2023年7月16日日曜日

323: ローカルにコンパクトなハウスドルフトポロジカルスペース(空間)はパラコンパクトである、もしも、スペース(空間)はオープン(開)\sigmaコンパクトサブスペース(部分空間)たちのディスジョイント(互いに素な)ユニオン(和集合)である場合、そしてその場合に限って

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ローカルにコンパクトなハウスドルフトポロジカルスペース(空間)はパラコンパクトである、もしも、スペース(空間)はオープン(開)\(\sigma\)コンパクトサブスペース(部分空間)たちのディスジョイント(互いに素な)ユニオン(和集合)である場合、そしてその場合に限って、ことの記述/証明

話題


About: トポロジカルスペース(空間)

この記事の目次


開始コンテキスト



ターゲットコンテキスト



  • 読者は、任意のローカルにコンパクトなハウスドルフトポロジカルスペース(空間)はパラコンパクトである、もしも、当該スペース(空間)はいくつかのディスジョイント(互いに素な)オープン(開)\(\sigma\)コンパクトサブスペース(部分空間)たちのユニオン(和集合)である場合、そしてその場合に限って、という命題の記述および証明を得る。

オリエンテーション


本サイトにてこれまで議論された定義の一覧があります。

本サイトにてこれまで議論された命題の一覧があります。


本体


1: 記述


任意のローカルにコンパクトなハウスドルフトポロジカルスペース(空間)\(T\)に対して、\(T\)はパラコンパクトである、もしも、\(T\)はいくつかのディスジョイント(互いに素な)オープン(開)\(\sigma\)コンパクトサブスペース(部分空間)たち\(\{T_\alpha\vert \alpha \in A\}\)、ここで、\(A\)はアンカウンタブル(不可算)かもしれない任意のインデックスたちセット(集合)、のユニオン(和集合)である場合、そしてその場合に限って。 


2: 証明


\(T\)はいくつかのディスジョイント(互いに素な)オープン(開)\(\sigma\)コンパクトサブスペース(部分空間)たち\(\{T_\alpha\vert \alpha \in A\}\)のユニオン(和集合)であると仮定しよう。

任意のハウスドルフトポロジカルスペース(空間)の任意のサブスペース(部分空間)はハウスドルフであるという命題および任意のローカルにコンパクトなハウスドルフトポロジカルスペース(空間)の任意のオープン(開)サブスペース(部分空間)はローカルにコンパクトであるという命題によって、各\(T_\alpha\)はローカルにコンパクトハウスドルフである。もしも、各\(T_\alpha\)がパラコンパクトであれば、\(T = \{T_\alpha\vert \alpha \in A\}\)はパラコンパクトであるだろう、任意のアンカウンタブル(不可算)数かもしれないパラコンパクトトポロジカルスペース(空間)たちのトポロジカルサムはパラコンパクトであるという命題内の"注"によって。

\(\sigma\)コンパクト性の定義によって、以下を満たすあるカウンタブル(可算)数コンパクトサブセット(部分集合)たち\(\{S_i\vert i \in J\}\)、ここで、\(J\)はあるカウンタブル(可算)インデックスたちセット(集合)、つまり、\(T_\alpha = \cup_{i \in J} S_i\)、がある。インダクティブ(帰納的)に\({S_i}'\)を以下のように定義しよう、つまり、\({S_0}' := S_0\)、そして、\(1 \leq i\)の\({S_i}'\)に対しては、コンパクトな\({S_{i - 1}}'\)を既に定義済みだと仮定して、\({S_{i - 1}}'\)のオープンカバー(開被覆)を、各ポイント\(p \in {S_{i - 1}}'\)の周りにあるオープンネイバーフッド(開近傍)でそのクロージャー(閉包)がコンパクトであるものを取り(それは可能である、任意のローカルにコンパクトなハウスドルフトポロジカルスペース(空間)に対して、任意のポイントの周りに、オープンネイバーフッド(開近傍)であってそのクロージャー(閉包)がコンパクトであるものがあるという命題によって)、そして、あるファイナイト(有限)サブカバーを取り(それは可能である、なぜなら、\({S_{i - 1}}'\)はコンパクトである)、そして、当該サブカバー内のオープネイバーフッド(開近傍)たちクロージャー(閉包)たちのユニオン(和集合)を\({S_{i - 1}}''\)と表わして、\({S_i}' := S_i \cup {S_{i - 1}}''\)、それは\(T_\alpha\)上でコンパクトである、任意のトポロジカルスペース(空間)に対して、任意の有限数コンパクトサブセット(部分集合)たちのユニオン(和集合)はコンパクトであるという命題によって。\({S_i}'\)はクローズド(閉)である、任意のハウスドルフトポロジカルスペース(空間)の任意のコンパクトサブセット(部分集合)はクローズド(閉)であるという命題によって。もしも、\({S_i}'\)が\({S_{i - 1}}'\)に等しいことがあれば、それを省略しよう、したがって、私たちは、\({S_{i - 1}}' \subset {S_i}'\)と仮定する。

\(\{{S_i}' \vert i \in J\}\)は\(T_\alpha\)をカバーする、なぜなら、各\(S_i\)は\({S_i}'\)内に包含されていて、\(T_\alpha = \cup_{i \in J} S_i\)。\({S_i}' \subseteq int {S_{i + 1}}'\)、なぜなら、\({S_i}'\)はそのオープンカバー(開被覆)内に包含されていて、それは\({S_{i + 1}}'\)内に包含されている、しかし、当該オープンカバー(開被覆)はオープン(開)であり、\({S_{i + 1}}'\)内に包含されている最大オープンセット(開集合)、それは\(int {S_{i + 1}}'\)である、内に包含されている。

以下のように定義しよう、つまり、\({S_0}''' := {S_0}'\)、そして、\(0 \lt i\)に対して、\({S_i}''' := {S_i}' \setminus int {S_{i - 1}}'\)、それは\({S_i}'\)上で(そして\(T_\alpha\)上で)クローズド(閉)である、そして、当該コンパクトサブスペース(部分空間)のクローズドサブセット(閉部分集合)として、任意のコンパクトトポロジカルスペース(空間)の任意のクローズドサブセット(閉部分集合)はコンパクトであるという命題によって、\({S_i}'\)上でコンパクトである、そして、\(T_\alpha\)上でコンパクトである、by 任意のトポロジカルスペース(空間)に対して、任意のサブスペース(部分空間)の任意のコンパクトサブセット(部分集合)はベーススペース(空間)上でコンパクトであるという命題によって。\({S_i}'''\)は\(j \lt i - 1\)または\(i + 1 \lt j\)のどの\({S_j}'''\)ともインターセクトしない(交わらない)、なぜなら、\({S_i}''' = {S_i}' \setminus int {S_{i - 1}}'\)および\({S_j}''' = {S_j}' \setminus int {S_{j - 1}}'\)であり、\(j \lt i - 1\)の時は、\({S_j}' \subseteq int {S_{i - 1}}'\)、そして、\(i + 1 \lt j\)の時は、\(i, j\)の役割を入れ替えればよい。\(\{{S_i}''' \vert i \in J\}\)は\(T_\alpha\)をカバーする、なぜなら、任意の\(p \in T_\alpha\)に対して、ある\(i\)に対して、\(p \in {S_i}'\)、そして、もしも、\(p \notin int {S_{i - 1}}'\)であれば、\(p \in {S_i}'''\)、そうでなければ、\(p \in {S_{i - 1}}'\)、もしも、\(p \notin int {S_{i - 2}}'\)であれば、\(p \in {S_{i - 1}}'''\)、そうでなければ、\(p \in {S_{i - 2}}'\)、等々、結局、少なくとも、\(p \in {S_0}' = {S_0}'''\)。


任意のハウスドルフトポロジカルスペース(空間)の任意のサブスペース(部分空間)はハウスドルフであるという命題および and 任意のコンパクトハウスドルフトポロジカルスペース(空間)はノーマル(正規)であるという命題によって、\({S_i}'''\)はノーマル(正規)である。\({S_i}'''\)に対して、\({S_i}' \setminus int {S_i}'\)は\({S_i}'''\)上でクローズド(閉)である、なぜなら、\(int {S_i}'\)は\(T_\alpha\)上でオープン(開)である、\(int {S_i}' \cap {S_i}'''\)は\({S_i}'''\)上でオープン(開)である、\({S_i}' \setminus int {S_i}' = {S_i}''' \setminus (int {S_i}' \cap {S_i}''')\)。任意の\(0 \lt i\)に対して、\({S_{i - 1}}' \setminus int {S_{i - 1}}'\)は\({S_i}'''\)上でクローズド(閉)である、なぜなら、\({S_{i - 1}}' \setminus int {S_{i - 1}}' = {S_{i - 1}}' \cap {S_i}'''\)、しかし、\({S_{i - 1}}'\)は\(T_\alpha\)上でクローズド(閉)である、そして、\({S_{i - 1}}' \cap {S_i}'''\)は\({S_i}'''\)上でクローズド(閉)である。\(({S_i}' \setminus int {S_i}') \cap ({S_{i - 1}}' \setminus int {S_{i - 1}}') = \emptyset\)、なぜなら、\({S_{i - 1}}' \subseteq int {S_i}'\)。

Let us take take \(U_{0, 1} = \emptyset\). If \({S_0}' \setminus int {S_0}' \neq \emptyset\), let us take\(U_{0, 2} = {S_0}'''\). If \({S_0}' \setminus int {S_0}' = \emptyset\), let us take \(U_{0, 1} = \emptyset\). \(U_{0, 1} = \emptyset\)と取ろう。もしも、\({S_0}' \setminus int {S_0}' \neq \emptyset\)であれば、\(U_{0, 2} = {S_0}'''\)と取ろう。もしも、\({S_0}' \setminus int {S_0}' = \emptyset\)であれば、\(U_{0, 1} = \emptyset\)と取ろう。

以下5パラグラフたちは\(0 \lt i\)に対するものである。

もしも、\({S_i}' \setminus int {S_i}' \neq \emptyset\)かつ\({S_{i - 1}}' \setminus int {S_{i - 1}}' \neq \emptyset\)であれば、\({S_i}'''\)はノーマル(正規)であるから、以下を満たすいくつかのディスジョイントオープン(開)(\({S_i}'''\)上で)サブセット(部分集合)たち\(U_{i, 1} \subseteq {S_i}'''\)および\(U_{i, 2} \subseteq {S_i}'''\)、つまり、\({S_{i - 1}}' \setminus int {S_{i - 1}}' \subseteq U_{i, 1}\)および\({S_i}' \setminus int {S_i}' \subseteq U_{i, 2}\)で\(U_{i, 1} \cap U_{i, 2} = \emptyset\)、がある。

もしも、\({S_i}' \setminus int {S_i}' \neq \emptyset\)かつ\({S_{i - 1}}' \setminus int {S_{i - 1}}' = \emptyset\)であれば、\(U_{i, 1} = \emptyset\)、\({S_i}'''\)上でオープン(開)、および\(U_{i, 2} = {S_i}'''\)、\({S_i}'''\)上でオープン(開)、を取る。

もしも、\({S_i}' \setminus int {S_i}' = \emptyset\)かつ\({S_{i - 1}}' \setminus int {S_{i - 1}}' \neq \emptyset\)であれば、\(U_{i, 1} = {S_i}'''\)、\({S_i}'''\)上でオープン(開)、および\(U_{i, 2} = \emptyset\)、\({S_i}'''\).上でオープン(開)、を取る。

もしも、\({S_i}' \setminus int {S_i}' = \emptyset\)かつ\({S_{i - 1}}' \setminus int {S_{i - 1}}' = \emptyset\)であれば、\(U_{i, 1} = \emptyset\)、\({S_i}'''\)上でオープン(開)、および\(U_{i, 2} = \emptyset\)、\({S_i}'''\)上でオープン(開)、を取る。

各ケースにおいて、\({S_{i - 1}}' \setminus int {S_{i - 1}}' \subseteq U_{i, 1}\)および\({S_i}' \setminus int {S_i}' \subseteq U_{i, 2}\)および\(U_{i, 1} \cap U_{i, 2} = \emptyset\)。

以下のように定義しよう、つまり、\({S_0}'''' := {S_0}''' \cup U_{1, 1}\)、および、\(0 \lt i\)に対して、\({S_i}'''' := {S_i}''' \cup U_{i - 1, 2} \cup U_{i + 1, 1}\)。いずれにせよ、\({S_i}''''\)は\(T_\alpha\)上でオープン(開)である、それは、次の6パラグラフたちの中で証明される。


\({S_0}'''' = U_{1, 1} \cup int {S_0}'\)および\({S_i}'''' = (U_{i + 1, 1} \cup (int {S_i}' \setminus {S_{i - 1}'})) \cup (U_{i - 1, 2} \cup (int {S_i}' \setminus S_{i - 1}'))\)。

もしも、\(U_{1, 1}\)が空でなければ、任意のポイント\(p \in U_{1, 1}\)の周りに、あるオープン(開)(\({S_{1}}'''上で\))ネイバーフッド(近傍)\(N_p \subseteq U_{1, 1}\)がある; \(N_p = {N_p}' \cap {S_{1}}'''\)、ここで、\({N_p}'\)は\(p\)の\(T_\alpha\)上のあるオープンネイバーフッド(開近傍)、\({N_p}'' := {N_p}' \cap int {S_{1}}'\)を代わりに使える、なぜなら、いずれにせよ\({N_p}'' \cap {S_{1}}''' = N_p\)、なぜなら、\(N_p \subseteq U_{1, 1} \subseteq int {S_{1}}'\)(なぜなら、\(U_{1, 1} \subseteq {S_{1}}''' \setminus U_{1, 2}\)および\({S_{1}}' \setminus int {S_{1}}' \subseteq U_{1, 2}\)、したがって、\(U_{1, 1} \subseteq {S_{1}}''' \setminus ({S_{1}}' \setminus int {S_{1}}') = ({S_{1}}' \setminus int {S_0}') \setminus ({S_{1}}' \setminus int {S_{1}}') = int {S_{1}}' \setminus int {S_0}' \subseteq int {S_{1}}'\))、しかし、\({N_p}'' \subseteq U_{1, 1} \cup int {S_0}'\)、なぜなら、そうでなければ、\({N_p}'' \subseteq int {S_{1}}'\)であるから、もしも、以下を満たすあるポイント\(p' \in {N_p}''\)、つまり、\(p' \in int {S_{1}}' \setminus (U_{1, 1} \cup int {S_0}')\)、それが意味するのは、\(p' \notin U_{1, 1}\)、があったら、\(p' \in {S_{1}}''' = {S_{1}}' \setminus int {S_0}'\)、したがって、\(p' \in {N_p}'' \cap {S_{1}}''' = N_p \subseteq U_{1, 1}\)、\(p' \notin U_{1, 1}\)に反する矛盾;任意のポイント\(p \in int {S_0}'\)の周りに、あるオープン(開)(\(T_\alpha\)上で)ネイバーフッド(近傍)\(N_p \subseteq int {S_0}'\)がある、なぜなら、\(int {S_0}'\)は\(T_\alpha\)上でオープン(開);したがって、\(U_{1, 1} \cup int {S_0}'\)は\(T_\alpha\)上でオープン(開)である。

以下の2パラグラフたちは\(0 \lt i\)に対するものである。

\(U_{i + 1, 1} \cup (int {S_i}' \setminus {S_{i - 1}'}) = (U_{i + 1, 1} \cup int {S_i}') \setminus {S_{i - 1}'}\)、なぜなら、\({S_{i - 1}}'\)は\(U_{i + 1, 1}\)とインターセクトしない(交わらない)(なぜなら、\({S_{i - 1}}' \subseteq int {S_i}'\)および\(U_{i + 1, 1} \subseteq {S_{i + 1}}''' = {S_{i + 1}}' \setminus int {S_i}'\)))、そして、もしも、\(U_{i + 1, 1}\)が空でない場合、任意のポイント\(p \in U_{i + 1, 1}\)の周りに、あるオープン(開)(\({S_{i + 1}}'''\)上で)ネイバーフッド(近傍)\(N_p \subseteq U_{i + 1, 1}\)がある; \(N_p = {N_p}' \cap {S_{i + 1}}'''\)、ここで、\({N_p}'\)は\(p\)の\(T_\alpha\)上のあるオープンネイバーフッド(開近傍)、\({N_p}'' := {N_p}' \cap int {S_{i + 1}}'\)を代わりに使える、なぜなら、いずれにせよ\({N_p}'' \cap {S_{i + 1}}''' = N_p\)、なぜなら、\(N_p \subseteq U_{i + 1, 1} \subseteq int {S_{i + 1}}'\)(なぜなら、\(U_{i + 1, 1} \subseteq {S_{i + 1}}''' \setminus U_{i + 1, 2}\)および\({S_{i + 1}}' \setminus int {S_{i + 1}}' \subseteq U_{i + 1, 2}\)、したがって、\(U_{i + 1, 1} \subseteq {S_{i + 1}}''' \setminus ({S_{i + 1}}' \setminus int {S_{i + 1}}') = ({S_{i + 1}}' \setminus int {S_i}') \setminus ({S_{i + 1}}' \setminus int {S_{i + 1}}') = int {S_{i + 1}}' \setminus int {S_i}' \subseteq int {S_{i + 1}}'\))、しかし、\({N_p}'' \subseteq U_{i + 1, 1} \cup int {S_i}'\)、なぜなら、そうでなければ、\({N_p}'' \subseteq int {S_{i + 1}}'\)であるから、もしも、以下を満たすあるポイント\(p' \in {N_p}''\)、つまり、\(p' \in int {S_{i + 1}}' \setminus (U_{i + 1, 1} \cup int {S_i}')\)、それは\(p' \notin U_{i + 1, 1}\)を意味することになる、があったら、\(p' \in {S_{i + 1}}''' = {S_{i + 1}}' \setminus int {S_i}'\)、したがって、\(p' \in {N_p}'' \cap {S_{i + 1}}''' = N_p \subseteq U_{i + 1, 1}\)、\(p' \notin U_{i + 1, 1}\)に反する矛盾; 任意のポイント\(p \in int {S_i}'\)の周りに、あるオープン(開)(\(T_\alpha\)上で)ネイバーフッド(近傍)\(N_p \subseteq int {S_i}'\)がある、なぜなら、\(int {S_i}'\)は\(T_\alpha\)上でオープン(開)である; したがって、\(U_{i + 1, 1} \cup int {S_i}'\)は\(T_\alpha\)上でオープン(開)である、そして、\((U_{i + 1, 1} \cup int {S_i}') \setminus {S_{i - 1}'}\)は\(T_\alpha\)上でオープン(開)である、任意のオープンセット(開集合)マイナス任意のクローズドセット(閉集合)はオープン(開)であるという命題によって。

\(U_{i - 1, 2} \cup (int {S_i}' \setminus S_{i - 1}')\)に関しては、もしも、\(U_{i - 1, 2}\)が空でなければ、任意のポイント\(p \in U_{i - 1, 2}\)の周りに、あるオープン(開)(\({S_{i - 1}}'''\)上で)ネイバーフッド(近傍)\(N_p \subseteq U_{i - 1, 2}\)がある、\(N_p = {N_p}' \cap {S_{i - 1}}'''\)、ここで、\({N_p}'\)は\(T_\alpha\)上でオープン(開)、\({N_p}'' = {N_p}' \cap (int {S_i}' \setminus {S_{i - 2}}')\)を代わりに使える、なぜなら、いずれにせよ\({N_p}'' \cap {S_{i - 1}}''' = N_p\)、なぜなら、\(N_p \subseteq U_{i - 1, 2} \subseteq int {S_i}' \setminus {S_{i - 2}}'\)(なぜなら、\(U_{i - 1, 2} \subseteq {S_{i - 1}''' \setminus U_{i - 1, 1}\)および\({S_{i - 2}}' \setminus int {S_{i - 2}}' \subseteq U_{i - 1, 1}\)、したがって、\(U_{i - 1, 2} \subseteq {S_{i - 1}}''' \setminus ({S_{i - 2}}' \setminus int {S_{i - 2}}') = ({S_{i - 1}}' \setminus int {S_{i - 2}}') \setminus ({S_{i - 2}}' \setminus int {S_{i - 2}}') = {S_{i - 1}}' \setminus {S_{i - 2}}' \subseteq int {S_i}' \setminus {S_{i - 2}}'\)、\({S_{i - 1}}' \setminus int {S_i}'\)であるから)、しかし、\({N_p}'' \subseteq U_{i - 1, 2} \cup (int {S_i}' \setminus S_{i - 1}')\)、なぜなら、そうでなければ、\({N_p}'' \subseteq int {S_i}' \setminus {S_{i - 2}}'\)であるから、もしも、以下を満たすあるポイント\(p' \in {N_p}''\)、つまり、\(p' \in (int {S_i}' \setminus {S_{i - 2}}') \setminus (U_{i - 1, 2} \cup (int {S_i}' \setminus S_{i - 1}'))\)、それが意味するのは、\(p' \notin U_{i - 1, 2}\)、があったら、\(p' \in {S_{i - 1}}''' = {S_{i - 1}}' \setminus int {S_{i - 2}}'\)、なぜなら、\(p' \in {S_{i - 1}}'\)(なぜなら、そうでなければ、\(p' \in int {S_i}' \setminus {S_{i - 1}}'\)、すると、\(p' \notin (int {S_i}' \setminus {S_{i - 2}}') \setminus (U_{i - 1, 2} \cup (int {S_i}' \setminus S_{i - 1}'))\)、矛盾)および\(p' \notin {S_{i - 2}}'\)、したがって、\(p' \in {N_p}'' \cap {S_{i - 1}}''' = N_p \subseteq U_{i - 1, 2}\)、\(p' \notin U_{i - 1, 2}\)に反する矛盾;任意のポイント\(p \in int {S_i}' \setminus S_{i - 1}'\)に対して、あるオープン(開)(\(T_\alpha\)上で)ネイバーフッド(近傍)\(N_p \subseteq int {S_i}' \setminus S_{i - 1}'\)がある、なぜなら、\(int {S_i}' \setminus S_{i - 1}'\)は\(T_\alpha\)上でオープン(開)であるから、任意のオープンセット(開集合)マイナス任意のクローズドセット(閉集合)はオープン(開)であるという命題によって、したがって、\(U_{i - 1, 2} \cup (int {S_i}' \setminus S_{i - 1}')\)は\(T_\alpha\)上でオープン(開)である。

したがって、\({S_i}''''\)は\(T_\alpha\)上でオープン(開)である。

\({S_i}''''\)は\(j \lt i - 1\)または\(i + 1 \lt j\)のどの\({S_{j}}''''\)ともインターセクトしない(交わらない)、なぜなら、\(j = i - 2\)に対して、もしも、\(0 \lt i - 2\)であれば、\({S_{i - 2}}'''' = {S_{i - 2}}''' \cup U_{i - 3, 2} \cup U_{i - 1, 1}\)および\({S_{i}}'''' = {S_{i}}''' \cup U_{i - 1, 2} \cup U_{i + 1, 1}\)、\({S_{i - 2}}''' \cap {S_{i}}''' = \emptyset\)および\(U_{i - 1, 1} \cap U_{i - 1, 2} = \emptyset\)で、その他のコンビネーションたちは明らかに空である;もしも、\(0 = i - 2\)であれば、単に\(U_{i - 3, 2}\)が存在しないだけで主張は成り立つ;\(j \lt i - 2\)に対しては、事はより明らかである;\(i + 1 \lt j\)に対しては、\(i, j\)の役割を入れ替えればよい。

さて、\(T_\alpha\)の任意のオープンカバー(開被覆)\(\{V_\beta\vert \beta \in B\}\)、ここで、\(B\)はアンカウンタブル(不可算)かもしれないインデックスたちセット(集合)、に対して、それは、各\({S_i}'''\)のオープンカバー(開被覆)である、そして、\({S_i}'''\)はコンパクトであるから、あるファイナイト(有限)サブカバー\(\{V_{i, j} \vert j \in J_i\}\)、ここで、\(J_i\)は\(i\)に依存するファイナイト(有限)インデックスたちセット(集合)、がある、そして、\(\{{V_{i, j}}' := V_{i, j} \cap {S_i}'''' \vert j \in J_i\}\)、それは、\({S_i}'''\)のオープンカバー(開被覆)であり、\({S_i}''''\)に包含されている、を取ろう。

\(\cup_i \{{V_{i, j}}' \vert j \in J_i\}\)は元のオープンカバー(開被覆)のあるローカルにファイナイト(有限)なリファインメント(洗練)である、なぜなら、もしも、それはオープンカバー(開被覆)である、なぜなら、\(T_\alpha\)は\(\{{S_i}'''\}\)によってカバーされており、各\({S_i}'''\)はそれによってカバーされているから;それはリファインメント(洗練)である、なぜなら、\({V_{i, j}}' \subseteq V_{i, j} = V_\beta\); それはローカルにファイナイト(有限)である、なぜなら、任意のポイント\(p \in T_\alpha\)に対して、ある\(i\)に対して、\(p \in {S_i}'''\)、\({S_i}''''\)は\(p\)のオープンネイバーフッド(開近傍)であり、\({S_{i - 1}}''''\)および\({S_{i + 1}}''''\)のみとインターセクトし(交わり)、したがって、\({S_{i - 1}}''''\)、\({S_{i}}''''\)、\({S_{i + 1}}''''\)に包含されている有限の\({V_{i, j}}'\)たちのみとインターセクトする(交わる)。

したがって、各\(T_\alpha\)はパラコンパクトであり、\(T = \{T_\alpha\vert \alpha \in A\}\)はパラコンパクトである。

\(T\)はパラコンパクトであると仮定しよう。

\(T\)のオープンカバー(開被覆)を以下のように取ろう、つまり、各ポイント\(p \in T\)の周りにあるオープンネイバーフッド(開近傍)でそのクロージャー(閉包)がコンパクトであるものを取る、それは可能である、任意のローカルにコンパクトなハウスドルフトポロジカルスペース(空間)に対して、任意のポイントの周りに、オープンネイバーフッド(開近傍)であってそのクロージャー(閉包)がコンパクトであるものがあるという命題によって。\(T\)はパラコンパクトであるから、あるローカルにファイナイト(有限)なリファインメント(洗練)があるが、任意の新オープンネイバーフッド(開近傍)のクロージャー(近傍)は対応する元のネイバーフッド(近傍)のコンパクトクロージャーに包含されており、コンパクトサブスペース(部分空間)内のクローズドセット(閉集合)として、新クロージャー(閉包)は元のクロージャー(閉包)上でコンパクトであり\(T\)上でコンパクトである、任意のトポロジカルスペース(空間)に対して、任意のサブスペース(部分空間)の任意のコンパクトサブセット(部分集合)はベーススペース(空間)上でコンパクトであるという命題によって。本リファインメント(洗練)を\(\{U_\beta\vert \beta \in B\}\)、ここで、\(B\)はあるアンカウンタブルかもしれないインデックスたちセット(集合)、と表わそう。

インダクティブ(帰納的)に、オープンセット(開集合)たち\(\{V_{\beta, i}\}\)でそれらのクロージャー(閉包)たちがコンパクトであるものたちのあるシーケンス(列)を定義しよう、各\(U_\beta\)から開始して。\(V_{\beta, 0} := U_\beta\);\(0 \lt i\)である\(V_{\beta, i}\)に対して、\(\overline{V_{\beta, i - 1}}\)とインターセクトする(交わる)全ての\(U_\beta\)たち、その数は有限である、任意のトポロジカルスペース(空間)の任意のローカルに有限なカバーに対して、任意のコンパクトサブセット(部分集合)は当該カバーの有限数要素たちのみとインターセクトするという命題によって、を取る。それらの\(U_\beta\)たちは\(\overline{V_{\beta, i - 1}}\)のあるオープンカバー(開被覆)を形成する、そして、\(V_{\beta, i}\)をそれら\(U_\beta\)たちのユニオン(和集合)として定義しよう。\(\overline{V_{\beta, i}}\)は それら\(U_\beta\)たちのクロージャー(閉包)たちのユニオン(和集合)である、任意の有限数サブセット(部分集合)たちのユニオン(和集合)のクロージャー(閉包)は当該サブセット(部分集合)たちのクロージャー(閉包)たちのユニオン(和集合)であるという命題によって、そして、コンパクトである、任意のトポロジカルスペース(空間)に対して、任意の有限数コンパクトサブセット(部分集合)たちのユニオン(和集合)はコンパクトであるという命題によって。\(\overline{V_{\beta, i}} \subseteq V_{\beta, i + 1}\)。

\(V_\beta := \cup_i V_{\beta, i}\)、それはいくつかのカウンタブル(可算)\(U_\beta\)たちのユニオン(和集合)である。\(\overline{V_\beta}\)はそれら\(U_\beta\)たちのクロージャー( 閉包)たちのユニオン(和集合)である、任意のトポロジカルスペース(空間)の任意のローカルに有限なオープンカバー(開被覆)に対して、当該カバー(被覆)内の任意のアンカウンタブル(不可算)かもしれないオープンセット(開集合)たちのユニオン(和集合)のクロージャー(閉包)は当該オープンセット(開集合)たちのクロージャー(閉包)たちのユニオン(和集合)であるという命題によって、しかし、各クロージャー(閉包)はある\(\overline{V_{\beta, i}}\)に包含されている、しかし、\(\overline{V_{\beta, i}} \subseteq V_{\beta, i + 1} \subseteq V_\beta\)、したがって、\(\overline{V_\beta} = V_\beta\)。\(V_\beta\)は\(\sigma\)コンパクトである。

\(\{V_\beta\vert \beta \in B\}\)は\(T\)をカバーする、なぜなら、任意のポイント\(p \in T\)に対して、以下を満たすある\(U_\beta\)、つまり、\(p \in U_\beta\)、がある、そして、\(p \in V_\beta\)。

\(\alpha, \beta \in B\)である任意の\(V_\alpha, V_\beta\)に対して、\(V_\alpha = V_\beta\)または\(V_\alpha \cap V_\beta = \emptyset\)であることを証明しよう。

\(V_\alpha \cap V_\beta \neq \emptyset\)であると仮定しよう。あるポイント\(p \in V_\alpha \cap V_\beta\)および以下を満たすある\(U_\gamma\)、つまり、\(\gamma \in B, p \in U_\gamma\)、がある。\(U_\gamma \subseteq V_\alpha\)、なぜなら、ある\(i\)に対して、\(U_\gamma \cap \overline{V_{\alpha, i}} \neq \emptyset\)、したがって、\(U_\gamma \subseteq V_{\alpha, i + 1} \subseteq V_\alpha\)。\(V_\gamma \subseteq V_\alpha\)、なぜなら、そうでなければ、\(V_\gamma \cap (T \setminus V_\alpha) \neq \emptyset\);以下を満たすある\(i\)、つまり、\(V_{\gamma, i} \subseteq V_\alpha\)、(したがって、\(\overline{V_{\gamma, i}} \subseteq V_\alpha\)、\(V_\alpha\)はクローズド(閉)であるから)および以下を満たすある\(\delta \in B\)、つまり、\(U_\delta \cap \overline{V_{\gamma, i}} \neq \emptyset\)および\(U_\delta \cap (T \setminus V_\alpha) \neq \emptyset\)、があることになる、なぜなら、\(V_{\gamma, 0} \subseteq V_\alpha\)で、\(V_{\gamma, i}\)はある\(i\)において\(V_\alpha\)の外に出なければならないだろうから、しかし、ある\(j\)に対して、\(U_\delta \cap \overline{V_{\alpha, j}} \neq \emptyset\)、なぜなら、\(\overline{V_{\gamma, i}} \subseteq V_\alpha\)および\(U_\delta \cap \overline{V_{\gamma, i}} \neq \emptyset\)、すると、\(U_\delta \subseteq V_{\alpha, j + 1} \subseteq V_\alpha\)、\(U_\delta \cap (T \setminus V_\alpha) \neq \emptyset\)に反する矛盾。


しかし、実のところ、\(V_\gamma = V_\alpha\)である、以下のように証明されるとおり。

\(V_\gamma \subset V_\alpha\)だと仮定しよう。

\(V_\alpha\)は\(U_\alpha\)から生成され、\(U_\alpha \subseteq V_\alpha\)、しかし、\(U_\alpha \subseteq V_\gamma\)または\(U_\alpha \subseteq V_\alpha \setminus V_\gamma\)、なぜなら、そうでなければ、\(\lnot U_\alpha \subseteq V_\gamma\)および\(U_\alpha \cap V_\gamma \neq \emptyset\)であるから、すると、ある\(i\)に対して、\(U_\alpha \cap \overline{V_{\gamma, i}} \neq \emptyset\)であるから、\(U_\alpha \subseteq V_{\gamma, i + 1} \subseteq V_\gamma\)、矛盾。

もしも、\(U_\alpha \subseteq V_\gamma\)であったら、ある\(i\)に対して、\(V_{\alpha, i} \subseteq V_\gamma\)(なぜなら、少なくとも\(V_{\alpha, 0} \subseteq V_\gamma\))、\(\overline{V_{\alpha, i}} \subseteq V_\gamma\)、なぜなら、\(V_\gamma\)はクローズド(閉)である、すると、以下を満たすある\(U_\beta\)、つまり、ある\(i\)に対して、\(\overline{V_{\alpha, i}} \cap U_\beta \neq \emptyset\)および\(U_\beta \cap (V_\alpha \setminus V_\gamma) \neq \emptyset\)があることになる(\(V_{\alpha, i + 1}\)が\(V_\gamma\)の内側に居続けないために)、しかし、すると、\(U_\beta \cap V_\gamma \neq \emptyset\)、\(\overline{V_{\alpha, i}} \subseteq V_\gamma\)であるから、ある\(j\)に対して、\(\overline{V_{\gamma, j}} \cap U_\beta \neq \emptyset\)、したがって、\(U_\beta \subseteq V_{\gamma, j + 1} \subseteq V_\gamma\)、\(U_\beta \cap (V_\alpha \setminus V_\gamma) \neq \emptyset\)に反する矛盾、したがって、\(U_\alpha \subseteq V_\gamma\)は不可能である。


もしも、\(U_\alpha \subseteq V_\alpha \setminus V_\gamma\)であったら、ある\(i\)に対して、\(V_{\alpha, i} \cap V_\gamma = \emptyset\)(なぜなら、少なくとも\(V_{\alpha, 0} \cap V_\gamma = \emptyset\))、したがって、\(\overline{V_{\alpha, i}} \cap V_\gamma = \emptyset\)、任意のディスジョイント(互いに素)なサブセット(部分集合)とオープンセット(開集合)に対して、サブセット(部分集合)のクロージャー(閉包)とオープンセット(開集合)はディスジョイント(互いに素)であるという命題によって、そして、\(V_{\alpha, i + 1} \cap V_\gamma = \emptyset\)、なぜなら、そうでなければ、以下を満たす\(U_\beta\)、つまり、\(\overline{V_{\alpha, i}} \cap U_\beta \neq \emptyset\)および\(U_\beta \cap V_\gamma \neq \emptyset\)、があることになる、しかし、すると、ある\(j\)に対して、\(U_\beta \cap V_{\gamma, j} \neq \emptyset\)、\(U_\beta \subseteq V_{\gamma, j + 1} \subseteq V_\gamma\)、それは、\(\overline{V_{\alpha, i}} \cap V_\gamma = \emptyset\)および\(\overline{V_{\alpha, i}} \cap U_\beta \neq \emptyset\)、それが意味するのは、以下を満たすある\(p \in \overline{V_{\alpha, i}} \cap U_\beta\)、つまり、\(p \notin V_\gamma\)、があるということ、に矛盾することになる、したがって、\(p \in U_\beta\)および\(p \notin V_\gamma\)、それは\(U_\beta \subseteq V_\gamma\)に矛盾することになる。したがって、\(V_\alpha \cap V_\gamma = \emptyset\)、それは\(V_\gamma \subset V_\alpha\)に矛盾する、したがって、\(U_\alpha \subseteq V_\alpha \setminus V_\gamma\)は不可能である。


したがって、\(V_\gamma \subset V_\alpha\)は間違いだったのであり、\(V_\gamma = V_\alpha\)。

同様に、\(V_\gamma = V_\beta\)。

したがって、\(V_\alpha = V_\beta\)。

したがって、\(\{V_\beta\vert \beta \in B\}\)の重複を除いたもの\(\{T_\alpha\vert \alpha \in A \subseteq B\}\)、ここで、ある\(\beta \in B\)に対して、\(T_\alpha = V_\beta\)、は\(T\)のあるディスジョイント(互いに素な)オープン(開)カバーであり、\(T = \cup_\alpha T_\alpha\)はいくつかのディスジョイント(互いに素な)オープン(開)\(\sigma\)コンパクトサブスペース(部分空間)たちのユニオン(和集合)である。


参考資料


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