2026年3月15日日曜日

1651: \(C^\infty\)イマージョンはローカルに\(C^\infty\)エンベディング(埋め込み)である

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\(C^\infty\)イマージョンはローカルに\(C^\infty\)エンベディング(埋め込み)であることの記述/証明

話題


About: \(C^\infty\)マニフォールド(多様体)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意の\(C^\infty\)イマージョンはローカルにある\(C^\infty\)エンベディング(埋め込み)であるという命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。


本体


1: 構造化された記述


ここに'構造化された記述'のルールたちがある

エンティティ(実体)たち:
\(M_1\): \(\in \{\text{ 全ての } d_1 \text{ -ディメンショナル(次元) } C^\infty \text{ マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、たち }\}\)
\(M_2\): \(\in \{\text{ 全ての } d_2 \text{ -ディメンショナル(次元) } C^\infty \text{ マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、たち }\}\)
\(f\): \(: M_1 \to M_2\), \(\in \{\text{ 全ての } C^\infty \text{ イマージョンたち }\}\)
//

ステートメント(言明)たち:
\(\forall m \in M_1 (\exists U_m \in \{m \text{ の } M_1 \text{ 上における全てのオープンネイバーフッド(開近傍)たち }\} (f \vert_{U_m}: U_m \to M_2 \in \{\text{ 全ての } C^\infty \text{ エンベディング(埋め込み)たち }\}))\)
//


2: 証明


全体戦略: ステップ1: \(f (m)\)周りの任意のチャート\((U_{f (m)} \subseteq M_2, \phi_{f (m)})\)および\(m\)周りの以下を満たす任意のチャート(\(m\)が任意のインテリア(内部)ポイントである時はインテリア(内部)で\(m\)が任意のバウンダリー(境界)ポイントである時はバウンダリー(境界))\((U'_m \subseteq M_1, \phi'_m)\)、つまり、\(f (U'_m) \subseteq U_{f (m)}\)、を取る; ステップ2: \(f': U'_{\phi'_m (m)} \subseteq \mathbb{R}^{d_1} \to \mathbb{R}^{d_2}\)、ここで、\(m\)が任意のインテリア(内部)ポイントである時は\(f' := \phi_{f (m)} \circ f \circ {\phi'_m}^{-1}\)で\(m\)が任意のバウンダリー(境界)ポイントである時は\(f' \vert_{U'_{\phi'_m (m)} \cap \phi'_m (U'_m)} = \phi_{f (m)} \circ f \circ {\phi'_m}^{-1} \vert_{U'_{\phi'_m (m)} \cap \phi'_m (U'_m)}\)、を取り、以下を満たすあるプロジェクション(射影)\(\pi: \mathbb{R}^{d_2} \to \mathbb{R}^{d_1}\)、つまり、\(d (\pi \circ f'): \mathbb{R}^{d_1} \to \mathbb{R}^{d_1}\)はランク\(d_1\)である、を取る; ステップ3: ユークリディアンノルム付きスペース(空間)間マップ(写像)のためのインバース(逆)定理を適用して、あるディフェオモーフィズム\(f'' := \pi \circ f' \vert_{U_{\phi'_m (m)}}: U_{\phi'_m (m)} \to U_{\pi \circ \phi_{f (m)} (f (m))}\)を得る; ステップ4: \(U_m := {\phi'_m}^{-1} (U_{\phi'_m (m)} \cap \phi'_m (U'_m))\)を取り、\(f''' := f \vert_{U_m}: U_m \to f (U_m)\)はホメオモーフィズム(位相同形写像)であることを見る; ステップ5: 本命題を結論する。

ステップ1:

\(f (m)\)周りの任意のチャート\((U_{f (m)} \subseteq M_2, \phi_{f (m)})\)を取ろう。

\(m\)周りの以下を満たす任意のチャート\((U'_m \subseteq M_1, \phi'_m)\)、つまり、\(f (U'_m) \subseteq U_{f (m)}\)、を取ろう、それは可能である、なぜなら、\(f\)はコンティニュアス(連続)である: \(m\)が\(M_1\)の任意のインテリア(内部)ポイントである時は、当該チャートはあるインテリア(チャート)としよう; \(m\)が\(M_1\)の任意のバウンダリー(境界)ポイントである時は、当該チャートは不可避にあるバウンダリー(境界)である。

ステップ2:

\(m\)が\(M_1\)の任意のインテリア(内部)ポイントである時は、\(U'_{\phi'_m (m)} := \phi'_m (U'_m)\)、それは、\(\phi'_m (m)\)の\(\mathbb{R}^{d_1}\)上におけるあるオープンネイバーフッド(開近傍)である、および\(f': U'_{\phi'_m (m)} \to \mathbb{R}^{d_2} = \phi_{f (m)} \circ f \circ {\phi'_m}^{-1}\)としよう。

\(m\)が\(M_1\)の任意のバウンダリー(境界)ポイントである時は、以下を満たすある\(C^\infty\) \(f': U'_{\phi'_m (m)} \to \mathbb{R}^{d_2}\)、つまり、\(f' \vert_{U'_{\phi'_m (m)} \cap \phi'_m (U'_m)} = \phi_{f (m)} \circ f \circ {\phi'_m}^{-1} \vert_{U'_{\phi'_m (m)} \cap \phi'_m (U'_m)}\)、がある、\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、たちの任意のサブセット(部分集合)たち間のマップ(写像)でポイントにおいて\(C^k\)なもの、ここで、\(k\)は\(0\)を除外し\(\infty\)を含む、の定義によって。

いずれにせよ、\(f'\)にディファレンシャル\(d f': \mathbb{R}^{d_1} \to \mathbb{R}^{d_2}\)は\(\phi'_m (m)\)においてあるインジェクション(単射)である: \(m\)が\(M_1\)の任意のバウンダリー(境界)ポイントである時は、\(f'\)のヤコビアン\((\partial_l f'^j)\)、それが\(d f'\)のコンポーネントたちファンクション(関数)を決定する、は、\(f'\)の選択に依存しない、なぜなら、\(\partial_{d_1} f'^j\)は、片方\(\partial_{d_1} (\phi_{f (m)} \circ f \circ {\phi'_m}^{-1})\)に等しく、当該ヤコビアンはランク\(d_1\)である。

したがって、以下を満たすあるプロジェクション(射影)\(\pi: \mathbb{R}^{d_2} \to \mathbb{R}^{d_1}\)、つまり、\(\pi \circ f': U'_{\phi'_m (m)} \to \mathbb{R}^{d_1}\)のディファレンシャル\(d (\pi \circ f'): \mathbb{R}^{d_1} \to \mathbb{R}^{d_1}\)は\(\phi'_m (m)\)においてランク\(d_1\)である: \(d f'\)がランク\(d_1\)を持っているということは、\(d f' (\mathbb{R}^{d_1})\)は\(\mathbb{R}^{d_2}\)のある\(d_1\)-ディメンショナル(次元)ベクトルたちサブスペース(部分空間)であることを意味する、したがって、当該サブスペース(部分空間)に対するあるベーシス(基底)があり、あるプロジェクション(射影)\(\pi: \mathbb{R}^{d_2} \to \mathbb{R}^{d_1}\)でその下で当該ベーシス(基底)のイメージ(像)がリニアにインディペンデント(線形独立)であるものがある、任意のファイナイト(有限)-ディメンショナル(次元)列たちまたは行たちベクトルたちスペース(空間)および任意のリニアにインディペンデント(線形独立)サブセット(部分集合)に対して、当該サブセット(部分集合)はある要素数-ディメンショナル(次元)列たちまたは行たちベクトルたちスペース(空間)の中へ縮小できる、何らかのコンポーネントたちを選ぶことによって、という命題によって(任意のプロジェクション(射影)はいくつかのコンポーネントたちを選ぶことに他ならない)、そして、\(\pi \circ d f': \mathbb{R}^{d_1} \to \mathbb{R}^{d_1}\)はランク\(d_1\)である、なぜなら、そのレンジ(値域)は当該ベーシス(基底)のプロジェクション(射影)のリニアコンビネーション(線形結合)である、すると、\(d (\pi \circ f') = d \pi \circ d f' = \pi \circ d f'\)、なぜなら、\(d \pi = \pi\): \(\pi: (r^1, ..., r^{d_2})^t \mapsto (r^{j_1}, ..., r^{j_{d_1}})^t = (M^{j_1}_l r^l, ..., M^{j_{d_1}}_l r^l)^t\)、ここで、\(M\)は以下を満たす\(d_1 \times d_2\)マトリックス(行列)、つまり、\(M^m_l\)は、\(\mathbb{R}^{d_2}\)の\(l\)-番目コンポーネントが\(\mathbb{R}^{d_1}\)の\(m\)-番目コンポーネントへ射影される時は\(1\)であり、そうでなければ\(0\)、であるところ、\(\partial_n \pi^m = \partial_n M^{j_m}_l r^l = M^{j_m}_n\)、したがって、\(d \pi: (r^1, ..., r^{d_2})^t \mapsto (M^{j_1}_l r^l, ..., M^{j_{d_1}}_l r^l)^t\): 任意の\(C^\infty\)マニフォールド(多様体)、バウンダリー(境界)付き、たち間の任意の\(C^\infty\)マップ(写像)および任意の対応するチャートたちに対して、当該マップ(写像)のディファレンシャルの、スタンダード(標準)ベーシス(基底)たちに関するコンポーネントたちファンクション(関数)はこれであるという命題を参照のこと。

ステップ3:

したがって、\(\pi \circ f'\)は\(\mathbb{R}^{d_1}\)のあるオープンサブセット(開部分集合)\(U'_{\phi'_m (m)}\)から\(\mathbb{R}^{d_1}\)の中へのある\(C^\infty\)マップ(写像)でそのヤコビアンが非特異であるものである、したがって、ユークリディアンノルム付きスペース(空間)間マップ(写像)のためのインバース(逆)定理によって、以下を満たす、\(\phi'_m (m)\)のあるオープンネイバーフッド(開近傍)\(U_{\phi'_m (m)} \subseteq U'_{\phi'_m (m)}\)および\(\pi \circ \phi_{f (m)} (f (m))\)のあるオープンネイバーフッド(開近傍)\(U_{\pi \circ \phi_{f (m)} (f (m))} \subseteq \mathbb{R}^{d_1}\)、つまり、\(f'' := \pi \circ f' \vert_{U_{\phi'_m (m)}}: U_{\phi'_m (m)} \to U_{\pi \circ \phi_{f (m)} (f (m))}\)はあるバイジェクション(全単射)で\(C^\infty\)インバース(逆)\(f''^{-1}: U_{\pi \circ \phi_{f (m)} (f (m))} \to U_{\phi'_m (m)}\)を持つ。

ステップ4:

\(U_m := {\phi'_m}^{-1} (U_{\phi'_m (m)} \cap \phi'_m (U'_m)) \subseteq U'_m\)を取ろう、それは、\(m\)の\(U'_m\)上におけるあるオープンネイバーフッド(開近傍)であり\(M_1\)上でもそうである、なぜなら、\(U_{\phi'_m (m)} \cap \phi'_m (U'_m)\)は\(\phi'_m (m)\)の\(\phi'_m (U'_m)\)上におけるあるオープンネイバーフッド(開近傍)である: \(m\)が任意のバウンダリー(境界)ポイントである時は、\(\phi'_m (U'_m) \subseteq \mathbb{H}^{d_1}\)は\(\mathbb{H}^{d_1}\)のあるサブスペース(部分空間)であり、\(U_{\phi'_m (m)} \cap \phi'_m (U'_m) = U_{\phi'_m (m)} \cap \phi'_m (U'_m) \cap \mathbb{H}^{d_1} = (U_{\phi'_m (m)} \cap \mathbb{H}^{d_1}) \cap \phi'_m (U'_m)\)、ここで、\(U_{\phi'_m (m)} \cap \mathbb{H}^{d_1}\)は\(\mathbb{H}^{d_1}\)のあるオープンサブセット(開部分集合)である。

\(f''' := f \vert_{U_m}: U_m \to f (U_m)\)を取ろう。

\(f'''\)はインジェクティブ(単射)である、なぜなら、そうでなければ、\(f''\)はインジェクティブ(単射)でないことになる: 各\(p \in U_m\)に対して、\(\phi'_m (p) \in \phi'_m (U'_m)\)、したがって、\(f'' \vert_{\phi'_m (U_m)} = \pi \circ f' \vert_{\phi'_m (U_m)} = \pi \circ \phi_{f (m)} \circ f \circ {\phi'_m}^{-1} \vert_{\phi'_m (U_m)} = \pi \circ \phi_{f (m)} \circ f \vert_{U_m} \circ {\phi'_m}^{-1} \vert_{\phi'_m (U_m)} = \pi \circ \phi_{f (m)} \circ f''' \circ {\phi'_m}^{-1} \vert_{\phi'_m (U_m)}\)。

したがって、\(f'''\)はバイジェクティブ(全単射)である。

\(f'''^{-1}: f (U_m) \to U_m = {\phi'_m}^{-1} \circ f''^{-1} \circ \pi \circ \phi_{f (m)} \vert_{f (U_m)}\)、それは、妥当であり真である、なぜなら、各\(f (p) \in f (U_m)\)に対して、\(\pi \circ \phi_{f (m)} (f (p)) = \pi \circ \phi_{f (m)} \circ f \circ {\phi'_m}^{-1} \circ \phi'_m (p)\)、しかし、\(\phi'_m (p) \in U_{\phi'_m (m)} \cap \phi'_m (U'_m) \subseteq U'_{\phi'_m (m)} \cap \phi'_m (U'_m)\)であるから、\(= \pi \circ f' \circ \phi'_m (p) = f'' \circ \phi'_m (p)\)、そして、\({\phi'_m}^{-1} \circ f''^{-1} \circ \pi \circ \phi_{f (m)} \vert_{f (U_m)} = {\phi'_m}^{-1} \circ f''^{-1} \circ f'' \circ \phi'_m (p) = {\phi'_m}^{-1} \circ \phi'_m (p) = p\)。

\(f'''\)はコンティニュアス(連続)である、あるコンティニュアスマップ(連続写像)のあるリストリクション(制限)として。

\(f'''^{-1}\)はコンティニュアス(連続)である、コンティニュアスマップ(連続写像)たちのあるコンポジション(合成)として、なぜなら、\(\pi \circ \phi_{f (m)} \vert_{f (U_m)}: f (U_m) \subseteq M_2 \to U_{\pi \circ \phi_{f (m)} (f (m))} \subseteq \mathbb{R}^{d_1}\)はコンティニュアス(連続)である、コンティニュアス(連続)\(\pi \circ \phi_{f (m)}: U_{f (m)} \subseteq M_2 \to \phi_{f (m)} (U_{f (m)}) \subseteq \mathbb{R}^{d_2} \to \mathbb{R}^{d_1}\)のあるリストリクション(制限)として、\(f''^{-1}: U_{\pi \circ \phi_{f (m)} (f (m))} \subseteq \mathbb{R}^{d_1} \to U_{\phi'_m (m)} \subseteq \mathbb{R}^{d_1}\)はコンティニュアス(連続)である、なぜなら、それは\(C^\infty\)であり\(f''^{-1}: U_{\pi \circ \phi_{f (m)} (f (m))} \subseteq \mathbb{R}^{d_1} \to \phi'_m (U_m) \subseteq \mathbb{R}^{d_1} \text{ or } \mathbb{H}^{d_1}\)はコンティニュアス(連続)である、コドメイン(余域)リストリクション(制限)として(\(\phi'_m (U_m) \subseteq \mathbb{R}^{d_1} \text{ or } \mathbb{H}^{d_1}\)は\(U_{\phi'_m (m)} \subseteq \mathbb{R}^{d_1}\)のあるトポロジカルサブスペース(部分空間)である、なぜなら、\(\mathbb{H}^{d_1}\)は\(\mathbb{R}^{d_1}\)のあるトポロジカルサブスペース(部分空間)であるから、\(\phi'_m (U_m)\)は\(\mathbb{R}^{d_1}\)のトポロジカルサブスペース(部分空間)である、いずれにせよ、トポロジカルサブスペース(部分空間)たちの任意のネストにおいて、任意のサブスペース(部分空間)上の任意のサブセット(部分集合)のオープン(開)性は、当該サブスペース(部分空間)がサブスペース(部分空間)とみなされる元のスーパースペース(空間)に依存しないという命題によって、そして、トポロジカルサブスペース(部分空間)たちの任意のネストにおいて、任意のサブスペース(部分空間)上の任意のサブセット(部分集合)のオープン(開)性は、当該サブスペース(部分空間)がサブスペース(部分空間)とみなされる元のスーパースペース(空間)に依存しないという命題が再び、\(\phi'_m (U_m) \subseteq U_{\phi'_m (m)} \subseteq \mathbb{R}^{d_1}\)に対して適用される)、そして、\({\phi'_m}^{-1} \vert_{\phi'_m (U_m)}: \phi'_m (U_m) \subseteq \mathbb{R}^{d_1} \text{ or } \mathbb{H}^{d_1} \to U_m\)はコンティニュアス(連続)である。

したがって、\(f'''\)はあるホメオモーフィズム(位相同形写像)である。

ステップ5:

\(f \vert_{U_m}: U_m \to M_2\)はある\(C^\infty\)イマージョンである、ここで、\(f''' := f \vert_{U_m}: U_m \to f (U_m)\)はあるホメオモーフィズム(位相同形写像)である、したがって、\(f \vert_{U_m}\)はある\(C^\infty\)エンベディング(埋め込み)である。


参考資料


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