ユークリディアンメトリック(計量付き)トポロジカルスペース(空間)のサブセット(部分集合)はコンパクトである、もしも、サブセット(部分集合)はクローズド(閉)でバウンデッド(有界)である場合、そしてその場合に限って、(ハイネ-ボレル定理)、ことの記述/証明
話題
About: トポロジカルスペース(空間)
About: メトリックスペース(計量付き空間)
この記事の目次
開始コンテキスト
- 読者は、ユークリディアントポロジカルスペース(空間)の定義を知っている。
- 読者は、ユークリディアンメトリックスペース(計量付き空間)の定義を知っている。
- 読者は、コンパクトトポロジカルスペース(空間)の定義を知っている。
- 読者は、トポロジカルスペース(空間)のクローズドサブセット(閉部分集合)の定義を知っている。
- 読者は、メトリックスペース(計量付き空間)のバウンデッドサブセット(有界部分集合)の定義を知っている。
- 読者は、任意のリニアリーオーダードセット(線形順序集合)および任意のサブセット(部分集合)に対して、当該セット(集合)の任意の要素は当該サブセット(部分集合)のサプリマム(上限)である、もしも、当該要素が当該サブセット(部分集合)の各要素に等しいかそれより大きく、当該要素より小さい当該セット(集合)の各要素に対して、より大きい当該サブセット(部分集合)のある要素がある場合、そしてその場合に限って、という命題を認めている。
- 読者は、任意のハウスドルフトポロジカルスペース(空間)の任意のコンパクトサブセット(部分集合)はクローズド(閉)であるという命題を認めている。
- 読者は、任意のファイナイト(有限)数のコンパクトトポロジカルスペース(空間)たちのプロダクトはコンパクトであるという命題を認めている。
- 読者は、アンカウンタブル(不可算)かもしれない数の任意のインデックス付きトポロジカルスペース(空間)たちまたは有限数の任意のトポロジカルスペース(空間)たち、およびそれらのサブスペース(部分空間)たちに対して、当該サブスペース(部分空間)たちのプロダクトはベーススペース(空間)たちのプロダクトのサブスペース(部分空間)であるという命題を認めている。
- 読者は、\(d\)ディメンショナル(次元)ユークリディアントポロジカルスペース(空間)は、いくつかより低いディメンショナル(次元)ユークリディアンスペース(空間)たちの任意のコンビネーションのプロダクトで、プロダクトのディメンション(次元)が\(d\)へ等しいものへホメオモーフィック(位相同形写像)であるという命題を認めている。
- 読者は、任意のトポロジカルサブスペース(部分空間)上の任意のサブセット(部分集合)はクローズド(閉)である、もしも、ベーススペース(空間)上のあるクローズドセット(閉集合)であってそれの当該サブスペース(部分空間)とのインターセクション(共通集合)が当該サブセット(部分集合)であるものがある場合、そしてその場合に限って、という命題を認めている。
- 読者は、任意のコンパクトトポロジカルスペース(空間)の任意のクローズドサブセット(閉部分集合)はコンパクトであるという命題を認めている。
- 読者は、任意のトポロジカルスペース(空間)に対して、任意のサブスペース(部分空間)の任意のコンパクトサブセット(部分集合)はベーススペース(空間)上でコンパクトであるという命題を認めている。
ターゲットコンテキスト
- 読者は、任意のユークリディアンメトリック(計量付き)トポロジカルスペース(空間)の任意のサブセット(部分集合)はコンパクトである、もしも、当該サブセット(部分集合)はクローズド(閉)でバウンデッド(有界)である場合、そしてその場合に限って、(ハイネ-ボレル定理)、という命題の記述および証明を得る。
オリエンテーション
本サイトにてこれまで議論された定義たちの一覧があります。
本サイトにてこれまで議論された命題たちの一覧があります。
本体
1: 構造化された記述
ここに'構造化された記述'のルールたちがある。
エンティティ(実体)たち:
\(d\): \(\in \mathbb{N} \setminus \{0\}\)
\(\mathbb{R}^d\): \(= \text{ 当該ユークリディアンメトリック(計量付き)トポロジカルスペース(空間) }\)
\(S\): \(\subseteq \mathbb{R}^d\)
//
ステートメント(言明)たち:
\(S \in \{\mathbb{R}^d \text{ の全てのコンパクトサブセット(部分集合)たち }\}\)
\(\iff\)
\(S \in \{\mathbb{R}^d \text{ の全てのクローズドサブセット(閉部分集合)たち }\} \cap \{\mathbb{R}^d \text{ の全てのバウンデッド(有界)サブセット(部分集合)たち }\}\)
//
2: 証明
全体戦略: ステップ1: 任意のクローズドインターバル(閉区間)\([r_1, r_2] \subseteq \mathbb{R}\)はコンパクトであることを見る; ステップ2: \(S\)はコンパクトであると仮定する; ステップ3: \(S\)はクローズド(閉)であることを見る; ステップ4: \(S\)はバウンデッド(有界)であることを見る; ステップ4: \(S\)はクローズド(閉)でバウンデッド(有界)であると仮定する; ステップ5: \(S \subseteq [-n, n]^d\)であること、\(S\)は\([-n, n]^d\)上でコンパクトであること、\(S\)は\(\mathbb{R}^d\)上でコンパクトであることを見る。
ステップ1:
任意のクローズドインターバル(閉区間)\([r_1, r_2] \subseteq \mathbb{R}\)はあるコンパクトサブセット(部分集合)であることを見よう。
\(\widetilde{U} := \{U_j \subseteq \mathbb{R} \vert j \in J\}\)を\([r_1, r_2]\)の任意のオープンカバー(開被覆)としよう。
\(Q := \{r \in [r_1, r_2] \vert [r_1, r] \text{ は } \widetilde{U} \text{ のあるファイナイト(有限)サブカバー(部分被覆)を持つ }\}\)を定義しよう: \(\widetilde{U}\)は\([r_1, r]\)のあるオープンカバー(開被覆)である。
\(Q\)は空でない、なぜなら、\(r_1 \in Q\)(\(r_1 \in U_j\)を満たすある\(U_j\)があり、\(\{U_j\}\)はあるファイナイト(有限)サブカバー(部分被覆)である)、そして、\(Q\)はアッパーバウンデッド(上に有界)である、なぜなら、\(r \le r_2\)。
したがって、サプリマム(上限)\(r' := Sup (Q)\)が存在する、\(\mathbb{R}\)のあるプロパティとして、よく知られているとおり。
\(r_1 \le r' \le r_2\)、なぜなら、もしも、\(r_2 \lt r'\)であったら、以下を満たすある\(r'' \in Q\)、つまり、\(r_2 \lt r''\)、があることになる、任意のリニアリーオーダードセット(線形順序集合)および任意のサブセット(部分集合)に対して、当該セット(集合)の任意の要素は当該サブセット(部分集合)のサプリマム(上限)である、もしも、当該要素が当該サブセット(部分集合)の各要素に等しいかそれより大きく、当該要素より小さい当該セット(集合)の各要素に対して、より大きい当該サブセット(部分集合)のある要素がある場合、そしてその場合に限って、という命題によって、矛盾。
\(r' \in Q\)であることを見よう。
\(r' \notin Q\)であると仮定しよう。
\(r_1 \lt r'\)、なぜなら、\(r' \neq r_1\)、なぜなら、\(r_1 \in Q\)。
以下を満たすある\(U_j \in \widetilde{U}\)。つまり、\(r' \in U_j\)、があることになる、なぜなら、\(r' \in [r_1, r_2]\)、ある\(B_{r', \epsilon} \subseteq U_j\)があることになる、したがって、以下を満たすある\(r''\)、つまり、\(r_1 \lt r'' \lt r'\)および\(r'' \in B_{r', \epsilon} \subseteq U_j\)、があることになる、しかし、以下を満たすある\(r''' \in Q\)、つまり、\(r'' \lt r'''\)、があることになる、任意のリニアリーオーダードセット(線形順序集合)および任意のサブセット(部分集合)に対して、当該セット(集合)の任意の要素は当該サブセット(部分集合)のサプリマム(上限)である、もしも、当該要素が当該サブセット(部分集合)の各要素に等しいかそれより大きく、当該要素より小さい当該セット(集合)の各要素に対して、より大きい当該サブセット(部分集合)のある要素がある場合、そしてその場合に限って、という命題によって、それが意味することになるのは、\([r_1, r''']\)はあるファイナイト(有限)サブカバー(部分被覆)を持っていたということ、すると、当該サブカバー(部分被覆)プラス\(U_j\)は\([r_1, r']\)に対するあるファイナイト(有限)サブカバー(部分被覆)だということになる、なぜなら、各\(r \in [r_1, r''']\)に対して、\(r\)は\([r_1, r''']\)に対する当該サブカバー(部分被覆)内に包含されていた、その一方で、各\(r \in (r''', r']\)に対して、\(r \in B_{r', \epsilon} \subseteq U_j\)、それが意味することになるのは、\(r' \in Q\)、\(r' \notin Q\)に反する矛盾。
\(r' \lt r_2\)であると仮定しよう。
以下を満たすある\(U_j \in \widetilde{U}\)、つまり、\(r' \in U_j\)、があることになり、ある\(B_{r', \epsilon} \subseteq U_j\)があることになり、以下を満たすある\(r'' \in B_{r', \epsilon}\)、つまり、\(r' \lt r'' \lt r_2\)、があることになる。
すると、\([r_1, r']\)は\(\widetilde{U}\)のあるファイナイト(有限)サブカバー(部分被覆)を持っていたところ、\([r_1, r'']\)は当該サブカバー(部分被覆)プラス\(U_j\)をあるファイナイト(有限)サブカバー(部分被覆)として持つことになる、なぜなら、各\(r \in [r_1, r']\)に対して、\(r\)は\([r_1, r']\)に対する当該サブカバー(部分被覆)内に包含されていた、その一方、各\(r \in (r', r'']\)に対して、\(r\)は\(B_{r', \epsilon} \subseteq U_j\)内に包含されていることになる、それが意味するのは、\(r'' \in Q\)、\(r'\)がサプリマム(上限)であったことに反する矛盾。
したがって、\(r' = r_2\)。
したがって、\([r_1, r_2]\)はあるファイナイト(有限)サブカバー(部分被覆)を持つ。
したがって、\([r_1, r_2]\)はあるコンパクトサブセット(部分集合)である。
ステップ2:
\(S\)はコンパクトであると仮定しよう。
ステップ3:
\(\mathbb{R}^d\)はハウスドルフである、よく知られているとおり。
\(S \subseteq \mathbb{R}^d\)はクローズド(閉)である、任意のハウスドルフトポロジカルスペース(空間)の任意のコンパクトサブセット(部分集合)はクローズド(閉)であるという命題によって。
ステップ4:
\(\{B_{0, n} \subseteq \mathbb{R} \vert n \in \mathbb{N} \setminus \{0\}\}\)は\(S\)のあるオープンカバー(開被覆)である、なぜなら、各\(s \in S\)に対して、\(s \in B_{0, n}\)、ある\(n\)に対して。
\(S\)はコンパクトであるから、あるファイナイト(有限)サブカバー(部分被覆)\(\{B_{0, n} \vert n \in N\}\)、ここで、\(N \subseteq \mathbb{N} \setminus \{0\}\)はあるファイナイト(有限)サブセット(部分集合)、がある。
\(n' := Max (N)\)があり、\(S \subseteq B_{0, n'}\)。
したがって、\(S\)はバウンデッド(有界)である。
ステップ4:
\(S\)はクローズド(閉)でバウンデッド(有界)であると仮定しよう。
ステップ5:
以下を満たすある\(r \in \mathbb{R}\)、つまり、\(S \subseteq [-r, r]^d\)、がある。
\([-r, r]\)はコンパクトである、ステップ1によって。
\([-r, r]^d\)、当該プロダクトトポロジカルスペース(空間)として、はコンパクトである、任意のファイナイト(有限)数のコンパクトトポロジカルスペース(空間)たちのプロダクトはコンパクトであるという命題によって。
\([-r, r]^d \subseteq \mathbb{R}^d\)、当該トポロジカルサブスペース(部分空間)として、は、\([-r, r]^d\)、プロダクトトポロジカルスペース(空間)として、である、アンカウンタブル(不可算)かもしれない数の任意のインデックス付きトポロジカルスペース(空間)たちまたは有限数の任意のトポロジカルスペース(空間)たち、およびそれらのサブスペース(部分空間)たちに対して、当該サブスペース(部分空間)たちのプロダクトはベーススペース(空間)たちのプロダクトのサブスペース(部分空間)であるという命題および\(d\)ディメンショナル(次元)ユークリディアントポロジカルスペース(空間)は、いくつかより低いディメンショナル(次元)ユークリディアンスペース(空間)たちの任意のコンビネーションのプロダクトで、プロダクトのディメンション(次元)が\(d\)へ等しいものへホメオモーフィック(位相同形写像)であるという命題によって。
したがって、\([-r, r]^d \subseteq \mathbb{R}^d\)、当該トポロジカルサブスペース(部分空間)として、はコンパクトである。
\(S\)、\(\mathbb{R}^d\)上でクローズド(閉)、は、\([-r, r]^d\)上でクローズド(閉)である、任意のトポロジカルサブスペース(部分空間)上の任意のサブセット(部分集合)はクローズド(閉)である、もしも、ベーススペース(空間)上のあるクローズドセット(閉集合)であってそれの当該サブスペース(部分空間)とのインターセクション(共通集合)が当該サブセット(部分集合)であるものがある場合、そしてその場合に限って、という命題によって: \(S = S \cap [-r, r]^d\)。
したがって、\(S\)は\([-r, r]^d\)上でコンパクトである、任意のコンパクトトポロジカルスペース(空間)の任意のクローズドサブセット(閉部分集合)はコンパクトであるという命題によって。
すると、\(S\)は\(\mathbb{R}^d\)上でコンパクトである、任意のトポロジカルスペース(空間)に対して、任意のサブスペース(部分空間)の任意のコンパクトサブセット(部分集合)はベーススペース(空間)上でコンパクトであるという命題によって。