 = S^* M r^j O_j = r^j S^* M O_j = \sum_{j \in \{1, ..., d\}} r^j \begin{pmatrix} {O_1}^* M O_j \\ ... \\ {O_p}^* M O_j \\ {N_{p' + 1}}^* M O_j \\ ... \\ {N_{p' + n'}}^* M O_j \end{pmatrix} = \sum_{j \in \{1, ..., d\}} r^j \begin{pmatrix} \lambda_j \delta_{1, j} \\ ... \\ \lambda_j \delta_{p, j} \\ {N_{p' + 1}}^* M O_j \\ ... \\ {N_{p' + n'}}^* M O_j \end{pmatrix}\)。
したがって、各\(1 \le l \le p\)に対して、\(\sum_{j \in \{1, ..., d\}} r^j \lambda_j \delta_{l, j} = 0\)、しかし、\(= r^l \lambda_l\)、しかし、\(0 \lt \lambda_l\)であるから、\(r^l = 0\)。
ある\(1 \le j \le p + n\)に対して\(r^j \neq 0\)であるから、ある\(p + 1 \le j \le p + n\)に対して\(r^j \neq 0\)。
同様に、\(0 = f (v_0) = S^* M v_0 = S^* M s^j N_j = s^j S^* M N_j = \sum_{j \in \{1, ..., d\}} s^j \begin{pmatrix} {O_1}^* M N_j \\ ... \\ {O_p}^* M N_j \\ {N_{p' + 1}}^* M N_j \\ ... \\ {N_{p' + n'}}^* M N_j \end{pmatrix} = \sum_{j \in \{1, ..., d\}} s^j \begin{pmatrix} {O_1}^* M N_j \\ ... \\ {O_p}^* M N_j \\ \rho_j \delta_{p' + 1, j} \\ ... \\ \rho_j \delta_{p' + n', j} \end{pmatrix}\)。
したがって、各\(1 \le l \le n'\)に対して、\(\sum_{j \in \{1, ..., d\}} s^j \rho_j \delta_{p' + l, j} = 0\)、しかし、\(= s^{p' + l} \rho_{p' + l}\)、しかし、\(\rho_{p' + l} \lt 0\)であるから、\(s^{p' + l} = 0\)。
ある\(1 \le j \le p' + n'\)に対して\(s^j \neq 0\)であるから、ある\(1 \le j \le p'\)に対して\(s^j \neq 0\)。
さて、\({v_0}^* M v_0 = (r^j O_j)^* M (r^l O_l) = \overline{r^j} r^l {O_j}^* M O_l\)を取る、しかし、\({O_j}^* M O_l\)は実のところ\(O^* M O = \Lambda\)の\((j, l)\)コンポーネント、それは\(\lambda_j \delta_{j, l}\)、である、したがって、\(= \sum_{j, l} \overline{r^j} r^l \lambda_j \delta_{j, l} = \sum_{j \in \{1, ..., d\}} \overline{r^j} r^j \lambda_j\)、しかし、各\(1 \le j \le p\)に対して\(r^j = 0\)であるから、\(= \sum_{j \in \{p + 1, ..., d\}} \overline{r^j} r^j \lambda_j\)、それはネガティブ(負)である。
他方で、\({v_0}^* M v_0 = (s^j N_j)^* M (s^l N_l) = \overline{s^j} s^l {N_j}^* M N_l\)、しかし、\({N_j}^* M N_l\)は実のところ\(N^* M N = P\)の\((j, l)\)コンポーネント、それは\(\rho_j \delta_{j, l}\)、である、したがって、\(= \sum_{j, l} \overline{s^j} s^l \rho_j \delta_{j, l} = \sum_{j \in \{1, ..., d\}} \overline{s^j} s^j \rho_j\)、しかし、各\(p' + 1 \le j \le p' + n'\)に対して\(s^j = 0\)であるから、\(= \sum_{j \in \{1, ..., p'\}} \overline{s^j} s^j \rho_j\)、それはポジティブ(正)である。
したがって、矛盾を見つけた。
したがって、\(p' \le p\)。
しかし、対称性によって、\(p \le p'\)。
したがって、\(p' = p\)。
したがって、\(n' = n\)。